ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

トヨタ 86 RC

2012年02月13日 | 日記

 

 トヨタ86の販売が日本において始まったと聞いてトヨタのホームページを訪れてみた。

 ホームページを訪れて驚いた、数多くのクルマがラインナップされているがスポーツカーは86しかない。という事はこの86が販売されるまでは現行トヨタにはスポーツカーがプロダクションラインに無かったのだな。 

 

 200万円を切るとの予想通り、車体価格が199万円の トヨタ86 RC

このトヨタ86RCを見て更に驚いた。

 今の時代に200万円以下で新車のスポーツカーを手に入れるとはこんなクルマを選ぶ事になるのか、見方を変えると200万円以下での提供はこれが精一杯です。という現実を突きつけられた感覚がないでもない。 

 このモデルを最初に目にした時は驚いた人も多かったのではないだろうか?エアコンなし、ステレオなし、バンパーの塗装なし、サーキット走行を意識した走る為の必要最低限な仕様ではあるが、市販車としてはちょっと中途半端な気がしないでもない。

軽くて、走りはいいだろうなーと思う。(乗った事ないけど...)

 おそらくこういった販売の試みは斬新的ではあるが、実用面から見ると少し?に思う。直感的に2つの意図を感じる。それは200万円を切る価格設定にこだわってしまった事。約束を守りました、そういう気持ちは分かる。しかしRCはそれを装備を外すという形で実現している。そしてもう一つはRCの見栄えを悪くして、もう一つ上のGグレードを選ぶようにグレード設定している様にも感じる、(まさか?)GグレードはRCに比べて50万円の大きな価格の開きがある。

 しかし、86RCには走りに対するこだわりを感じる。走りに直接関係無いものはいらない!走りの性能は落とさない!その硬派な姿勢には好感が持てる。実はこういうクルマの存在を心の存在意識の中で求めていた人は必ずいると思っている。実は僕もその一人であるからRCに惹かれてしまうのだ。

 

スバルBRZ RA、もある。

 86RCに比べて7万円程高いけど...トヨタ、スバル両方に選択の範囲を広げると、この価格設定は悪くないな、と思った。RCとRAは化粧したかしないかの違いだろうと思う。

 スポーツカーの人気の行方は分からない、しかし このメッセージを読むとメーカーは今まで知っていて取り組まなかった、という現実があったのだと思った。しかし同時にメーカーの時代を観る目が変わった(変わろうとしている)のかも知れないとも感じた。クルマはただ単に便利な移動手段ではない。クルマの可能性やおもしろさを追求する事にこそ価値があると思っている。

 これから日本の製造業は国内の市場においては量を減らして質を高める(電子機械的、高級的な質だけではない、アナログ的な)方向に向かうでは無いだろうか、車もメーカーから一方的に供給されるだけの商品ではなくなるのだろう。その始まりが86RCかも知れない。 そう考えると、実は最も進んだ理念で存在しているのが86RCなのではないかとも感じてしまう。そうした目で見ると化粧なしのRCが逆にかっこよく見えてくるから不思議だ。

 


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