完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

なるほど、そういうことか・・・。    ~小沢代表辞任撤回~

2007年11月07日 | 時事ネタ
私は中年である。

前の前のブログが中途半端になっている。

プロ野球の日本シリーズが終わったら、思い切り言いたいことをいってやろうと
思っていたのに、こんなおもしろいことが起きちゃうからなかなか、仕上げ
らんないよ・・・。

まあ、プロ野球にいいたいことも、私としては結構「本質」をついている内容に
するつもりだから、楽しみにまっていた欲しい。


さて、小沢代表「辞任撤回」についてだが、前回のブログでは
思わず興奮して、小沢氏が撒いておいた「伏線」をいくつも見落としていた。

その「伏線」こそが、今回の「辞任撤回」から「地盤強化」につながっている。

それを見抜けず先回のようなブログをUpしてしまったことが口惜しい!


まず、小沢氏は「辞表を提出し、進退を仲間の幹部に委ねました」といっていた。

これは初めから「慰留」されることを前提としていたことを意味する。

本当に辞める気なら「辞表を提出してきた」だけでよい。

この立場の人間が「辞表を出してきた」ということは、基本的に「撤回」は
ありえない。(過去のことを調べられる人がいたら、お願いします)

逆に言えば安倍元ゾウリみたいに、慰留されない(されたのかなぁ・・・)こと
だって、ありえる中での「大博打」だったと思う。

昼のワイドショーでもある作家が言っていたが「こうした形で党内をまとめて
いくのが彼らしい」のである。

そうした意味において「大連立」は、つまり実現しなくても良い提案なのだ。

大体、民主党の9割以上の人間がこの「大連立」案を飲むわけがないことを
党代表の小沢氏が予想できないわけがない。

「裁判の賠償金の設定」と同じで、100万円欲しいから500万くらいの
要求を出しておくのに似て、民主の議員達は少しくらいの自民への「政治的譲歩」は
小沢氏を慰留した都合上、彼が言い出せば呑まないわけに行かない状況になってきた。

これこそが、小沢一郎の「豪腕」たる所以だろう。

辞任撤回まで時間も「早すぎず」「遅すぎず」このタイミングが、百戦錬磨の
彼の真骨頂だって気がする。(国会会期末も控えて、与党が会期延長を探っている
内に決める必要があったはずだ)

まあ、先回のブログでもUpしたように、どうした形でも「二大政党制」が
現実味を帯びて、近いうちに成立するとすれば、これくらいの「マジック(手品)」を
使える人物でなければ無理なのだろう。

それも「乱世」で力を発揮するタイプの「小沢一郎」ならでは、だ。

そうした意味では、福田総理大臣は「平時」に頭を低くして「内外」を見渡して
調整していくタイプ(いかにも一度サラリーマンを経験した感じ)だから、
本当の対決時には、徐々に劣勢になるだろうなぁ。

早くその時が見たいものだ。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんながどんなことにも「裏」があり「表」だけを見て物事を
判断しませんように。

                                 may

でも、昔はもっとこうした「寝技」を得意とした政治家がいっぱい居たような
気がするけど、今は政治家もおもしろくない人ばっかりだねぇ・・・。

コメント
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