小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

罪な台風12号

2009-09-08 06:22:34 | Weblog
朝一番チェックしたネットの台風情報では、台風12号今頃父島と八丈島の間を北東に進路を変えつつゆっくり進んでいるようだ。先週中ごろ、場合によっては島の西側をかなり接近して通過も、と言う事で警戒していたのだが、どうやら暴風圏内に入る事無く過ぎ去っていきそうだ。

現在南西の強風と6㍍のウネリがあり、まだまだ安心は出来ないが、雲間から時折お日様も顔を出し、どうやら今回の台風12号騒ぎも無事収束と言った所である。

そう言ってしまえば何事も無かったように思われるかもしれないが、5日(土)入港のオガマルでやって来た観光の人達にとっては、まさに憎き台風12号。

まずは定刻50分遅れで入港したオガマル、入港時は降ったり止んだりの空模様。そして荷役作業の途中土砂降りの雨となり、コンテナを下ろしきった所で荷役作業中断。多少の雨なら何とかなるが、あの雨脚では雨濡れ厳禁の積荷はどうしようもない。しばらく待機の後、降水確率なども参考に、残りの積荷は翌朝8時からの再作業に決定。

その頃台風12号の動向を分析しながら、オガマルの出港日時の変更が検討されていたようだが、観光の方々にとってはなんとも無情な防災小笠原の島内放送が、夕方流れた。

「台風12号の影響により、8日2時出港予定の小笠原丸の出港日時が、6日夕方5時に変更」と言うもの。

片道26時間20分かけてやって来た小笠原だったが、時間とお金に余裕があり1週間日程を伸ばせる人は別として、滞在時間僅か28時間40分で父島を後にせねばならないと言う事。そしてその滞在期間中もほとんど雨、しかも帰りの船はおそらく大揺れ。まさに踏んだり蹴ったり。これが小笠原初旅と言う人の中には、もう二度とゴメン!と言う人もいることだろう。

まあそれが小笠原と言う所、今回にめげず是非リベンジしてください。

所で、オガマルの出港日時の変更に伴い、我々荷役作業員にとっても6日の日曜日は長~い一日。8時から前日の残りの積荷の降ろし作業。所が50㌫の降水確率は何処へやら、一時は土砂降りの雨。僕はサーフパンツ1枚に、漁協の最強?のカッパ上下を着込んでの作業。そして雨濡れ厳禁の積荷は、空のコンテナを一つづつ船内に入れての降ろし作業となり、思いのほか時間が掛かった。昼食後一旦待機の後、3時からは出航に備えて積荷の積み込み。皮肉なことにその頃には雨もあがり、定刻?夕方5時、多くの見送り(見物?)の人達が手を振る中、オガマルは荒波の大海へ出航して行った。

事前情報では今月後半の連休のオガマル、多くのキャンセル待ちが出るほどの大盛況との事。是非秋晴れ(晴れればまだ夏の日差しかな)の素晴らしい小笠原でお迎えしたい物だが、お天気の神様、宜しくお願いしますよ。

写真は、強い南風を避け、ランチに行った昨日の宮之浜。写真では分からないと思うが、ビーチ左のポイントには時折セットが入っており、5~6人の島人がサーフィンを楽しんでいた。