完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

ちょっと気になった・・・  ~何かがおかしい~

2013年05月06日 | Weblog
私は初老男である。

・・・寒い!

21日に雪が降ったのが、50を過ぎた私にっては「新記録」だった。

まあ、きょう(5/3)も、雪は降らなかったが、お隣の町の山にはやっぱり「雪」が降ったらしい・・・。


嫌な予感がするなぁ・・・。

こうした年は「荒れる」・・・。



さて、普通の地域では1月の15日(今はちがうっけ?)が「成人式」だろう。

しかし、我が地域では昔は「お盆」だったが、今はこの「GW(ゴールデン・ウィーク)」なのだ。



街に出てみると・・・「晴れ着姿」の娘たちや「羽織袴」の青年が、あちらにもこちらにも。


・・・なにか変だ?


着飾った若者たちは、非常に様になっている。

じっとして、にこやかに笑っている姿は本当に微笑ましい。


しかし、何か変なのだ。



これは、私のような初老男でなければ気が付かなかったかもしれない。


その違和感は、その子たちの



          「所作」(しょさ)

                     にあったのだ。


・・・もしかすると「所作」って何のことかわからない貴兄も多くなったかもしれない。


つまりは、その衣装に合わせた動作・しぐさのこと。(和服を着たときに特に使うね)


当たり前のことであるが、私を含め今の日本人は「和服」を着慣れていない。

だから、和服を着た時であっても日頃の服を着ている時と同じ動作をしてしまう。

それが、実は和服を身に着けている時にはひどく滑稽に見えることがあるだ。


成人式を迎えた二十歳の若者たち、得に「女の子」たちは一緒にいる「男の子」たち(あえて『子』って言わせてもらう)に置いて行かれないように、着物の裾がチラチラと開くほど足を広げて歩いている。


肩で風を切り、体を揺すって振袖が不自然に左右に振れる。

男の子たちも同じで、雪駄に袴・紋付。

だが、膝を高く上げて頭を上下させて歩いている。


・・・残念ながら、だれもそのことに気が付かない時代なのだろう。


和服を着た女性は、その裾が絶対開かないように歩く。

なぜなら、昔の女性は「パンティ」をはいていない。

気を許すと、前が完全に見えてしまったりするのだ。


ちょっとしたことで和風の裾は開いてしまうから、下を気にしながら顎を引いてチョコマカと歩く。


あまり、見なくなったが時代劇の女優たちは、さすがに二十歳の娘たちのような「所作」はしない。

男もそうである。

和服を着た男は、基本的に足を高く上げない。

「摺り足」を基本である。

だから、なんとなく間抜けに見える。


まあ、私等の成人式の頃も同じような状況だったろうけどね。


そうしたことに、気が付かない、気が付いてもそれを実行でき無いからこそ「二十歳」なんだろうけど。


これから5~6年で、それを「気にした」人と「気にしなかった」人ではかなりの差が出てくる。


今回見た新成人のみんなは、どうなるのだろう。

とても気になる。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、そうした所作を気にしますように。


             May


初老男になると「和」の細かいことがとても気になるのです。




コメント
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