マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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子どもの魔よけを知る奈良県立民俗博物館・スポット展「背守り」の習わし

2023年05月24日 07時54分29秒 | 民俗を観る
出かけたくても出かけられないこのコロナ禍、緊急対策措置対応中に展示された奈良県立民俗博物館・スポット展。

奈良県立民俗博物館駐車場入り口に立てた「県民のみなさん」に通知する看板は「新型コロナウイルス感染症 奈良県緊急措置」。



実行期間は、令和3年4月27日から翌月のGW明けの5月11日まで。

県立大和民俗公園入り口にも立て看板がある。



予定されていた人が集まる5月1日から5日までの催し「子供の日イベントウィーク」は、みな中止の判断。

担当の人たちが工夫し、材料も調えて子どもたちを待っていたが・・・

ガラスケース越しに拝見する「背守り」の習わし。



あれこれ、さまざまな民俗取材を重ねてきたが、私にとっては、初ものの民俗。



「背守り」とは、なんぞえ、である。



ネット探しに見つかったLIXIL出版発行の佐治ゆかり・夫馬佳代子著『背守り 子どもの魔よけ』



子どもの着物の背中に、魔除けとして刺繍をほどこす「背守り」の習わしに着目し、実際に刺繍された着物3点と見本帖を紹介していた。



また、武者人形や虎の人形など、端午の節句にちなんだ玩具もあわせて、魔除けとして親しまれたデザインは、鍾馗さんに張り子の虎。



フリーライター・マキタミクさんが、執筆された「魔除けの刺繍「背守り」とは?意味やデザインの種類、歴史を解説!」になるほど、である。

私の取材に拝見したのは、我が家の子たちに飾った張り子の虎くらい。

尤も、子供の日だから、前庭に鯉のぼりを揚げていたが、子どものころだけである。

そのころに咲くサツキ群。

美しき花の群生。



これだけ見事に咲いている県立大和民俗公園入口。

向こう側に建つ古民家を添えて何枚か、撮っていた。



真っ青な空は、まさに五月晴れ。

穏やかな風に、コロナ禍に悶絶していた気持ちも落ち着き。

古民家イベントは、中止になったが、屋内に「背守り」。



屋外に、美しきサツキに心の癒し。

(R3. 5. 1 SB805SH撮影)


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