20日から23日まで、福井県と滋賀県に出張していました。
今回の出張は、妻と娘、倉本社員、和紙の研究家吉井さんの5人で出かけました。
まず最初に伺ったのは福井県越前市にお住まいの
9代目岩野市兵衛さんの所です。(下の写真)

岩野さんは重要無形文化財、つまり人間国宝です。
岩野さんの漉く奉書を小川耕太郎∞百合子社で販売したいと
ご挨拶を兼ねてお願いに行きました。
岩野さんが手に持つ和紙が越前奉書です。
その前にあるジャパンブルーの紙が越前奉書を藍染し、
再度溶かして漉きかえした藍染和紙です。
これらの和紙をこの秋から販売します。
岩野さんにはソーダ灰を使わず、草木灰で特別に漉いてくださいとお願いしました。
(最近はソーダ灰を使って漉くことが多く、草木灰で漉くのは約2年ぶりだそうです。)
また、その紙を藍で染めて漉きかえすのは
もうずっとやっていないとおっしゃっていました。
越前奉書を藍で染めるのは滋賀の「紺九」さんです。
紺九さんのご主人である森さんも国指定、有形文化財選定技術保持者のです。
http://www.eonet.ne.jp/~uzura1226/aizome.html
紺九さんのところで越前奉書ではありませんが、
2枚の藍染め和紙を見せていただきました。(下の写真)
色の濃いのが染めただけの和紙で
その紙をすき返すと色が薄くなり、下の紙のようになるそうです。

この後、シルク糸を染める作業や和紙を染める作業も見せていただきました。
面白いですよ。藍の甕から出した時は緑が買った茶色なんですが、
藍を搾り取り、空気に触れさせると一瞬で藍色に変化するんです。
私達が伺う前には、外国人の方が数十人も見学に来ていたらしく、
「マジック!」と口々に叫んでいたそうです。本当にマジックでした。
さてさて、このように紙の製作現場を訪ね歩き、
白い奉書、濃淡2枚の藍染め和紙を制作していただくことに決めました。
ちなみに先代岩野市兵衛さん(先代も人間国宝)が漉いた
奉書と藍染めの奉書は「桂離宮の松琴亭」の襖や壁に使われました。
(下をクリックしてみてください)
http://image-search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&p=%E6%9D%BE%E7%90%B4%E4%BA%AD
弊社がなぜ和紙を取り扱うことにしたかと言いますと、
桂離宮の襖に使われたほどの和紙がほとんど使われなくなり、
何年も漉かれていないと知り、
生意気にも
「それだったら私達が使われるようにしてやろう。」と思ったからです。
どこまで出来るか分かりませんが、やってやろうじゃないの。
草木灰で漉いた奉書を紺九さんで染めていただいて、
再度漉きかえした藍染和紙を一舟分全部買い取ります。
一舟分全部でないと岩野さんのところで在庫しなくてはいけなくなるから
資金的に大変ですがそうすることにしました。
買い取った紙は岩野さんに保管していただいて、
ご注文いただいた方には、岩野さんのところから送ってもらうことになります。
いかがでしょうか?
家の壁に貼ってやろうという方はいませんか?
表具屋さんもそれだけの腕を持っている方でないと貼れません。
メチャメチャ高いことになるでしょう。
それでもやってやろうという方を募集します。
「こんな和紙を貼れるようになりたい」
というやる気のある表具屋さんがいたら、是非連絡を下さい。
初めの何軒分かはほとんど利益無しで協力します。
和紙の専門家でもない私が、また無謀な挑戦を始めます。
無謀と分かっていても止まらない。
でも、ドキドキするほど楽しい。
今回の出張は、妻と娘、倉本社員、和紙の研究家吉井さんの5人で出かけました。
まず最初に伺ったのは福井県越前市にお住まいの
9代目岩野市兵衛さんの所です。(下の写真)

岩野さんは重要無形文化財、つまり人間国宝です。
岩野さんの漉く奉書を小川耕太郎∞百合子社で販売したいと
ご挨拶を兼ねてお願いに行きました。
岩野さんが手に持つ和紙が越前奉書です。
その前にあるジャパンブルーの紙が越前奉書を藍染し、
再度溶かして漉きかえした藍染和紙です。
これらの和紙をこの秋から販売します。
岩野さんにはソーダ灰を使わず、草木灰で特別に漉いてくださいとお願いしました。
(最近はソーダ灰を使って漉くことが多く、草木灰で漉くのは約2年ぶりだそうです。)
また、その紙を藍で染めて漉きかえすのは
もうずっとやっていないとおっしゃっていました。
越前奉書を藍で染めるのは滋賀の「紺九」さんです。
紺九さんのご主人である森さんも国指定、有形文化財選定技術保持者のです。
http://www.eonet.ne.jp/~uzura1226/aizome.html
紺九さんのところで越前奉書ではありませんが、
2枚の藍染め和紙を見せていただきました。(下の写真)
色の濃いのが染めただけの和紙で
その紙をすき返すと色が薄くなり、下の紙のようになるそうです。

この後、シルク糸を染める作業や和紙を染める作業も見せていただきました。
面白いですよ。藍の甕から出した時は緑が買った茶色なんですが、
藍を搾り取り、空気に触れさせると一瞬で藍色に変化するんです。
私達が伺う前には、外国人の方が数十人も見学に来ていたらしく、
「マジック!」と口々に叫んでいたそうです。本当にマジックでした。
さてさて、このように紙の製作現場を訪ね歩き、
白い奉書、濃淡2枚の藍染め和紙を制作していただくことに決めました。
ちなみに先代岩野市兵衛さん(先代も人間国宝)が漉いた
奉書と藍染めの奉書は「桂離宮の松琴亭」の襖や壁に使われました。
(下をクリックしてみてください)
http://image-search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&p=%E6%9D%BE%E7%90%B4%E4%BA%AD
弊社がなぜ和紙を取り扱うことにしたかと言いますと、
桂離宮の襖に使われたほどの和紙がほとんど使われなくなり、
何年も漉かれていないと知り、
生意気にも
「それだったら私達が使われるようにしてやろう。」と思ったからです。
どこまで出来るか分かりませんが、やってやろうじゃないの。
草木灰で漉いた奉書を紺九さんで染めていただいて、
再度漉きかえした藍染和紙を一舟分全部買い取ります。
一舟分全部でないと岩野さんのところで在庫しなくてはいけなくなるから
資金的に大変ですがそうすることにしました。
買い取った紙は岩野さんに保管していただいて、
ご注文いただいた方には、岩野さんのところから送ってもらうことになります。
いかがでしょうか?
家の壁に貼ってやろうという方はいませんか?
表具屋さんもそれだけの腕を持っている方でないと貼れません。
メチャメチャ高いことになるでしょう。
それでもやってやろうという方を募集します。
「こんな和紙を貼れるようになりたい」
というやる気のある表具屋さんがいたら、是非連絡を下さい。
初めの何軒分かはほとんど利益無しで協力します。
和紙の専門家でもない私が、また無謀な挑戦を始めます。
無謀と分かっていても止まらない。
でも、ドキドキするほど楽しい。