完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

「解脱」への道     ~私はこうして「無」から脱却した、ってか~

2013年07月17日 | Weblog
私は初老男である。

さて、先のUpで私が「無」の状態にあったことをお知らせした。


今はどうか?


それがまた、あっけなく「脱出」したのだ。



話の経緯は簡単である。


「予期せぬ問題」ではない「来る時がきた問題」が意外に簡単に「解決」したのだ。



しかし、それは「簡単」ではなかったのかもしれない・・・。



まずは「解決」した経緯を説明しておこう。


「無」から脱出する方法は「営業」と書いた記憶がある。


「営業」と言うのは、私の場合単純に「物を売る」ことではない。


つまりは、日頃やっていない他人との「コミュニケーション」を広げ「理解してもらう」ことを意味する。


私はひどく我儘な父親と、この歳になるまで生活している。


彼は私が子供のころから、自分の感情にまかせ私を怒鳴りちらし時には拳を上げた。(別に虐待されたわけではなく、私の子どもの頃はそれが当たり前だった)


そうすると、どうなるか?


兄も弟もそうはならなかったが、私は父の「顔色をうかがう」ことで自己防衛をはかるようになった。


これはそのまま今の私の性格に反映されている。


話が持って回ったが、こうした性格の人間は「ゴリ押し」などが絶対できないと言いたかったのだ。


人の顔に少しでも「困った感」や「イヤな雰囲気」が見えると、それ以上の「営業」をできない。



こうしたときに若いときはあわてて、騒ぎまわって自分自身を追い込んでしまう。


気持ちは追い詰められていくが、最近はこうしたときには「時」を待たねばならないことを学んだ。


曰く、私は


      「迷った時は『動くな』」



                  というモットーを手に入れたのだ。



今回もジリジリとした「焦り」の時間をしばらく過ごす。


それは精神的には、ずいぶん辛いことだ。


しかし、その時間で「冷静さ」を取り戻し、様々な方向性を判断する。


一大決心をして「営業」に出た。




・・・・すると、


自分の予想では「97%」の確率で失敗すると思われていた「一番候補」が手に入ったのだ!


様々な角度から言っても、実は一番「美味しい」その営業が成功して、まず・・・呆然としてしまった。


最近、この歳になって「最悪」の状態にならないことが多くなった。


それは、その出来事を「最悪」と意識的に思わないことであり、経験からくるリスクマネージメントに対する方向性がしっかりしてきたからだろう。




やはり、この結果を手に入れたのは「簡単」であったと結論付けるわけにはいかないな。


それさえ、様々な細かいディティールの積み重ねの中で、ちょっとしたタイミングで同じ結果にはならなかったはずだから。


「解脱」と言うものの定義を知らない私であるが、それがすべての物からの「解放」であるとするならば、私のような人間には未来永劫訪れないだろう。


もしそれが訪れたとすれば、それは自分の意識の喪失。つまり「死」の時だけだ。


生涯生きているうちに「解脱」できないことに、それほどの不満を持つことのない初老男である。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも「悩み」の本質が最終的に「自分の深」にあることを認識しますように。



             May



若いときには、こうした追い詰められたことから解放された時は「ぱぁ~~~っと」気分が晴れたものだが、今回はホンの一瞬「ホッ」としただけで、新たな「悩みにタネ」が芽を出した。





コメント
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