未熟なカメラマン さてものひとりごと

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2018(平成30年)全国高校女子駅伝 感動をありがとう! 長野東高校の巻

2019-01-08 22:01:10 | 駅伝
遅くなりましたが、昨年末の全国高校女子駅伝の結果をデータにより分析してみたいと思います。例によって敬称略、過去の駅伝記事はカテゴリーから“駅伝”をご覧ください。

今回は準優勝した長野県代表の長野東高校を取り上げてみたいと思います。
当初の私の予想は、以下の通りでした。
須磨学園(兵庫)、仙台育英(宮城)、神村学園(鹿児島)に続くのが、勢いに乗っている長野東(長野)、大分東名(大分)です。レース展開では、表彰台も夢ではありません。(12月21日の記事より)

結果は以下の通りとなりました。
須磨学園(兵庫) 5位 1.08.15
仙台育英(宮城) 3位 1.07.51
神村学園(鹿児島)1位 1.07.25
長野東(長野)  2位 1.07.51
大分東名(大分) 4位 1.08.04
実力を出し切れなかった須磨学園、仙台育英、長野東の底力、留学生の圧倒的強さを見せつけた神村学園と大分東名、ということになるのでしょうか?

(長野東・記録)
県大会1時間8分54秒、
地区大会1時間10分00秒(1位)
3000m平均タイム:9分17秒(3位)
県最高記録:1時間7分41秒(前回大会2017)

それでは区間ごとの記録を見ていきましょう。
1区 高松いずみ(2年)19.41 区間9位
2区 荻谷 楓(3年)13.13 区間6位 全体7位にアップ
3区 高安 結衣(3年)09.48 区間9位 全体5位にアップ
4区 小原 茉莉(2年)09.26 区間1位 全体2位にアップ
5区 小林 成美(3年)15.43 区間4位 最終2位
全員が9位以内という、素晴らしい成績です。層の厚さを感じます。
県立高校で、当然ながら全員が長野県出身です。前年は、和田有菜という全国トップクラスの選手を擁しての準優勝でした。今回はそのような選手はいませんが、それでも準優勝
、層の厚さを感じます。

次に前回大会の成績を参考までに見てみましょう。学年は当時です。
1区 和田有菜(3年) 19.09 区間1位  
2区 高松いずみ(1年)13.13 区間6位 全体2位
3区 高安結衣(2年)9.43 区間3位 全体2位
4区 臼田彩花(2年)09.34 区間5位 全体2位
5区 小林成美(2年)16.02 区間3位 最終2位
前年は11年目で準優勝、初の表彰台となりました。一昨年は6位が最高順位でした。最終5区は小林成美、笑顔でのゴールインは印象的でした。和田有菜は2年連続の区間賞でした。

それでは、今回の経過を見ていきましょう。
1区 は2年生、高松いずみでした。トップとの差は40秒でした。前年の和田有菜と比較すると32秒の遅いタイムでしたが、区間9位はまずまずの出だし、責任を果たしたといえるでしょう。
2区 は3年生、荻谷楓です。結果、トップとの差を34秒差の7位につける好走でした。各チームの実力者が集う2区でよく奮闘しました。前年は、故障でメンバーから外れましたが。今季は復調。3000mは、チーム一番の9.07.45。彼女の出来が今回の成績に大いに左右されると思われていました。区間6位は見事でした。これでチームは波に乗った感じです。

3区 は3年生、高安結衣です。前年も同じく3区を走りましたが、前年よりも5秒遅いタイム、区間順位は9位でしたが、全体順位では2位をキープしました。トップとの差は、少し開いて41秒になりました。

4区 は2年生、小原茉莉です。初めての都大路でしたが、前回大会同区間の記録を8秒も上回る区間1位の大金星。全体の順位を成田とほぼ同着の2位に押し上げました。
あとは3年生キャプテン小林成美に託します。

5区 は3年生、小林成美です。前回も5区を走りましたが、今回はその記録を19秒も上回る区間4位(日本人最高順位)の好走。キャプテンとしての意地もありました。神村学園のカマウタビタには抜かれましたが、最後のトラック勝負で、仙台育英の武田千捺との激闘を制し、同タイムながら2位を死守しました。

県立高校ゆえに何かと制約が多い中、昨年に続き準優勝は見事という他ありません。今後も長野東に目が離せません。


小林成美がゴール直前で仙台育英を捉える
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