未熟なカメラマン さてものひとりごと

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飛騨高山王道の観光ルートをゆく その6 水の城下町・郡上八幡(前篇)

2014-09-27 23:20:18 | 古い町並み

郡上八幡城 標高354mの八幡山に立つ4層5階建ての城

(下呂温泉後編のつづき)
旅館を8時過ぎに出て一路、郡上八幡(ぐじょうはちまん)を目指します。信号も少なく快適なドライブコースでした。ただ、目的地まであと数キロのところで国道256線は、経験したこともないような下りのヘアピンカーブが続き、驚きました。

とりあえず、郡上八幡城を目指します。お城の手前で駐車場はありましたが、頂上駐車場への案内板を見つけ、半信半疑で進みました。途中、徒歩で登っている人も多くいるので注意が必要です。道はさらに狭くなり、何度も切り返しながら進みました。頂上には、20台ほどの駐車スペースがあり、何とか駐車することが出来ました。この郡上八幡城は、昭和に入って再建されたものですが、再建された木造の城の中では一番古いものだそうです。そういえば、一昨年訪ねた大洲城も、平成に入ってからの再建でしたがとても美しいお城でした。

石垣は築城当時のものが残り、城内には見事なカエデが何本もありました。秋の紅葉のシーズンには、お城とモミジでまさに絵になる景色が望め、多くの人で賑わうことでしょう。
途中、「天空の・・」と書かれた案内板が目にとまりました。昨今、兵庫県の竹田城跡が一躍有名となり多くの観光客が詰めかけていますが、まさに天空の城、ブームと言えます。


天空の郡上八幡城と書かれた表示板

「天空の城」というのは、もともと宮崎駿監督のスタジオジブリ制作「天空の城ラピュタ」からきていますが、竹田城跡は私もブームがそれほどでもない頃、一度訪ねたことがあります。石垣が連なる様子は、まるでマチュピチュを連想させました。次に有名なのが、岡山県高梁市の備中松山城(重要文化財)です。茶人小堀遠州も治めたこのお城は、標高430mにあり、現存する天守閣を持つ山城では最も高いところにあります。

その他に最近、脚光をあびているのが越前大野城です。市民グループ「ラピュタの会」が結成され、町をあげて観光の目玉にしようと盛り上がっています。これらの城は、秋ごろ、雲海に浮かぶ城という、幻想的な景色をみせることで一致しています。

この郡上八幡城、天守閣の中に入ると、やたらとギーギーときしむ音が響き、人数が多いと、その音はさらに増幅します。どうも板がこすれる音のようです。天守最上階からの眺望は素晴らしく、山や川、郡上八幡の町並みが手に取るようにわかります。


再建された木造天守閣では一番古い

城から降りると、車を駐車場に入れて、町並み散策です。水の都と言われているだけあって、通りの両側には用水路が設けられ、水が勢いよく流れています。観光客と思われる数人がめずらしそうに覗き込んでいたので、目をやると大きな鯉が泳いでいました。
(後編に続く) 



天守閣から見る郡上八幡の町並み 
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