前回の続きになります。小川耕太郎∞百合子社は、荒木敏雄先生(ストリートスタジオ)にデザインを依頼しています。
荒木先生の制作するカタログは、カタログ自身が自立してお客様とコミュニケーションをとれるようデザインしてくれます。
商品を手にする時に「カッコイイ 美しい」は必要な要素ではありますが、
そのカッコイイ 美しさは「用(必要性)」を探求した結果、
完成度を高めカッコ良くなったのかを重視されています。
今回も前回同様に、荒木先生の考える「必要性から生まれた造形」について、書かせていただきました。
荒木先生のご家庭は、家族や仲間と一緒によくキャンプにいかれます。
極力なにも持たず、自然の中に身を置くことで、
人と自然、人と人、モノと人などの
コミュニケーションが良く見えるそうです。
「ナイフが一本あるだけで嬉しくなる。」といわれます。
釣った魚をナイフでさばく、ナイフで料理をする、ナイフを使い、小枝から箸をつくる 他。
ナイフを使うことに通して、みえてくるつくり手の考えや一生懸命工夫した姿に共感を持たれるそうです。
最近ではナイフを発注する過程で
自分だったらこんなナイフの形状が良いな~と思いながらスケッチをし
模型までお越しています。
ナイフを発注する工程をも、趣味とされる荒木先生は
長勝鋸とナイフでナイフの模型をつくられます。
「鋸一本一本の刃をみるだけで、いや~本当に凄い。鋸の形状を変えずに研ぎだけで、ここまで切れ味を変えることができるなんて
鋸研ぎ(目立て)というよりオーダーメイドの世界だね。」
と感動されていました。
荒木先生をみていると、本当につくることが好きで、仕事は楽しんでするものというモットーがよくわかります。
どんな条件や環境でも、どこかで楽しまないと
研究心や情熱は持ち続けられないのだと思います。
いつも、仕事を通してたくさんのことを教えていただきありがとうございます。
次回いつになるかわかりませんが、いつも大勢の人が集まる、荒木先生の住いのお話をさせていただきます。
クリックするとご覧いただけます。
「自分でつくる住いの形」は小川耕太郎∞百合子社の商品をつかっていただいているお客様の
ライフスタイルや考え方をご紹介させていただいています。
今回、ご紹介させていただいた、デザイナー荒木敏雄先生のお話は第2話となります。
第一話は「 必要性から生まれた、デザインや空間に、魅力を感じる~自分でつくる住いの形~」になります。
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