築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

ぶりっぶり(笑)

2021-03-12 09:26:20 | Weblog
季節の移り変わりをセリ場に出ているマグロで感じる事の多い私たち(笑)
年明けてしばらくして津軽海峡が終わり、その後日本海の定置網、最近では
伊豆の島周り、春先には那智勝浦や九州油津、沖縄などのデッカイのも。
初夏にかけて佐渡ヶ島に定置網が入り始めると境港の旋網。
ニュージーランドからの天然インドもその時期くらいからですかね。
6月からは大西洋ボストンも解禁!になりますが、大西洋ボストンカナダ産のメインは
8月、お盆過ぎから秋口にかけて。
そして再び津軽海峡と、まぁ本当にざっとですが1年の流れ。
その間に三陸の旋網、延縄、釣りと生の天然本マグロは1年中ありますが、
回遊魚のマグロですから・・・もちろん産地はまちまちです。

特に豊洲になって1年中同じ温度に管理されている場内なので、
気温で季節を感じなくなってしまいました(^^;)
まぁ・・・体には確実に良くないでしょうね(汗)

そんな季節も移り替わるこの時期。
本当に「憎っくきコロナ」が無ければ送迎会、謝恩会などイベント目白押し!
桜も咲いて最高のシーズンになるんですけどね~~


本当に残念というか、悔しいというか・・・・

首都圏の緊急事態宣言は引き続き継続中ですが、少しずつ動きは出てきているのかな??
そんな感じも少しいたしました。


今日はセリ場は全体的にはそれほど多くはなく、天然の本マグロは伊豆下田や三宅、御蔵島といった
島周りに山口県氷見の定置網と鹿児島県と表記された定置網が僅かずつ。
長崎の定置網は今日はデカいのばかりでしたが、デカくても魚体が細くって、ちょっと
スマートなマグロさんだなぁ~~という感じ。
人間だったら「スタイル良い!!」だったのかもしれませんけどね(笑)


今日も天然の定置網が欲しかった私、今日の定置は氷見は浜がちょっと高めで・・・
鹿児島産が見た中で「良いな~」と思ったのはたったの2本。
ただそのうちの1本を仕入れることが出来ました!!




セリ場の下付け段階から
「すごい縮れてるな~」
と感じていたんですが、卸してみてやっぱりブリブリ(^^;)
鮮度良すぎちゃって今日食べてもこれ、ダメですね。
「即戦力」ではなく「育成(熟成)枠」って感じです(笑)

ただ魚体が小さいのですぐに縮れは直ると思いますけど。。


身がもっと落ち着いてくれば脂ももっと上がってくると思います!!


こうして日々、セリ場にマグロが並ぶことに・・・感謝です。
海に、自然に、漁師さんに、荷主さんに、運送業の方々に(^^)
そんなことを思った3月10日の翌日の11日でした(笑)