HS1黄の腰下を組み上げているときのことだった。
ふと目に入ったクランクシャフトの溝・・・
この溝ってオーリングが入るところ。
プライマリードライブギア奥のスペーサとクランクシャフトの間に位置し、機密性を保つための部品だと思う。
本当に細くって頼りないくらいのオーリングなんだよね。
んで、HS1青2の組み上げ時に入れ忘れてはいないだろうか?
なんて心配になってしまった!
各部の組み立て時には、事前に必要な部品をトレーにまとめておく。
その理由として、組み上がったときに部品が残っていてはいけない状態にするため。
人間なんだし、もともと自慢できる記憶力もないので、自分なりにミスをなくすための方法にしている。
もちろん、HS1青2のエンジン組み上げ時も同じ方法で行っていた。
なのになぜいまさら?
今回組み上げているHS1黄の部品を集めているとき、なんとなく店舗の在庫数が1個多かった。
多めに発注することはあまりないので、残っていることが気になってしまった。
でも、ヤマハさんの梱包に入っているからなぁ
(基本的に、店舗の在庫は純正の梱包から出してまとめておく)
まさか!
HS1青2に入れてないんぢゃないのか?
いやいや・・・部品が残っていたら絶対気が付くはずだ!
しばらく悶々とした時間を過ごして・・・
よし!
もう確認しよう!
こうなったら後にはひけない!
結論的に、しかるべき位置にしかるべきオーリングが収まっていた。
まぁ、こんなもんでしょう!
ここまで分解しちゃうと再利用できない部品も多いし、もちろんお客さんに請求するわけにはいかない。
結局は持ち出しになっちゃうんだよね。
これで安心して寝られるし、安心して納車できる!
まったく変化はないけど、安心度はものすごく高くなった! (自分比)
まぁ、こんなこと黙ってればわかんないんだけど、自分的に忘れたくないんでね。
YH0002