未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

2018高校女子駅伝 有力校の実力を探る 兵庫県代表 須磨学園高校の巻

2018-12-14 22:40:18 | 駅伝

ナンテン 本文とは関係ありません。

今年も、各都道府県の予選会、地区大会が終わり、いよいよ12月23日の都大路まであと一週間ばかりとなりました。昨年は、ケニアのスーパー留学生、ヘレン・エカレラを擁する宮城の仙台育英高校が歴代2位、1時間6分35秒という素晴らしいタイムで優勝しました。今年はどのような戦いになるのでしょうか。駅伝ファンとしては、目が離せません。

さて、今年の予選会では1時間8分台を出した高校が5校ありました。その中でも、1時間8分4秒というトップタイムで、強豪の西脇工業に完全勝利した、須磨学園高校をデータにより分析してみたいと思います。
例によって敬称略。過去の駅伝記事はカテゴリーから「駅伝」をご覧ください。

須磨学園高校は、兵庫県神戸市須磨区にある学校法人須磨学園が運営する私立の高校です。
創立は1922年(大正11年)で、まもなく100周年を迎えます。クラブ活動は盛んで、文化部、運動部ともに多くの部があります。有名大学への進学率も高く、まさに文武両道の高校です。学校は高台にあり、登校には、まず140段の石段を登らなくてはなりません。
卒業生に、駅伝でも活躍しオリンピックにも出場した、1500mの日本記録保持者、小林祐梨子がいます。今、駅伝の解説者としても活躍しています。

11月4日(日)に、女子第35回兵庫県高等学校駅伝競走大会が篠山市で行われ、須磨学園はオール区間1位で西脇工業に圧勝。特に5区を走った大西ゆかり(3年)は16分8秒で区間新記録を出しています。
今年度は、かつての、福田有衣や横江理沙のような、特に目立つ選手がいるわけではありませんが、全体のレベルが平均して高いということにほかなりません。
それでは、今年の予選会を振り返ってみましょう。

11月4日 篠山
タイム 1時間8分4秒
1区 土井 葉月(1)19.28 1位
2区 樽本つかさ(2)13.16 1位
3区 荒井 優奈(3)09.29 1位
4区 福永 愛佳(1)09.44 1位
5区 大西ひかり(3)16.07 1位 区間新
2位の西脇工業に4分31秒の大差をつけての圧勝でした。
ちなみに、昨年の1位西脇工業のタイムは、1時間8分39秒でした。

次に地区大会の成績を見てみましょう。
11月18日 大阪・能勢
タイム 1時間8分40秒 総合1位
1区 大西ひかり(3)19.29 2位
2区 土井 葉月(1)13.19 2位
3区 樽本つかさ(2)09.41 2位
4区 金山  琳(3)09.40 1位
5区 荒井 優奈(3)16.31 1位
総合1位でしたが、この結果に、チームは 反省や課題を多く感じているようです。
しかし、2位の薫英女学院は1時間9分19秒(39秒差)、3位は立命館宇治1時間10分26秒(1分46秒差)でしたので、今年の須磨学園の実力を窺い知ることができます。

過去の予選会の成績を振り返ってみましょう
平成26年度 兵庫県予選 11月2日 篠山
1位 西脇工業 1時間9分43秒 全国大会17位(1.10.40)
2位 須磨学園 1時間10分59秒

平成27年度 兵庫県予選 篠山
1位 西脇工業 1時間8分31秒 全国大会5位(1.08.51)
2位 須磨学園 1時間9分58秒

平成28年度 兵庫県予選 11月6日 篠山
1位 西脇工業 1時間8分56秒 全国大会2位(1.08.08)
2位 須磨学園 1時間9分42秒 

平成29年度 兵庫県予選 11月5日 篠山
1位 西脇工業 1時間8分39秒 全国大会6位(1.08.46)
2位 須磨学園 1時間9分07秒

平成26年からの県予選のタイムですが、今年の須磨学園のタイムが、いかに素晴らしいかよくわかります。
兵庫県予選で須磨学園は、第5回大会から第25大会まで21年連続全国大会出場、第26大会から第29回大会までは西脇工業でした。果たして第30回大会から須磨学園の時代が続くのでしょうか。

次に、有力選手を見ていきましょう。
11月4日判明分でベスト50位から。←は前年
1500m 
大西ひかり(3) 4.21.41 第15位 ← 4.21.14
樽本つかさ(2) 4.23.38 第19位
土井 葉月(1) 4.24.00 第23位

3000m
大西ひかり(3) 9.14.20 第21位 ← 9.09.50
樽本つかさ(2) 9.16.84 第24位
今年の福井国体、少年少女A 3000m 大西ひかり(3)9分28秒54で第9位

各県の予選会、コースが異なるので一概には言えませんが、今年の須磨学園の実力は本物といえるでしょう。
久しぶりの都大路、直前に故障者が出るなど、特にトラブルがなければ、表彰台だけではなく、優勝の可能性も大いにあり得ると思います。
今年の結果に注目し、大いに健闘を祈りたいと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 京都の紅葉を訪ねて 紅葉も... | トップ | 平成30年12月16日(日)牡蠣... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

駅伝」カテゴリの最新記事