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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



清平路を人にぶつからないように歩きながら、路上に雑多に陳列された商品を踏まないように気を配りつつ上下九路まで戻る。

清平路の狭い通り



上下九路には日本語で書かれた「食は広州にあり」という看板で有名な広州酒家の本店があるはずであったが、清平路を抜け出すべく精神を集中していたので、広州酒家本店をつい見逃してしまった。

清平路よりも清潔な上下九路の賑わい


後日見つけた広州酒家本店(労働節というメーデーの5月1日を祝う看板が掲示されている)



西から歩いた上下九路の東端は南北に走る幹線道路人民路で終わり、そこからさらに東側は大阪日本橋のような電気や機械の材料店が並ぶ通りであった。

人民路


そういえば大阪の日本橋も戎橋通りや黒門市場と近いところにあったようなので、その偶然に驚いたが、歴史的には当然こちらが大先輩なのであろう。

元の広州城城壁の址である人民路から東のこの辺りは旧市街地のためか、道路が曲がりくねっており、花屋通り、インテリア用品通り、看板屋通り、ガラス屋通り、金物屋通り等色々な専門的な職種がまとまって店を出している。

花屋


そこを歩くうちに私の自慢の動物的な方向感覚が失われて、めったに無いことであるが久しぶりにどこにいるのか判らなくなってしまった。

途中、しゃれたデザインの洗面台を売っている店を何軒も見たが、広州では分厚い透明ガラスを使った家具や洗面台などの製品が格安で手に入るのがうらやましい。

さんざん歩いた後で、海珠広場という地下鉄の駅を見つけ、自分のいる場所がやっと判った。

地下鉄海珠広場駅の入口(3万5千㎡もあるが、アヘン戦争時代には珠江の中の島であった)



そこからタクシーで7元支払って文徳路という書画を扱う店が並んだ通りまで行くことにする。

海珠広場のランドマークホテル(4つ星クラス)手前は1959年建立された広州開放記念碑


夜にライトアップされた海珠公園前の珠江にかかる長さ180mの海珠橋(1929年建設)


文徳路には道の両側に書画、額縁、文具を売る店が何軒もあったが、後で調べるとなんと300軒もあるらしい。

途中、孫中山文献館という孫文にゆかりの図書館もあったので写真を撮っておく。



文徳路の画廊を数軒ざっと覗いたが、中国絵画が中心でお金を出してまで買いたいような魅力的な作品は無かったように思う。

よく考えると10時から3時間も歩きっぱなしで、足も棒状態であった。




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