小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

硫黄島2015

2015-06-17 17:15:43 | Weblog
先週の土曜夜9時父島出港、火曜日早朝6時父島帰港の日程で今年も硫黄島へ行って来た。

硫黄島の水不足で上陸できず洋上墓参になった時を除き、僕にとっておそらく8回目の硫黄島と言う事になる。

我々荷役作業員の仕事は、沖止めしたオガマルから上陸する人や荷物の通船と、そのためのボートのオガマルへの積み下ろしがメイン。仕事の空き時間は、基本的にフリー。

初めの頃はとにかく上陸、島内を案内してもらった。そしてある程度島の様子が分かってからは、自転車で島中を走り、その次は徒歩とジョギングで島を制覇。今から思えば若かったな、なんて思ってしまう。

今回は通船のお手伝いで、硫黄島の玄関口‘釜岩’には上がったが、初めて本当の意味での上陸はしなかった。

硫黄島に関しては色々なご意見があると思うし、僕なりの考えもあるが、ナイーブな問題だし公の場でのコメントは差し控えることにする。

ただ今回の硫黄島、僕が経験した中では一二を争うほどのグッドコンディション。凪の海にほぼ快晴の二日間、状況によっては本当に冷や汗物の通船の時もあった事を考えると、素晴らしい硫黄島墓参だった。

そしてこの硫黄島墓参、常々、冗談半分本気半分で「もう一生オガマルには乗らないかも=内地へは行かない」と言っている僕にとっては、唯一父島を離れて寝泊りする機会。妻にとっても、僕のためにめんどくさい晩飯の用意をしなくてすむし、一人暮らしを楽しめる数少ない機会。

そんな訳で、我が家にとっては結構意味深い三日間なんだよネ。


今年の写真は、上陸しなかったのでオガマルからの数枚。