完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

資料としての読書は苦痛だね。    ~「氷川清話」読み終わりました~

2016年05月15日 | 
私は初老男である。


毎年の「苦悩の種」であった、農作業を委託することにした。


それによって、この時期からはじまる苦悩がない。


そうした中で、初老から中老(?)にかけての何年かの過ごし方を模索している。



まあ、とりあえずもっと頻繁にブログをUpすることを一番にしよう。




ということで、



        「氷川清話」勝海舟著(勝部真長編)


                            読み終わりました。




勝海舟という人を知らない人は、歴史に興味のない人であってもいないだろう。


どんなことをした人かを、良く知らなくてもである。



簡単に言うと・・・・・。


・・・・簡単には言えないなぁ・・・・。


とにかく、幕末における幕府側の「幕引き役」である。



原文は旧仮名遣いで口語文だったらしいので、読むのには現代人は苦労するのは間違いない。


さらに、この人の「江戸っ子」「皮肉屋」「千里眼」であり言ったこと・書いたことをそのまま受け取れないところがある。(って私は思っている)



私も歴史に興味を持っている(しかも幕末・維新を中心に)者として、知識としての彼の言動を途切れ途切れには持っていた。


それが、つまり悪い方に作用した。


この本を読むときに、かなりの部分をほかの資料で読んでしまっている。



先ほどの「江戸っ子」「皮肉屋」「千里眼」てのも、そうした資料からのイメージだ。


人間の習性として、同じような内容のものを読むというのは苦痛である。



今までどこかで読んだことがある内容の資料を、ところどころに見つけるこの「氷川清話」は、綿密に読むような気力を私は持ち合わせていない。


そのため、ついつい「ななめ読み」になった部分は少ないくない。


そうした意味でも、ついつい面白くは読めなかった。


ただ、幕末の原体験をした人間・張本人が語っている事柄の迫力は、やなり一級品のモノに間違いはない。



ゆえに、若くてこれら幕末・維新史に興味のある人は、最初に読むことをお勧めしたい本だ。


そこの君!ぜひ手に取ってみなよ!




今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、興味のあることへの執着心を失いませんように。



          
              May



読んでいた思ったが、この本は彼が「書いた」かどうかは疑わしいと思う。


文体が口語になっていて、誰かが「書き起こした」ように読めるからだ。


だからと言って本の価値が下がるわけではない。


だが、微妙に彼の本意からずれているのではないだろか・・・・。






コメント
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