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2022女子第34回全国高校駅伝 優勝校を予測する そして負けるな興譲館

2022-12-23 00:18:12 | 駅伝
いよいよ25日に迫った全国高校女子駅伝。地元岡山県の興譲館高校を応援したいと思っていますが、まずはデータにより優勝校を予測したいと思います。
例によって敬称略、過去の駅伝記事はカテゴリー“駅伝”をご覧ください。

(スポーツ誌が推す有力校とは)
まずは、スポーツ誌はどのように分析しているのでしょうか?私見を加えると以下のようになりました。

トラックの平均タイム、今季の駅伝成績、経験などを総合的に判断すると一番優位に立つのは神村学園(鹿児島)としています。昨年は、1区で出遅れたため、最後まで響きましたが、今年は田島愛梨がおり、その心配はなさそうです。2~4区は9分20秒台の選手でつなぎアンカーはけた違いの強さを見せるカロラインが締めるという構図です。
対抗馬は、やはり前回優勝の仙台育英(宮城)です。1区を杉森心音が走れば、層の厚い仙台育英、4区までに神村学園に20秒以上の差をつければ勝敗はどうなるかわかりません。この両校に割って入るのが、薫英女学院(大阪)と立命館宇治(京都)です。3000m日本人トップの9.05.03の記録を持つ水本佳奈を要する薫英女学院、チーム平均で9分15秒の記録を持ち、前哨戦となる10月9日のくらよし駅伝を制した立命館宇治、力はまさに拮抗しています。
実力伯仲のこの4校のうち3校が表彰台に上がるのは間違いないようです。
次にポイントを絞ってみてみましょう。


(データで比較してみる)
その1 強力な留学生を要する私立校 3000mタイム順

1.神村学園(鹿児島)カリバ・カロライン(ケニア)8.42.31
2.大分東名(大分)スーサン・カモソ(ケニア)8.50.24
3.青森山田(青森) ルーシー・ドウ―タ(ケニア) 8.56.91
4.世羅(広島・県立) ローズ・ワングイ(ケニア) 9.04.32
5.興譲館(岡山) チェボティビン・カドゴ(ケニア) 9.07.22
6.白鵬女子(神奈川)ジェシンタ・ニョカビ(ケニア) 9.15.66

けた違いの強さを見せるのはカリバ・カロライン(ケニア)(神村学園)です。
今年の表彰台、入賞にからむのが、他にルーシー・ドウ―タ(青森山田)チェボティビン・カドゴ(興譲館)とジェシンタ・ニョカビ(白鵬女子)です。


その2 3000m平均タイム (←昨年との比較)

1. 神村学園(鹿児島)9.12 (←9.12)
2. 立命館宇治(京都)9.15 (←9.17)
3. 仙台育英(宮城)9.16 (←9.11)
4. 薫英女学院(大阪)9.17 (←9.15)
5. 白鵬女子(神奈川)9.24 (←9.37)
6. 長野東(長野)9.24 (←9.33)
7. 青森山田(青森)9.25 (←9.40)
8. 興譲館(岡山)9.25 (←9.29)
9. 学法石川(福島)9.27 (←9.26)
10. 成田(千葉)9.29


昨年と比較し大幅に力をつけているのが、白鵬女子(神奈川)、青森山田(青森)と長野東(長野)です。


その3 都道府県大会の記録 本年←昨年 (全国大会 順位))
今年の都道府県大会の記録を昨年の記録及び全国大会の記録と比較してみましょう。

1. 神村学園(鹿児島)1.07.27 ← 1.07.50 (1.08.23 3位)
2. 仙台育英(宮城)1.08.41 ← 1.07.12 (1.07.16 1位)
3. ルーテル学院(熊本)1.08.54 ← 千原台1.09.09(1.10.14 10位) 
4. 長野東(長野)1.09.14 ← 1.09.17(1.09.51 7位)
5. 興譲館(岡山)1.09.22 ← 1.08.55(1.09.45 5位)
6. 筑紫女学園(福岡)1.09.37 ← 北九州市立1.09.59(1.09.57 9位)
7. 順天(東京)1.09.50 ← 1.09.52(1.10.48 14位)
8. 青森山田(青森)1.09.50 ← 1.12.10(1.11.10 16位)
9. 立命館宇治(京都)1.10.04 ← 1.09.30(1.08.59 4位)
10. 薫英女学院(大阪)1.10.19 ← 1.08.24(1.08.23 2位)
11. 成田(千葉)1.10.55. ← 日体大柏1.11.05(1.11.53 20位)
12. 白鵬女子(神奈川)1.11.10 ← 1.12.36(1.12.15 24位)


コースが前年と異なる場合があるので単純に比較はできませんが、青森山田が大幅にアップしているところが特筆すべき点です。地区大会で白鵬女子が1.08.48の好記録を出しているのも気になります。

その4 花の1区を走る有力選手のいる高校(学年) 3000m記録

全体の約3割を占める最重要区間です。優勝するためには、ここで上位を死守することが大切です。最後の1kmから勾配がいっそうきつくなり、ここで力を温存しスパートできたチームが優位に立ちます。
1. 薫英女学院 水本佳奈3 9.05.03
2. 順天 小川陽香3 9.05.46
3. 神村学院 田島愛梨3 9.07.13
4. 仙台育英 杉森心音3 9.10.52
5. 立命館宇治 山本釉未2 9.11.75
6. 筑紫女学園 松本明莉3 9.12.11

以上、データにより各代表チームを分析してみました。結果が楽しみです。
次回は興譲館高校を分析してみたいと思います。

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