マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

斑鳩幸前山久のハイカラうどん握り六貫

2015年04月12日 08時19分34秒 | 食事が主な周辺をお散歩
前日は奈良県文化会館で展示された「第12回奈良県美術人協会写真部会員展」。

精力的に活動をされている方々の作品を拝見した。

さすがのプロ集団。

目のつけどころが一味違う。度々お会いする方もおられるが、一年に一度の方も。何年振りかにお会いした報道写真家の方もおられた。

会話が弾んでワイガヤになった展示場。

よく見かける風景写真も多いが、初めて観るハイカラな写真もある。

とらえる視点は勉強になる。

で、この日は「第27回三郷町芸術祭美術展」。

三郷町文化センターで開催されていた。始めて知った美術展はD.A.Nプランニングを主宰されている宮崎一郎さん。

案内状には「宮崎でーす!!又見にきて下さい!!」とあった。

作品の写真を展示されているのだろう。

そう思って拝覧させていただいた写真の部。

なんと審査員を勤めていたのだった。

写真よりも感動したのは受付の会場。壁にあった書の展示。

「今しかない、「なりきる やりきる おもいきる」、「時がくれば花も咲く じたばたすることはない」、「ばかをみてもやっぱり正直が一番」、「雨の日もある 風の日もある」、「人生はいつでもいまが最高のとき」の詞を書で現した作品群。

「そうなんだよなあ」と思って心に刻んだ書の作品もあれば、洋画・日本画に陶芸もある。

幾何学的なワケが判らん画もあるが、何故か感動する心象作品もある。

陶芸は器だけだと思っていたが、そうではない。

造形、印象的な作品もあった展示会の作品目録には選評もある。

一つ、一つ作品を観ては選評を拝読して帰路につく時間帯は丁度昼どき。

斑鳩町から東進する。

左手に見えた食事処、「うどんと寿司」の看板。

株式会社さんきゅうが経営する関西の寿司店だ。

かつてこの場は靴屋さんだった。

倉庫のような建物で販売していた。

何度か買ったこともある靴屋さんはいつしか消えた。

数年経ったころだったか、お店は「うどん寿司」の看板になっていた。

「回転」の文字がないから、一般的な寿司屋さんでうどんもある・・・というような感じだった。

何度も通る国道24号線。

通り過ぎれば機会損失だと思って玄関のドアを開けて入店した。

メニューのほとんどが定食もの。

レストラン街にあるようなディスプレイに並んだメニューにたじろいだ。

引き下がるわけにもいかず、ドアを開ける。

「いらっしゃいませ」の案内でカウンター席につく。

メニューを探す。いつもならワンコイン以内。

今日は特別だと思ってはりこむが千円までとしよう。

そう思って選んだメニューはハイカラうどんに握り六貫がついた定食。

入店した理由の一つは手打ちうどん。

回転寿司ではお目にかかれない。

経営社名は「さんきゅう」だが、入店したお店は「山久」と書いて「やまひさ」と呼ぶようだ。

平成24年3月にリニューアル開店した法隆寺店は幸前にある。

「山久」のメニューは、セット定食だけでなく、一品の握り寿司もあればうどんもある。

カウンター席の向こう側は板前さんがいる場。



握る格好は見られなかったが、寿司ネタが並んでいた。

いかにも美味そうな魚介類がケース内で光っている。

新鮮みを感じる輝きである。

カウンターに運ばれた注文の品。



大きな器に天かすがいっぱい盛られたハイカラうどん。

トッピングは大量の刻んだネギだ。

握り寿司はサーモン、イカ、マグロ、鴨ロース肉、ボタンエビにタイであろう。

一口目はサーモンにした。

たっぷり脂がのっているサーモンには生姜を添えていて、美味い。

イカも食べた。

新鮮な味がとろけるように舌に纏わる。

ハイカラうどんは手打ち。

コシがある麺が喉をぐぐっと通る。

手打ちだから麺の太さは一定していない。

これが美味いのである。

出汁は何だろうか。

もしかとすれば昆布だし、それとも鰹出汁。

私の味覚では決定しない関西風。

つるつるさらいあげる箸は杉。

しっくりと手に馴染む。

杉の箸だから麺はしっかりと掴んでくれる。

うどんをたいらべて再び握り寿司へ移った。

やや大き目のマグロは中トロ手前。

赤身のマグロも美味い。

次は鴨ロースと思われる握り寿司。

肉臭さもなく、添えたマヨネーズであっさり感は丁度いい。

次は頭もついていた大きなエビ。

ぷりぷり感がたまらない。

おそらくボタンエビであろう。

尻尾にも甘み、旨みが詰まっているが、頭はいただけない。

何故か冷凍ものに思えた。

まさか、頭を食べる人はいないだろうと思ってか、飾りだけの頭だった。

最後の口なおしはタイ。

シコシコしたタイで〆た握り寿司に大満足。

満足したのはそれだけでなく、うんどの出汁もある。

舌が馴染んだ出汁の美味さ。

掬っては飲む、掬っては飲むで底まで達した。

どれをとっても美味かった「山久」の握り寿司とうどん。

これなら家人を誘ってもう一度来店したいと思った。

「美味しかった」とレジに伝えた支払いは、現金払いの税込みの896円。

お値段以上に味わえた。

(H26. 9.11 SB932SH撮影)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。