車両関連の作業が一段落したので、HX90青2の確認作業を行うことにした。
そう言えば、一度も試乗していなかった・・・
オーナーさんが、モトプランニングまで20キロほどを自走で来られたんだから大丈夫だろう。
あれ?
片肺?
低回転域のダルさは承知していたけど、そんな軽い感じぢゃぁない?
と言うことで・・・
まずはコンタクトブレーカー周りの確認から始めた。
確かに接点は磨耗している感じだが、ギャップがかなり狭い。
点火時期は特に問題はなさそうなので、ギャップ調整をやって・・・
かなり良くなったけど、まだ不安定だなぁ
あいや!
右側キャブレターからガソリンが・・・オーバーフロウしてる!
う~ん
試乗するのは危険だなぁ
油面を疑ってキャブレターを分解したところ、左右とも2ミリ程度油面が高かった。
特に右側は、3ミリ近く高かったので、オーバーフロウしちゃったんだろう。
ちゃっちゃとキャブレターを組み上げて、エンジン始動!
おゝ!
おゝ!
今度は安定したアイドリングで、スロットルのツキも良くなってきたぞ!
実は、他にも原因があったので、報告書でお知らせします。
・・・さて
走り出す前に、足回りのチェックを!
リアホイールのベアリングにちょっちガタがあるが、ブレーキも大丈夫そうだ。
なかなか元気良く走る!
元の状態がわからないけど、スロットルレスポンスは、激変したといって良いレベルだね。
コンタクトブレーカーを交換すると、もっと良くなるだろう。
お約束の撮影ポイント!
桜はも少しだね。
さて・・・店に戻って、試乗で気になった部分の確認を行う。
***シリンダーかキャブレター付近から異音が聞こえる***
これって再現性があるんだけど、異音と言うより異振動?
どうにも原因不明では心配だったので、途中から回転を抑えて走ったくらい気になる。
下手人!
写真では見えない部分なんだが、オイルポンプの前側固定金具に、ラバーブッシュが入っていなかったのが原因だった。
特定の回転数域で、オイルタンクが共振したのが原因だった。
エンジンでなくって良かった!
***リア周りに違和感を感じる***
リアブレーキの効きと言うか、リアブレーキを引きずってコーナリングをすると、なんとも不安定さが出る?
下手人
リアホイールハブに左右方向のガタがある。
んなわけないだろうって思ったけど、思わぬところに原因があった。
オーナーさん、報告書でお知らせします。
***ステム周りの違和感***
なんとも不思議な感覚?
単純にボールレースが痛んでいるわけでもなさそう?
最初は、ワイヤーハーネスの通線位置が、左右逆なのが原因だと思ってた。
でも、ステアリングが真っ直ぐ付近でも、妙な抵抗を感じる?
まだ、確定できないけど、ここが原因かも?
オーナーさん、報告書でお知らせします。
***オイルポンプの引き代***
最小ストロークは確保されていたので問題はなかったけど、引き代が少なかった。
試乗する前に確認するべきだった・・・深く反省
まだ、ざっと確認しただけだが、なんとなく状態は把握できた気がする。
さて
報告書と見積を作成しなくっちゃ!
YH0011