マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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NaRaFamily6階のたんとと和くらのとろたん定食

2015年04月11日 08時50分00秒 | 食事が主な周辺をお散歩
今日はどこへも行かない返事をしたかーさんの答えはお見舞いの果物だ。

購入すると決めたお店は近鉄電車西大寺駅より北東のNaRaFamily。

親しみを込めて「ならファ」と呼ばれている。

買い物がてらに昼食もということで出かけた。

食事処は京都錦・柳馬場炭火の「たんとと和くら」。

本場仙台の牛たんが味わえるお店はかーさんのお勧め。

仙台名物の牛たんをメインにしている「杜もと」で食べたことがある。

極厚炙り牛たんは美味かったが、かーさんはそれよりもっと美味いというのである。

味を占め覚えた味覚は忘れられない。

もう一度食べたいという「たんとと和くら」は6階のフードレストラン内にある。

店名に「たんとと」とあるように、牛たんとトロ魚が主役のお店。

いずれも炭火で焼いた料理が売り物のようだ。

数多くあるメニューにはお酒の肴に合う一品もある。

夜はビジネスマン、昼は買い物客をあてこんだメニューなのであろう。

案内された席につくやいなや店員さんに頼んだとろたん定食は1490円。

私にとっては極上の料理。

かーさんが出先で食べる金額はごく普通のようだが、私一人では、まず頼むことのない高額商品。

メニュー一覧には1590円のところ、特別価格で1490円とある。

高額商品はさらに上がある。

特上、極厚と銘うったとろたん炭火焼定食は1950円。

これも特別価格の1850円のご奉仕価格。

味にどれほどの差があるか、食べてみなきゃ判らないが、そこまでは求めていないかーさん。

二人揃って同じメニューを注文した。

本場仙台の牛たんの違いをお知らせしている。

厳選した材料は皮剥きし、分厚くスライス。

数日間をかけて仕込みの熟成で、柔らかく風味豊かな牛たんを仕上げたとある。

調理場は店内の格子戸から拝見することも可能だ。

若い調理店員さんが焼きあげた牛たんが膳に盛られて運ばれた。



横から見ても判る分厚さだ。

香ばしい匂いがテーブルに漂う。

炭火焼きとは書いてなかったが、明らかに焼き目がある。

定食には出汁で溶いたとろろに麦めしがつく。

汁物はおそらくテール肉のスープであろう。

香物の白菜漬けもあるご飯の盛りは大・中・小を選べる。

私は中で、かーさんは小を頼んでいた。

椀の大きさは明らかに違うが、盛り量はそれほどでもない。

店員さんが言った。

「麦めしとスープはお代りができます」である。

最初に口にしたのはスープ。

濃い目の味である。

こってりでもなく透き通るような味ではある。

底に沈んでいたお肉は柔らかい。

溶けてしまうような柔らかさだ。

漬けものはあっさり系でさっぱりしている。

麦ご飯を口に入れる前に食べた牛たん。

ぎゅうっと噛んだ。

じゅわっとほとばしる肉味。

牛たんだと思ってかみ切りたい。

ところが切れない。

歯でかみ切ることができないのだ。

見苦しいが箸で引っぱってみた。

ぐいぐい引っ張っても切れない。

なんだかおかしいと思った牛たん。

切れずに一枚丸ごと口に放り込んだ。

ぐにゅぐにゅ感の肉。

柔らかく焼いた結果なのであろうか。

噛んでも、噛んでも喉が通らない牛たんがちっとも小さくならない。

ぐにゅぐにゅしている間にかーさんは数切れの牛たんをたいらげる。

私は選んだ右端の一枚目の牛たんに難儀していた。

同じ厚切りなのだが、どうもおかしいのである。

数分間もかかった牛たんは大きなまま無理やり喉を潜らせた。

添えつけの野菜サラダを食べる。

これもあっさり系のコールスローや漬けものをおかずに麦めしを食べる。

味わいは次に移って、出汁とろろをかける。



とろとろの麦めしはつるつると喉が通る。

麦めしは堅めでもなく、柔らかくでもなく美味いのである。

一枚の牛たんを食べるのが怖くなったが、もう一枚。

これも同じ食感で、ぐにゅぐにゅ。

またもや切れ味悪い牛たん。

一枚目と同じように難儀して喉を通らせた。

皿に盛られた牛たんは七切れ。

あと5枚もある。

先にとにかく喰ってしまえと思ってサラダ、漬けもので麦めしとろろを味わう。

恐怖の牛たん喰いは3枚目、4枚目も同じだ。

かーさんはとっくにたいらげていた。

ところがだ。

5枚目はザクっと難なく切れるのだ。

歯ごたえもあって美味さもある本来の味。

牛たんはこれでなくちゃと、思うが、次の一枚は元に戻るのだろうか。

これほど食べるのに苦労するのは初めてだ。

箸も進まない牛たん定食。

心配していたが、6枚目、7枚目とも美味かった。

おかわりスープも欲しかったが、頼まなかった。

支払いはクレジットカード。

消費税を入れて3218円だった。

レジの店員さんにこの日の味わいを伝えたが、「そうでしたが、申しわけございません」の一言だった。

恐怖の牛たんが恐ろしくなって、2度と行かなくなった。

(H26. 9. 9 SB932SH撮影)


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