毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

今日の出来事

2014-12-08 23:53:53 | パワーアップにもならぬ日々 2014

 

朝、携帯に不在着信の履歴が。

娘からの電話だけど、かけてくるには変な時間帯。

代休なのかとこちらから発信しても出ない。

出勤しているなら忙しい真っ最中にかけてくるはずないし、

もしも急用ならばかけなおしてくるはず。

じりじり待つこと数分。

かけなおしても通じない。かかってもこない。LINEも未読。

これは絶対なにかあった。

 

それから30分ほど経ってから、

「事故の目撃者で警察にいる。私は何もしてないから安心して」と、

短いメールが届いた。

予知能力あるな、私は。

さらに1時間ほど経ち、やっと着信あり。

 

目の前で登校中の小学生が撥ねられたそうだ。

交差点で娘は左折、子供たちが横断歩道を渡り終えるのを待っていたら、

反対車線? の車が赤信号を止まらず、そのまま子供を撥ねた。 

 

み:「それであんたはどうしたの?!」

娘:すぐに車から降りてその子のところへ行ったら、脚をやられているのがひと目でわかった。

「それで?!」

まずは救急車の手配をと119番通報。

「警察は?!」

警察は救急車を手配した時点で無線かなんかで通じてるはずだから。

「それから?! それからどうした?! 」

コートをかけてあげた。

「え?! あんた自分のコート脱いでか?!」

うん、脱いだ。

「って、寒かったでしょ?! 」

うん、寒くてぶるぶるだったけどかけてあげた。

「それからどうした?!(ちょっと半泣き)」

親の番号訊いて電話した。

「親に連絡もしたのか?!」

うん。だって、周りの人みているだけなんだもの。

 

通報してから10分ほどで救急車が到着、親御さんも警察もその直前に到着、

娘は目撃者&通報者ということで署まで同行。

撥ねた車の運転手はその場で現行犯逮捕。

まぶしくて信号が赤なのが見えなかったらしい。

 

「コートは? コート。返ってきたか?」

うん、救急隊の人が返してくれた(笑)。

 

娘は薄着なんです。

アパートの部屋から職場まで移動は車、外を歩く距離はほんのちょっとなので、

そんな薄着で大丈夫なのかと怒りたくなる服装で、ひょいとコートを羽織って出ていく。

よく脱いでかけてあげたと、話を聞いている時も、電話を切った後も、

何度も思い出しては泣けてきてしまいまして。

自分の寒さや、コートに血がつく汚れることよりも、

氷点下の凍った路面に横たわる子供を守ることをぱっと選んだ娘。

当たり前のことといえばそれまでだけど、

人として当たり前のことをできる人間に育ってくれていた。

娘は気付いていないはず。これってすっごい親孝行なんだがな。

 

って、私の腰の看病にはきてくれないんだな、これが。

まぁ看病ってほどでもないですけど。

 

 

 

腰は順調です。

 あー走りたい!!


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8 コメント

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Unknown (b)
2014-12-09 04:42:56
娘さん ありがとう
優しくて 行動力のある大人に育ててたお父さん お母さんありがとう

みんな 困った人を助けてあげられる大人になろう!
私も頑張る!

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お嬢さん、えらい!!(^^) (北の旅烏)
2014-12-09 08:51:06
とっさの出来事で、意識せずとも自然に行なえる行為。
被害者の立場に立たれて行動したお嬢さんの姿が目に
浮かんできました。(^^)なかなかできることでは
ありませんが、言葉より先に身体が動く。これこそが
人として忘れてはならない行動だと思います。
親として自慢できる娘さんです。えらい!!(^0^)
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Unknown (m)
2014-12-09 11:25:36
battengerさん(ですよね?)

心の中で思っていても、なかなか行動に移せないってことありますよね。
心配しているのに、なにかしてあげなければと思っているのに。
私もその場にいたら、きっと動けない人間の一人だったと思います。
ぽんと動ける人間になれるよう、私も頑張らなければ!
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私も素直にえらいと思います。 (みどり)
2014-12-09 11:44:54
北の旅烏さん

18年間ご飯を作り食べさせ育ててきましたが、
家を出てからは社会が周りの環境がいろいろな人たちが、
娘をしっかり育ててくれていたんですね。
ありがたいことです。
不幸にも事故に遭った男の子も、
今度は誰かにバトンタッチしてくれることを願います。
お正月は私も優しくされてみたい!
何言ってんのと叩かれそうです。
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Unknown (b)
2014-12-11 13:19:13
30年くらい前?だったかなぁ
高さ50m近くある橋の欄干から落ちてゆく人を目の前で見て
慌てて派出所に駆け込んだ事がありました
「手を貸して下さい」って 言うと
「派出所を開けられない」との理由で断られ
急いで現場に戻ると 人だかりができていて 下を見ると
渦に巻き込まれてゆく男性を見たのです
1人で助けられたかなぁ?
いろんな事が 頭のなかを駆け巡りました
第一通報者と言うことで 警察の現場検証に立ち会わされて
仕事にも遅れ 嫌な思いしか残らなかったです
今でもその橋を渡るときは お経を 心の中で唱えています
今でも時々 思うんです″本気で助けられたかなって″だって
あとから震えたし 怖くなったから・・・

でも このブログを読んで 私もあの時の助けたいって気持ちを忘れずに
これからも勇気を持って生きたいと思いました

ありがとうございました
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はじめまして (しいママ)
2014-12-11 23:19:03
脳動静脈奇形でこちらのブログにたどり着きました。わたしは右側の視野欠損です。東京に住んでいて、2歳の娘を育てています。娘もみどりさんの娘さんのように優しい子に育ってくれたらいいな。
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Unknown ()
2014-12-12 00:06:55
battengerさん

ショックだったでしょうね。
でも、そんなに高さがあったら、スーパーマンでも助けられなかったと思います。
30年もそんな思いを抱え続けていたんですね。
最善の自分にできる行動をbattengerさんはとっていたと、
私は思います。
人が何人いたとしても、その高さから川へは無理です。危険すぎます。
そして悲しむ人が増えたはずです。

きっとね、その時の思いがあるからでしょか、
battengerさんって親切だって言われません?
ぽんとシューグー!を教えてくれたじゃないですか。
嬉しかったですよ。買って靴箱にいれてあります。
人命救助も大切だけど、困っている人にぽんと手を差し出すこともとても大切で素敵なことだと思います。
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はじめまして (みどり)
2014-12-12 00:30:02
しいママさん、はじめまして。

脳動静脈奇形、右側の視野欠損ですか。
私は左側の視野が欠損してますが、首というか顔も、
わずかながらも左側をむいていると指摘されました。
無意識に見えない側を補っているんでしょね。
術後10年以上経ちましたが順調です。
ただ突然手術痕が痛むことがあります。何故なのか…。
娘さん2歳なんてうらやましい。かわいいでしょうね。
いいなぁ、柔らかなほっぺなんでしょね。甘くて。
うちの娘、ここ数年怖くてね、私は怒られてばっかりです。
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