-------------------------------------------------------------------------------------
尾鷲ヒノキ、熊野杉を使った内装材(蜜ロウワックス仕上げのフローリングと木製ブラインド)
+外装材(木もちeーデッキ、外壁)の販路拡大による新規雇用
-------------------------------------------------------------------------------------
先日、三重県より地域資源を活用した雇用創出事業の補助金が下りることになりました。
それに伴い、
地域材の販売ツールのための企画、ビジュアル化、文章化ができる経験者を募集しています。
小川社の場合は、基本は発送~デザインワークまで一通り経験し、
商品が出来るまでの過程、流通を経験したうえで、
具体的な営業ツール(カタログ・web など)の提案ができる方を求めています。
と・・・文章に書いてもなかなか分かりにくいと思いますので
求人サイト「仕事百貨」さんに依頼し、求人をすることにしました。
仕事百貨様のサイトでは7月上旬に求人情報がUPされます。
小川社サイドからもFACEBOOKやブログを通じて
何度かにわけて求人をさせていただきます。
________________
具体的な営業ツールの提案って何?
________________
参考までに今回は蜜ロウワックスのパッケージ→販促物が出来るまでの過程をお話しをさせていただきます。
__________________
想いを形にする作業
_________________
[購入されるお客様] お客様と直接話しどんな人がご購入されるか?理解する作業
・30代~60代
・木が好きな方
・これから木の家を建てられる方やすでに木の家に住まれている方
・シックハウス症候群、アレルギーや喘息 などの症状を持つ方
[商品を手にしたとき地域の自然を感じるモノ] 生産者の取材がしっかり理解できているコト
例えば原料の「蜜ロウ」は、コストだけ考えると、すでに晒してあり海外からとれた蜜ロウを仕入れた方が
お客様に安い価格でご提示できるかと思います。しかし、安全安心な産物の大元となる「自然」が維持されてこそ、このような恵みが頂けるのです。自然を生かした産業の輪が発展しないと、自然を維持することが難しくなります。そのためにも蜜ロウワックスは、様々な自然のつながりにより生み出されていることを連想していただけるラベルが重要となります。
▲蜜ロウワックスは、地域の山と第一次産業と養蜂家の循環の中で生まれる自然塗料です。(2001、2002年 一年間の連載広告)
また「日本」を意識していただけるよう、商品のロゴは縦書き、書体は隷書体に近いものを選びました。
消費者の皆さんにこのような情報をわかりやすく視覚化していくことが、パッケージや広告の役割だと思います。
当時は長ったらしぃ商品名とも言われていましたが
[3代につづく想い] 田舎に暮らしてはじめて理解できるコト
▲左から主人、主人の親、主人の祖父
農業、林業、水産業は何代もにわたり継承されています。
時代が変わり仕事の内容が変わったとしても、その想いや哲学や技は継承されています。
当たり前のコトかも知れませんが、私はこの町に住み暮らして、はじめてそんな人達の営みが目に入りました。
自然からの恵みで生まれる産物は、手を入れていかないとダメになってしまいます。
現代では考えられないほどとてつもなく長ーい時間をかけて改良を重ね育んでいます。
そんな想いをカタログのキャッチコピーにし、3代の顔写真を載せました
[原料に対するこだわりをラベルデザインという限られた範囲で表現する] 製造工程を理解するコト
みなさんが手にする蜜ロウは、すでにゴミなどの不純物が取り除かれたものではないでしょうか・
蜜ロウはミツバチの巣の原料です。当然不純物がたくさん含まれています。
それを取り除くのはかなり大変です。
一般には薬品により漂白され、不純物を取り除きます。
▲小川社は「自然を生かした産物」が理念としています。
原料に関しても自然を生かした製法をチェックしています。
小川社では蜜ロウは湯煎でとかし、晒し布で何度も漉します。
つまり漂白はしていません。そのこだわりを視覚化するために
ラベルの紙は無漂白のものを選びました。
[現場をみてどのような表現だったらコミュニケーションがとれるか観察する]
消費者、大工さん、工務店さん、建材屋さん様々な人達がかかわっていることを知るコト
最近の塗料は速乾燥が当たり前になってきました。重金属や乾燥剤がはいっていない塗料なんて不便!
しかし小川社のワックスにはそのようなものは入れませんでした。
乾くまで時間がかかります。当然、作業される方にとっては手間になります
。
また蜜ロウワックスは化学塗料とは考え方が異なるので、
商品をご理解していただかないとクレームを引き起こす可能性があります
。
「どうしたら、つたわるだろうか?」と真剣に考える日々がつづきました。そこで様々な工事現場にいきました。するとどうでしょう!現場の方は昼食後に横になりながら漫画を読んでいるのです。
「カタログを読まないではなく、読みたくなかったんだ」ということに気がつきました。
職人さんがみていた漫画が「あしたのジョーリバイバル版」だったので早速、その漫画を購入し、トレーシングペーパーで複写し・・・少しでもそのニュアンスを説明書に取り入れました
長ーいブログになりましたが
尾鷲まで来ていただくことを考えると
応募される方もかなりの勇気が要りますよね
私自身はクリエーターの仕事をしていると思ったことはありません。
でもデザインってなんだろう?と考えると・・・
様々な想いや時間、人とコミュニケーションをとるモノなのかな~と思います。
だから机の上や勤務時間内に終了するという形で仕事を考えていると・・・
小川社では難しいのかなと?発送から商品ができる工程を一通り理解できた上で
はじめて表現できるモノではないかと思います。
(原料の大元である山へ登ったり、製材所、物流などの研修もあります)
人それぞれキャッチすることは異なりますよね
仕事も遊び、遊びも仕事みたいな感覚でいると
その人にしかできない表現が生まれてくるように思います
。
そういう意味では、私生活と仕事が行き来することも大切だと思います
。
▲小川耕太郎の遊び心についていける人!コレが一番のポイントかも
文章にすると、なんだかエラソーですが
スーパーも無い、電車も1日数本という町で暮らすと
きっと何でもザックリできるようになりますよ!
便利な生活から脱皮すると元々人間が持っている「好奇心」や「生きる能力」が発揮できるものなんだと思います
田舎で暮らしている人は、皆たくましいです。この土地にきて17年経った私は未だへっぴり腰です
小川社で働きたい!と興味のある方は小川社のH.PまたはFACEBOOKなどからご連絡ください。
小川耕太郎∞百合子社公式サイト
小川耕太郎∞百合子社FACEBOOK
">小川耕太郎∞百合子社 求人詳細