完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

エキスパートとユーティリティ  ~外人の名前じゃないよ~

2007年04月20日 | Weblog
私は中年である。

長崎市長が銃撃され死亡した。

アメリカで言うところの「第一級殺人」日本で言う「殺意のある殺人」は、
刑としては非常に重い。常識的な認識。

犯人は暴力団幹部。そんなことは当然知っていただろう。
それでも犯人は逃走する気配も見せずおとなしくつかまったと言う。

もし、市長を殺すことだけが目的ならもっと自分が危うくない方法があったはずだ。
(暴力団幹部なら、俗に言う「鉄砲玉」をつかうのが常套手段)

つまり犯人は捕まることを「前提」にしていたのだ。犯人の口から「動機」が
語られ限定されることが必要だったのだろう。

こんなに単純に分かりやすいことでも日本の警察機構において、これ以上の「背後
関係」を追い詰めるのは「むずかしい」のだろうな・・・。


さて、ちょっと気分が沈んでしまったが、元気を出していこう。

私はこの4月から「人事異動」が発令されて、出勤時間徒歩3分のところから
車で35分の職場に配属された。

これは私のような「運転嫌い」の人間には、非常に苦痛だ。

しかし、その運転中にも非常な便利なものを見つけた。

その便利なものとは・・・

       「ボイスレコーダー(スティック)」
   
                       である。

なぁんだ・・・。と思った人も多いだろう。
しかし、これはとても重宝しているのだ。ボタン一つで喋ったことを録音できる。
再生もボタン一つ、内容をそのままパソコンにもインプットできる。

通勤「35分」というのは、「3分」だった人間にしてみると「気の遠くなる」
時間なのだ。

本を読めば約30ページ、ウォークするれば4000歩、ブログにすれば1回分
になる。(わたしのペースでは短い時それくらいだ。ってならもっとこまめに
Upしろ! ・・・ノリツッコミでした)

それを朝晩に繰り返すのである。

知らなければ当然と思っていることも、知ってしまうと「苦痛」となるのが
人生の常と言うものだ。


若い時は「思いついたこと」を覚えていたり、思い出すのがそれほど大変では
なかった。(というより、思い出さなくても大事じゃなかったんだね)

しかし、「完全無欠の中年」は本当に重要なこととかを「アッサリ」忘れて
しまうようになったのだ。

そこでしばらく前に買っておいた「ボイスレコーダー(スティック)」を
通・退勤に使っていろんなことを録音しておくことにした。

特に「ブログネタ」はこれに限る。(いま、だいたい10数件ネタがある)

今の若い人は「いちいちそんなもん使わなくて、携帯やMP3プレーヤーに
ボイスレコード機能がついてるじゃない」って言いそうだ。

その通りだろう。私も携帯もMP3プレーヤーも持っている。(録音機能付きの
プレーヤーなら3個ほど・・・)

しかし、それらは少なくと車を運転しながら使うには操作がむずかしすぎる。
だいたい現在の道交法では、運転しながら携帯を操作することは違反だ。

MP3プレーヤーより携帯の方が少しはましだが、やはり録音するまでの
手順が多すぎる。

今は「多機能・調整機能」(ユーティリティ)全盛。野球選手で言えば「イチロー」
走・行・守にそろった選手がエースの時代だ。

専門家(エキスパート)は活躍しにくい時代といえる。野球選手で言えば・・・
「川相昌弘」(巨人から中日に移籍した「犠打」の世界記録保持者。ホント
「送りバント」はうまかった。)・・・なんか地味でしょ。(松井秀喜と
言いたかったけど、彼は完全なる「エキスパート」じゃない気がする)

世間的にはどうしても「イチロー」の方が注目されるし、人気も出る。しかし、
チームの中にはどちらも「重要」な存在なのだ。

グッズにおいても同様。適材適所。ボイスレコーダーは今も限定的だがよく
使われている。(特に政治家の発言の時、記者達が差し出すのはマイクでなく
これのことが多くなった)

中年の私としては人間として「エキスパート」を目指しながら、結局中途半端な
「ユーティリティ」になってしまった感がある。(しかも「地味」な・・・)

このブログを長く読んでくれている人には分かってもらえると思うけど・・・。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが「エキスパート」でも「ユーティリティ」でもいいから
豊かな「知的生活」が遅れますように。

中途半端にいろんなことが気になるからなぁ・・・。                                          may





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