小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

夜シマ

2011-10-12 15:18:56 | Weblog
10月10日(月)、体育の日の休日妻も僕も完全OFFの一日。お昼から妻の来客が3名あり、当然の如く素面でその会話に入り込めるはずも無く、僕は前日から餌のコマセを2ブロック購入、準備万端でオガマル桟橋でのムロ釣りへ。

所が、朝の天気予報では小笠原諸島に大雨警報発令との事。見上げる空も雲に覆われ芳しくない状況には見えるが、しかし大雨警報とはチト、オーバーなのでは。とりあえずカッパ持参で出動。7時過ぎの桟橋では既に顔見知りの釣好きが、3名ほど糸を垂れている。

「早いね、あれ、今日は餌(サビキのムロ釣りでは無く、オキアミの餌釣)」僕の問いに「昨日の夜シマアジ上がったよ、2枚」と言う事で、この日もシマアジ狙いの餌釣。どうやら今年はシマアジのお出まし、昨年よりややお早いようだ。

勿論シマアジ釣は最高の魅力だが、前日からコマセ2ブロックを溶かして用意していた僕は、ムロ釣りに専念。餌の無くなる夕方4時近くまで頑張ったが、大小取り混ぜムロ4本の釣果。決して満足の行く物ではなかったが、大雨警報の天気予報は嬉しい事に大外れ、午後はお日様が顔を出し気持ちの良い体育の日を過ごす事ができた。

そして昨日、信頼できる情報筋から悔しいお知らせ。僕が釣り場を引き上げたあと、鯖のようなデカムロが数本上がり、なんと夜にはシマアジが数枚上がったとの事。

これは、やるっきゃないでしょ!と言う事で、小学校の昼休み、夜釣りに備えオキアミを1ブロック購入。夕方4時に用務の仕事を終え帰宅、釣の用意をして桟橋へ。既に顔見知りの釣キチ連中が3名ほど、そして僕の第一投は4時半過ぎ。

久し振りの餌釣、竿を振る瞬間感じるサビキ釣と一味違う感覚が懐かしい。そして二投目、浮がペタッと横に寝た、すかさず竿を立てる。確かな手応えが竿先に、所謂‘乗った’と言うやつだ。強い引きを楽しみながら慎重にリールを巻く、そして姿を現したのは丸々と太ったデカムロ。一匹で前日のムロ4本分は有にあろうかと言うビックサイズ。出だしから絶好調、夜シマゲットに期待が高まる。

久し振りのベタ凪、海面はまるで湖のよう、まん丸な月が上空と海面で微動だにしない。そしていつの間にか釣り人は増え、ケミライトに青くかがやく浮が7本、トチさんの浮だけは赤い電気浮。総数8本の浮が静かに海面に浮かぶ。

長閑だ。

ポツリポツリと動きがあり、この時期レギュラーサイズの夜シマが上がるが、残念ながら僕の浮は無反応。

結局11時半、Abeチャンと2人になるまで粘ったが、リリースサイズの小メアジが数匹だけに終わった。クーラーボックスの中は最初のデカムロだけ、まあ坊主よりはましか。

「日付が変わったらやめるよ」というAbeちゃんを置いて桟橋を後にした。

オガマル入港日の本日、荷役作業中の桟橋でトチさんから強烈な情報。

「昨日Abeちゃん、シマ3枚上げたらしいよ」

僕が帰ってから来たんだ、クヤシ~!!今シーズンのシマアジ釣、苦労しそうだ。


写真は昨日の早朝出勤途中、島の目抜き通り付近、何となく撮ってみた。