蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

これから大変だ

2016年07月20日 10時35分38秒 | 小川耕太郎
私は山が好きなので、少しでも木を売って、山に返したいという思いが強く、
「木もちe-デッキ」、「木もちe-外壁」、「蜜ロウワックス仕上げのフローリング」、
「木製ブラインド」などを商品化し、販売を続けてきました。


先日も、「杉赤身追い柾目フローリング」の事を紹介しましたが、
小川耕太郎WOODSELECTというサイトも作って
「栃」、「おにぐるみ」、「ブナ」などのフローリングを商品に加え、頑張っております。


でも先日、配送をお願いしていた佐川急便さんが弊社に来られ、
もう長物は取り扱わないという方針を伝えてきました。


配送を担当する人手が不足していて、女性ドライバーが増え、
トラックも小型化しているので、長物は基本的に取り扱わないそうです。


どうしてもという時は運んでもらえますが、配送料金が今の4~5倍になります。
8月からはもう、翌日お届けはもちろん、現場お届けも難しくなりそうです。


近く、そんな風になるだろうと予測し、2m材で対応するようにしようと考えていましたが、甘かった。
2m材でも4~5倍の配送料金でした。ガーン。


昨日、弊社の竹村が近鉄物流の方に会って、何とか運んでもらえないか交渉して来ましたが、
運べる範囲、納期、配送料金が今までと全く違ってしまいます。


今も、フローリングが4枚足らなかったので何とかしてくれという電話に急遽対応して、
明後日発送、土曜日着で現場お届けの手配をしましたが、こういったことは完全に不可能になります。




材木屋さんが在庫をしなくなり、工務店さんも現場受け取りが当たり前になり、
宅急便の普及と配送料金のダンピング競争があったことで、
我々のようなトラックも持っていない会社でも、木材の販売に乗り出すことが出来ました。


弊社は、「今は手間を惜しみたがるから、その手間を弊社が負担することで、売上を伸ばす」と考えていました。
その考えの元、色々な手間をかけた木材製品を作ってきました。


「木もちe-デッキ」が、いろいろな問題を抱えながらも、
かなりの金額を販売できたのも、数千本もの在庫をし、午前中のご注文は全てその日のうちに佐川さんに運び、
近場だったら翌日に、現場にお届けするという仕組みがあったことが大きかったのです。
他の運送会社が運びたがらない荷物も運んでくれる佐川さんがいたことで成り立ったのです。


今まで佐川さんには、三重県から遠くは九州や北海道まで、多くの材を運んでもらっていました。
佐川急便さん、今まで重い荷物を運んでくれてありがとうございました。


その運送屋さんが手間のかかる荷物を運びたくなくなってしまった。
弊社も変化していかなくてはなりません。
どっちの方向に?


「どこでもドア」の研究からかな?





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