気がつけば今日は9のつく日、17ページ6行目の日でした。
いやだ、何もしないまま今年が終わってしまいそう。
今回抜かしてこのシリーズはあと2回でしょ。
面白かった本、印象に残っている本、読後感がたまらん本とか集めてみたいのに、
いつもアタマの中で練るだけで外には出てきません。
そうやって2014年も終わってゆくんだろな。
いつものように17ページの6行目をアタマから書き写しています。
書き写すだけなので、意味不明だったりブツっと切れていたりしますが、それが6行目なので。
今回は腰を痛めて活動量が少なかったのと、文字の詰まっていない本が多かったので、
冊数もそれなりに多くなっています。
曽根崎心中/角田光代 原作 近松門左衛門
まちがえて、ひらひらと蝶が追いかけてきて、止まる。まるで、蝶の紋のよう
厄除け詩集 愛蔵版詩集シリーズ/井伏鱒二
もうすっかり濡れてるよ
厄除け詩集 講談社文芸文庫/井伏鱒二
どこに行って来たと拙者は子供にきく
スットコランド日記/宮田珠己
その気持ちはたぶん今も変わっていないはずなのだが、おっさん化により、体のほうはなまぬる
たなかさんちのだいぼうけん/大島妙子
自分は自分 人は人/和田秀樹
Tarzan No.656 気持ちい~いストレッチ 極上160ポーズ
その女アレックス/ピエール・ルメートル
して嫌ではない。だがこちらから相手に気を持たせるようなことはしたくない。見た目は悪く
有名な曽根崎心中ってこういう話だったんですね。
堂島新地の遊女・お初と醤油屋の手代・徳兵衛の心中事件。
原作では徳兵衛もあとを追い命を絶ち心中が成立しているそうですが(原作は未読なので)、
角田版では、徳兵衛があとを追ったのかどうかそこまでは書いていない。
う~ん、個人的な徳兵衛のその後ですが、怯んで逃げてしまいそうだな。
あるいは捕まって無残な死を遂げるか。
「恋のない人生なんて、犬にくれたるわ」
私も鼻で笑いながら言ってみたい(笑)。
そう、私が「ハグ木」と呼んでいる木があるのですが、
この本のなかでも「ハグ木」と同じタイプの木が出ていて、結構あるもんなのかなと。
なんのことだかわからないってね。
厄除け詩集2冊。
1冊は図書館本、もう1冊は自分で買った本。
おなじ厄除け詩集でも収録されている詩が違っているんですね。
鈍った脳で暗唱できるかと試してみたら、
簡単な詩なら、なんとか覚えることができた。
使わないとどんどん錆びついてしまいそう。
私の脳の話は別として、不思議なもんで、こんな短い詩なのにぽっと情景が浮かんでくる。
でもなんといってもこの「厄除け詩集」という題。
どうしてこういう言葉が浮かんでくるのか。
前回ヒットだった宮田さんだけど、今回は凡だったかな。
宮田さんの真面目な一面が垣間見れて、意外でした。
でも一番残った事柄はというと、宮田さんはあの宝塚線脱線事故に遭遇していたこと。
たいした怪我もなくPTSDのような症状もでなかったそうだけど、
今でも電車は前から3両には決して乗らないようにしていると書いてあった。
辺見庸氏は地下鉄サリン事件の現場に居合わせいるし(ゆで卵 角川文庫)。
向田邦子さんは飛行機墜落事故で亡くなっている。
事件事故に巻き込まれた作家さんって結構いるのかもしれない。
その宮田さんのスットコランド日記で紹介していた、
想像を絶する展開の絵本というのを読んで見たくなり借りてきた。
すごい(笑)! ここまでやってしまってもいいのか(笑)!
絵本だから読む人いないでしょ?あらすじ大胆に書いちゃいますと、
たなかさんちが大雨で海に流される。すると、なんと家に足がにょきにょきっと生える!
その足で家はすいすい泳ぎ、どこか南国に到着して幸せに暮らすのか、
あるいはETのように空を飛び宇宙冒険に行くのかと思ったら!
なんと、足が攣った(爆)。この発想。
そこへタコが現れ吸盤を器用に使いマッサージを始める!
凄い展開、アタマ柔らかいわ。
その後極地を通り(ペンギンとシロクマとアザラシが描いてあるので南極と北極がごっちゃになってるぞ)、
もと居た場所に戻って、スズキさんちと合体して2階建て住居となり、めでたしめでたし。
ちなみにスズキさんちのにわとりの名はミドリだった。
絵本って素晴らしい。
和田さん本はお風呂の中でもっぱら読んでいます。
愛読書はターザンです(笑)。
今回もこれといった目新しいことはないんだけれど、それでもなんとなく見てしまう。
で、お臍。
井伏さんも「ああ 蛸のぶつ切は臍みたいだ」と書いていますが、お臍。
超解体新書 臍 ノースカロライナ州立大学の研究チームが行ったヘソに生息する細菌の研究では、
60人のヘソから2368種の細菌が見つかった。
ほとんどの細菌は無害だが、1人当たり平均67種の細菌が生息しており、
過酷な環境で生育できる極限環境微生物2種も見つかったという。
そのうちお臍除菌薬ヘソヌールなんて小林製薬から出たりして。
ヘソヌール、ヘソージ、ヘソちょっとその前に、ヘソクリーン…。
才能ないな。
今回一番手ごたえあった本は「その女アレックス」
この結末は想像できなかった。書きたいけど、この本のことは一切書けないわ。
書かないほうがいいと思う。何も知らずに読むことをすすめます。
読み終わってすぐに再読開始。再再読もありかもしれない。
今年読んだ本のかなり上位にランキングだな。
以上、17ページ6行目108でした。