ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

迷わずにMOTEL 6へ

2012年08月15日 | ロクマル北米旅行 26/27

 アメリカを自動車で旅行するならその宿泊にMOTEL6 (モーテル6)を奨めする。今日までアメリカ自動車旅行やビジネスなどで様々なホテル、モーテルをかなり利用して来たがモーテル6で困ったことはない。奨める理由は、安い、清潔、手軽、17歳以下の子供は全てただ、朝のコーヒーサービス等である。

(新婚旅行にはもっと良い所を...それ以外はOK)

 

 そして、もう一つ大きな理由は

Toyota Land Cruiser Association (TLCA)の会員にはデスカウントが付くのだ。

 

嬉しい~ 

 

TLCA Members only: Save 10% at Motel 6!

Motel 6 is partnered with TLCA to provide all TLCA members with a 10% discount to any Motel 6 nationwide. Whether you are traveling for TLCA business or a personal vacation, you can still receive the discount. Since Motel 6 is the lowest priced hotel of any national brand, the discount will help save you even more! To book your reservation using the TLCA discount, visit the Motel 6 or call 1-800-4-Motel6.

 

という事で、

今日の(も)ファイナルデスティネーション(最終目的地)は、モーテル6という事になります。(笑)

予約はしません。

 

今日はアリゾナ州のフラッグスタッフを目指しています。

乾燥した砂漠の道、

ラジオなどは入らず、孤独な旅だと思われるかも知れませんが、ふと横を見ると...

 

おおっ、ロクマルが...、

一人ではなかった。

 

右手側には陽光が、左手側には影が、

誰もいない砂漠でニヤニヤ(^^)して喜んでいたりする。

 

砂漠の光景の中から前方の山々が視界に入ってくる。

これから先はゆっくりとした登り坂、フラッグスタッフの街はあの山の上です。

フラッグスタッフの街は標高2100メートルの高地、

アリゾナの避暑地です。

 

ここまで一緒に走ってきたもう一台のロクマルともお別れです。

これから先は一人で進むしかない。

さようなら、また会える日まで、

 

標高が高くなると針葉樹の木が増えてくる、ラジオが街の放送をキャッチする。

街は目と鼻の先にあるのだな、

...

 

モーテル6にチェックイン、

駐車場にはそれらしきお客さんの愛車があちこちに停まっている。

 

僕も、60から6に移動して...。

あっ、飯食ってないな、腹減った。

また6から60に移動して、夜のフラッグスタッフの街に消えて行くのであった。

 

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MONUMENT VALLEY DRIVE

2012年07月24日 | ロクマル北米旅行 26/27

 地球はその昔氷河期と呼ばれる時代があった。

その当時から気の遠くなる程の長い歳月をかけて侵食と風化を繰り返してきた自然の芸術。

モニュメントバレーはそういった地球の歴史を感じさせてくれる。

そしてその作品は、現在も製作過程である。

決して完成(終わり)には至らない、

ああーなんと、果てしないストーリーなのだろうか!

 

アメリカで最も感銘を受ける道、ルート163

 

通り過ぎるのが勿体ないな、

...と、思う。

 

ハーレーの集団

おおっー! ロクマルだ!

といって停まった。

 

...

のではありません。(笑)

 

...

大地の角(みたい)

...

 途中黄色いスクールバスとすれ違った。この地で生活しているナバホ国の人々がいる。

 美しい大地だが水気のない乾燥した場所での生活は制約がある事だろう。合衆国の国民なら電気 ガス 水道などのインフラを当たり前の様に求めるが、この土地の人々の生活はもっと質素に見える。

 自然、と言うと日本人なら豊かな緑が頭に浮かぶであろう。自然を守るとは樹木の伐採や開発のコンクリートの険悪感を感じるが、この地の人々の自然を守るという感覚は全く異なる。日本なら何処にでもある水はここにはない、土地に種を植えても食物は容易には育たない、つまりこの地で生きて生活してゆく事は難しい事なのだ、おそらく自然保護という感覚は生活に余裕のある人々の見地かもしれない。ただ毎日一生懸命に生活(サバイブ)している。

 

 モニュメントバレーはアメリカの聖地

 

 大自然とそこに住む人々、それら全てを含めて見る時に、ああーこの地は神聖な場所だと言えるのである。

 

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N A V A J O

2012年07月23日 | ロクマル北米旅行 26/27

 ユタ州の最南端に位置するNavajo Indian Reservation (ナバホインディアン居留地)

ナバホ国と呼ぶ。

 

 アスファルトの道路を外れると人気は全くない。

 

アメリカという国の中にありながら、アメリカ合衆国の法治外にある。

道の横で物を売ってはいけない!のサイン。

 

おそるおそる、ナバホ国の深地を訪ねる、

未舗装な大地をゆっくりと走る。

 

やはりランドクルーザーで走るのが楽しい。

ただ、神聖な大地を走らせて頂いているという感覚がある。

 

この人工物がない景色の風景は太古から続く風景であるのだろう。

 

静かだ、

風の吹く優しい音のみが聞こえてくる。

 

大地と太陽の空間、

やはり人間は旅人だと思う。

ポジェション(所有物)などは全くない、

人は裸で生まれて、手ぶらで逝く。

 

ここに何かがあるのではない、

街に在るものは何もない。

 

サボテンの華

誰も見ていなくとも美しい花を咲かせている。

 

人が誰も見ていない場所で、

美しい花を咲かせる事が出来るであろうか?

 

自分に対する問いかけである。

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Willys Jeep Pick Up Truck

2012年07月22日 | ロクマル北米旅行 26/27

 ユタ州の南東の田舎町Blandingで見かけたメーター君

 正体はWillys Jeep Pick Up、おそらく1950年代のピックアップトラックである。

ちなみに、映画の中のメーターは、

ここにいます。

形はともあれ、色と雰囲気がよーく似ています。

 

ただのピックアップではありません、

トーイング(レッカー)車である。

 

未再生車なのが嬉しい。

鉄板を曲げて叩いてくっつけましたという造りがとても素朴に感じる。

 

荒野を縦横無尽に走っていた当時を思い出す。

 

 塗装が剥げて、サフェーサーが剥き出しになり、更に表面にはサフェースラストで覆われている。当時の厚い鉄板と乾燥した気候という条件でこの様な色合いが出来る。穴が開くまでまだ猶予がありそうだ。

カリフォル二アのTLCに持ち込んだら、面白そうな車に仕上がるかな?

...

 

ナバホの大地を迂回するバス。

 ナバホ トランジット

バス停からバス停までの距離は長そーだな。

 

モアブ(ユタ)を出発してアリゾナ州へ南下。

 

ルートは191号線から163号線へ入る。

 

さて、いよいよだ...

ドキがムネムネです...少し緊張しています。

 

アメリカ合衆国で一番好きな道(ルート)なのだ。 

 

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聖地巡礼 2

2012年07月08日 | ロクマル北米旅行 26/27

 四駆の聖地、そこは四駆どもが大きな顔をしていられる場所。時間があれば、表通りのオープンカフェ(屋外)レストランの一角で飯を食いながら通り過ぎる車を眺めると楽しいと思う。いろんな四駆が常に通り過ぎるからだ。

モアブの町は動く四駆のミュージアム!?

 

観光案内所の近くにあったトヨタスプリンターカリブ、

懐かしい~、

 

ラングラージープJKは流石に多い、

 

普通に使われている希少なJEEP SCRANBLER

 

トヨタSR5ピックアップ

 

モアブでは多くの四駆を指を咥えてみているだけではない。

そこに岩山があるなら四駆で走ってみたくなるのではないだろうか?

ジープツアーは勿論ですが、このアドベンチャーセンターでは、

 

ハマー(H1)ツアーを紹介しています。

コースと時間は幾つかの選択があります。

 

ねぇ、ライオンズバックも走るのかい?

おおっ、LB知っているのか?残念だが今は走れないんだよ。

 

夕方の夕陽コースはお奨め、との事。

 

レンタル ラングラーJK、ロッククローリング使用!

 

これは誰かに運転してもらうのではない、自分で運転するのだ。

これで難所を走ってもいいのかい?

勿論だ!

コースのリストはこの紙に書かれているよ、

外国人は追加の保険代を払ってもらう事になるけど...

$ いくらだ? 

一回50ドル...。

 

ATVのレンタルも沢山存在する。

 

ガソリンを満タンにしてモアブを出発する。

 

 遅いランチはガソリンスタンドで買い込んだメキシカンフーズのケサディラ(Quesadilla )、これに唐辛子のホットソースをたーっぷり付けて喰らう。

お味は?

辛e!

 

 

モアブではオフロードに対するサービスが充実し、走る環境が整っている4x4天国、即ちここは四駆の聖地だと 僕は思っている。

 

四駆好きから観た、モアブの(ちょっとした)情景でした。

 

次はいよいよ(やっと)フラックスタッフだ。

 

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聖地巡礼

2012年07月07日 | ロクマル北米旅行 26/27

 ユタ州のモアブ、人口五千人程のこの小さな町は世界的に有名な自然の赤岩彫刻、アーチーズ国立公園が隣接している宿泊の町としても栄えている。町の中は観光客で賑わっている。

 

ルート191を北上する。モアブ地域に近付くと赤い巨石が道の左右に展開を見せる。

それは巨大な一枚レンガのようにも見える。

 

モアブ断層、町に近付くと険しい岩肌が来客を迎える。

 

赤岩の渓谷の中にオアシスを感じさせられる緑林地帯が視界に入る、モアブの町だ。

 

町の中央でインフォメーションセンター(案内所)を訪れる、

今回は、モアブオフロード情報を入手する目的。

 

おっ!SR5

4x4がふつーうーにあっちこっち走っている。

 

インフォメーションセンターの中では年配の方々が忙しそうに来客の世話をしていた。

 

案内所を歩きながら情報を模索していると、後ろから声が!!!

wha can 愛 do 4U! 

振り向くと、ここのスタッフの少し痩せた小さなおばあちゃんが、

その眼鏡の奥からジーット僕の目を見ている。

...

え、ええっ、モアブの4x4オフロードの情報を探しています。

...

カム!(来い)と一言、

ヒア!(ここだ)と次の一言、

デス!(これだ)と黄色い紙を手渡してくれる、

それはモアブのオフロードコースの地図、難易度も表示されている。

 

これ、これ、これ、これーっ、

これを探していたのですよ。

 

ジープに乗るの?

...ジープじぁーない、ランドクルーザーだといいたいが...

そう!

 

GOOD LUCK!   と片目を閉じてウインクされる。

39(サンキュー)!!!

 

モアブ周辺を探索開始、

南へ、

 

北へ、

ルート128はお奨めのドライブコース、

アーチーズに隣接した巨大な赤岩の渓谷。

 

多くの4x4とすれ違う、

自然保護にうるさいアメリカの中にあって、モアブのように4x4で走る環境があり、四駆での経験が保護されている場所は少ない。

 

そんなモアブにランクル60で訪れる事が出来て嬉しかった。

 

なぜならここ(モアブ)は、

4x4の聖地!

だという感覚があるからだ。

 

ああっー、言っておくが聖地の巡礼はロクマルの事だよ、(笑)

 

過去記事:M O A B GUIDE

 

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サルはモアブへ向う

2012年07月05日 | ロクマル北米旅行 26/27

コロラド州の南西を走るルート41からユタ州に入る。

ここから北のモアブの渓谷まで(ついでだから)行け!と心が騒ぐ。

 

あれっ、

目的地はここから南西に走ってアリゾナ州のフラッグスタッフを目指して行くのではなかったのかい?

...

ウサギとカメの話は御存知でしょうか?

...そんな話は幼稚園児だって知っているだろっ!

 

その話に2012年バージョンが存在していました!

うそっ~ 

 

ウサギとカメ2012年バージョン...ウサギとカメの登場人物(動物、爬虫類物)は一緒ですが実はもう一匹サルが登場し3匹の競争となります。なんとサルはゴール直前に姿を消します。そもそも競争には興味がなさそうです。サルはウサギのようにゴール手前で寝る(ユックリする)なんて事はしません。余った時間を限りなく忙しく使おうとスケジュールを埋めてそれを実行したので予定のコースから外れて姿を消したのでした。

しかし、ゴール予定日には観客の前にちゃんと姿を現しました。ゴール手前でコーヒーを飲みながらカメの一着を眺め祝し、その後に送れて悔し涙を流しながら走ってきたウサギに2番の位置を与え、その後ドンケツとしてゴールしたのですが、僕にとってゴールは出発だ!などと訳の分からない事をほざき、姿を消していったのであった。

嘘ではありません、フィクションです。(笑)

 

そのサルのモデルがこのおやじという事である。

 

ただ単に、道草だろっー

いえ、

市場調査です、(笑?)

 

ルート191を北上する。

 

途中には、こんな形をした目に付く岩が...

うん、こ -いうのがおもしろい!

 

大地の色がじょじょに赤くなりつつある、

目的地へのゴールから離れていくとじょじょに不安にもなる。

 

不安と期待!

ロクマルの旅は常にこの感情でバランスを取り続けるのだ。

 

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ロクマルは憧れのトラックです

2012年07月04日 | ロクマル北米旅行 26/27

ランドクルーザーか!

凄く、いいねぇ!

しっきしょう!!!、俺もほしいなぁ。

 

と、思いっきり褒められた。

シェビーの80年代の小型トラック

...かなり使い込まれていますなぁ、

こいつはもう30万マイル(50万キロ)は超えてるよ、

オドメーターはとうの昔にぶっ壊れているけどね...、

 

ディーゼルかぃ?

いや、ガソリンだよ、

エンジンはe-susu!

???

ああー、いすゞの製のエンジンなんだな。

 

 中西部のガスステーションでカリフォル二アからやって来た白人男性と話し込む。彼は仕事でこの辺りを良く走るらしい。話をまとめるとシンプルで丈夫なちょっと昔の小型トラックを愛用するのは楽しい!という事だ。

古いトラックに仕方なく乗っているのではなく誇りを持って乗っている感。

僕と同じ様な価値観をクルマに対して持っている事が感じられた。

ランドクルーザー60のトラックとしての存在価値を感じる会話であった。

 

 しかし、この様な方と話が会う(波動が合う)という事は、他人を観てわが姿を観る事にもなるのであろう。僕が彼をボロイトラックに乗っている気のいいおっさんだと思った感情そのものが、実は自分が他人から見られている姿そのものではないか、と感じたのである。

 

そして、最後にこのおっさんが残した一言、

 

決めたよ!

 

このトラックがが壊れたら、次は僕もランドクルーザー(60)に乗るよ!

 

嘘だろ!直して乗るくせに...(笑)

 しかし、嘘でも嬉しいね、最高の賛美な言葉だと思った。

 

...本気だったりして。

 

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ランクル GO !  GO !

2012年07月03日 | ロクマル北米旅行 26/27

コロラド州からユタ州に向けて草原地帯を走っていると...、

ん、

 

無意識に目に留まった、あの面影は、

あっ、兄貴っ!!!

 

クルマを停めてUターン、

ここで会ったら100年目、一期一会、

 

ロクマル、ご挨拶に伺う、

しゃーないなぁ、ロクマルに(ちょっだけ)付きあってやるかな、(笑)

 

道の脇に放置してあったランドクルーザー55(ゴーゴー!)

放置?いや、休んでおられるのだ。(笑)

 

こんな骨董屋(ゴミ屋)?の横に、

いえ、アンティークショップです。

OPENと書かれているがもちろん店は開いていない。(笑)

 

兄きぃ~!

いかがお過ごしで...^^; すか?

お会いしたかったすぅ。(嬉泣)

 

オリジナルないい色合いですなぁ!

 

ワシはもう老いぼれじゃからの~、

このまま朽ちて行くだけじゃ、 

 

だいじょうぶっすよ!兄きぃ、

あっしが必ず救い出しますから...

もうしばらくお待ちになってくだせぃ!

 

横から兄弟の会話を聞いていると、ハラハラするわ、全くっ。 

 

流石、兄弟愛!

 

しかし、ええんかい?そんな約束勝手にして...

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一人ぼっちの快悦感

2012年07月02日 | ロクマル北米旅行 26/27

 コロラド州といえば緑豊かなロッキー山脈を頭に思い浮かべる事だろう。しかしここコロラド州の南西は緑のない美しい自然が残っている。美しい景色というのはいつも山紫水明ではない。この地球の上にはこうやって人間の住みにくい砂漠や荒野が点在しているが、そこにはそれを意図的に地上に残している地球の守護神の意思があるように感じる。

なぜかって?

それはそれらが人間にとって必要なもの(場所)だからだと思っている。

 

神はそれらの大地に道を巡らす事は許されたようだ

 

何時間も風きり音を聞きながら一人で走る荒野の旅は孤独だと感じるかも知れないが、

実は、全然愉しい、

 

そりゃー、大好きなランクルで思いっきり走れば...そうだろう。

もちろん、それはある、否定できない。(笑)

が、

同時に大地より母性的な愛情を感じるのだ。

 

皆が皆そうだとは思わないけど...

 

人工的に削られた岩肌、

これはこれで美しい、

自然に刻まれた人間の爪後か!

 

人と話をするのは飯を買うときだけ、

大地との会話の合間に...。

 

ニューヨークの大都市の路上では孤独を感じる自分も、

辺りに誰もいないこんな場所では孤独を感じないのはなぜ?

実に不思議な感覚、

 

おそらく人間は各自それぞれに魂の故郷なるものがあるのではないか?

...と、思った。

 

しかし、そんな僕にこんな経験をプレゼントしてくれたのはロクマルランドクルーザーである。

つまりロクマルは神の使いか?

祭る事はしない、むしろほったらかしですが...(汗)

 

ただ、いつも感謝しているよ、ロクマル君!

 

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フォーコーナーズの風

2012年06月24日 | ロクマル北米旅行 26/27

 その時間にそこを訪れたのは、たった一人で山の山頂にたどり着き安堵感と共に周辺と下界の景色に酔い、噴出した汗を爽やかな風で冷ます、そんな感覚だったと思う。

 

 フォーコナーズの入り口のサイン、

ここは、NAVAJO NATION (ナバホ国家)と記されている。

この地域はナバホ族の人々の管轄地区なのである。

 

 

おっ!いつの間にか、

他にもここで寝ている奴がいる(いた)。

後で挨拶をしたが、小型車で旅をしている若者のカップルだった。

彼女は車中泊、

男は地面で、(笑)

 

ここがフォーコーナーへの入り口、

実に質素な場所である。

 

朝7時の開時と共にモニュメントへ、

 

えっ?どこから来たのか?って、

ニューヨークだよ、

何!地元の人間かと思ったって、(笑)

 

確かにナバホの人々はアジア系の顔付きだが...。

 ナバホの人々はとてもフレンドリー。

 

早速誰もいないモニュメントに足を運ぶ、

優しい風が止むことなく吹いている。

 

ここがフォーコーナーズ!

4つの州の接点...。

おおーい、来たぞっー!

 ...

 

メモリアルの周りには、ベンダーズコーナーがある。

ここでネイティブの方々が手造りの工芸品やジュエリーを販売するのであろう。

朝の7時過ぎ、開いているお店はゼロ、

 

その周辺の光景、

どこまでも閑散とした荒野が続いている。

 

 

 

ここは決して観光地ではない!

モニュメントである。

ある人は、観るところは何もない、ツマラナイよ、と言う。

 

確かに観るものはない、しかし感じるものはあるよ、

それは風(スピリット)である。

ほら、千の風になってって言うじゃない。

 

 ここは閑散とした大地でも、そこで必死に生き暮らしこの土地を守って行こうとするネイティブな人々の感情。そして観光地として栄える要素がありながらも洗練した発展を避けている背景にこの土地の精霊の気分を伺いながら生活している姿勢を感じる。

彼らのそういった姿勢を見ながら日本人の中にある忘れかけた自然に対する畏怖な感情を思い出す事が出来た。

 

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フォーコーナーズの銀河

2012年06月23日 | ロクマル北米旅行 26/27

 太陽が足元に隠れると闇の世界が始まる。

 

 それまで太陽を追いかけて西に向かって走っていたが、僕を呼ぶ声に従ってフリーウェイをはずれローカル666号線を北に向かって走り始める。太陽が沈むと何もない荒野の中は闇に覆われ、666号を南北に走る自動車のヘッドライトとテールライトが唯一の明かりとなる。

 

荒野の幽暮時は寂しく孤独である。

 

この時間に僕を呼ぶのはフォーコーナーズの地霊(スピリット)である。

一度遊びに来いと!(笑)

 

 フォー(4)コーナーズとは何か?そこはグランドサークルの中にある、コロラド州、ユタ州、アリゾナ州、ニューメキシコ州の州のエッジ(角)が交わる場所である。

 

 暗闇の中を走っていると、おやっ?

カーナビ動いていない...故障ではないと思うが...、

ここぞっ!という時に役にたたん、

 

こうなった時には、懐中電灯で照らす手元の地図と、

時々見かける路上の小さな標識、

そして、コンパス(方位磁石)で目的地を目指すしかない。

 

窓には虫がバチバチとあたって潰れる音が続く。

 

時計は夜の10時半

道に迷う...、

 

俺は今何処にいるんだ???

 

行き来する車もほとんどない、

しょぼいロクマルのメーター光が内部を照らす。

 

街灯のない荒野の闇夜を彷徨い続ける、

暗中模索とはこの事か!

 

...

 

時計が夜中の1時に近づく頃、到着しました。

 

4コーナーズ!!!

の前の空き地に...

 

車から降りて見上げた空は、

大銀河、

 

あ ま の が わ!

 

すげっー、すごすぎる、どーしょー!!!

カメラには写っていないようです(汗)

 

月がかろうじて...

ロクマルの中で空を見上げながら寝る事にする。

美し過ぎる夜空!

...

UFO も3回目撃(たぶん)

意外とあっちこっち飛んでいるのかもしれんなぁ!

 

太古の地球を幻想する。

 

今から1万5千年昔の夜空には月が浮かんでいなかった。

 遠方から飛んできた彗星が太陽系に突入し地球の近くまで来た時に表面と内部にあった全ての氷が太陽の熱で解氷し激しい豪雨となって地上に降り注いだ、これはノアの大洪水の記録などにあるように世界中に洪水伝説を残した。この彗星が運んできた水によって古代の文明はほとんど全て壊滅。僕の故郷であった太平洋の大陸(笑)も完全に水没してしまい人類の前世時代は終った。

その後生き延びた僅かな人々によって有史の歴史がはじまった。

と、いう話を思い出す。

 

今年の最初に読んだ彗星探索家、木内鶴彦氏の本

...

 

満天の夜空を眺めながら眠りに落ちる。

朝方は寒くて、日の出前に起こされる。

夜空の銀河は消えて再び空に光が戻る。

 

コーヒーを飲みながら朝日を眺めよっと!

寒いので暖房!暖房!

 

地球を感じる...なあ!

同時に生命の循環も、

 

朝日を見ながらの一杯のコーヒー、

その味は忘れたが、昨晩の夜空と朝焼けは忘れる事の出来ない光景であった。

...

陽が昇ると、少し暖かくなった。

では、

もう一眠り、といきますか...

 

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赤土の甘い香り

2012年06月22日 | ロクマル北米旅行 26/27

インターステ一ッ40を更に西へ、テキサス北部を抜けると次はニューメキシコ州に入ってゆく。

牛のうんこの香りから赤土の臭いの領域へ、(笑)

フラットな大地からロッキーの山岳地帯へ、

空気が変わる、世界が変わる。

 

ランドクルーザー200が僕を軽々と追い越す、

今回の旅では最初で最後の200との遭遇。

ランクル200からみると60は兄貴だ!いや、爺さん!

の ろ ま な ジ ジ イ !(笑)

 

ニューメキシコに入った。

近代的なインフォメーションセンターへ足を運ぶ。

 

ニューメキシコ州を走るルート66は、そこで道草をする程に魅力的な地域でもある。

わざわざ古都サンタフェ経由。

 

これからロッキーや荒野などを走るので予備のガスタンクにもガソリンを一杯に汲む。

衝動的な道草の為の準備(笑)

フリーウェイを外れるとガスステーションはまばらになる。

 

早速、プチオフロードへ、

 

広い荒野で静かに咲いている花が可愛くも美しい。

世界で一つだけの花がこんなに沢山!

誰も見ていなくとも一生懸命に花を咲かしているなぁ。

 

足元はニューメキシコの赤土がべっとり、

これがお土産!という気がして

嬉しい!

やっぱ、ヘンなおっさんだな。

 

ロッキー山脈の山並み、

ニューメキシコ一の街Albuquerque(アルバカーキー)は前方の山の向う側に位置する。

トップギアのまま坂道を登る(れた)。

ロクマルってこんなに走ったっけ?

と言っても、皆に追い越されまくりですが...。

 

太陽は午後7時を過ぎてもまだ高い、

さて、次なる道草は!(笑)

 

夕方になると前方の太陽が眩しい。

西に向かって走れ!

でも、眩しくて走れない。

 

太陽が地平線に隠れる頃には少し悩む、

今夜は何処で休もうか?

 

...ん?

 

 何処からか僕を呼ぶ声が聞こえる...

 

行ってみるか(笑)

 

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美しきテキサス

2012年06月06日 | ロクマル北米旅行 26/27

 5月のテキサス北部の40号線を西へむかって走る。少し走るだけでもフロントガラスには沢山の虫達がバシバシとあたって潰れる。

 

給油の度にゴシゴシと窓の掃除。

いったいどんな虫がいるのか?

 

こんなのです。近くにいた虫、

窓の汚れは虫(無視)出来ない。

 

テキサスの北西はこんな感じでなだらかな丘が多い。

 

乾燥した大地には花が咲いています。

 

荒野に点在するYucca (ヤッカ)の花が満開で美しかった。

 

休憩所にて、

広大な台地の風を利用する風力発電に力を入れているようだ。

沢山の風力発電機が存在する。

 

テキサスでの朝食。

広大な荒野を眺めながら、穏やかな風に吹かれながら食べるうどん。

 

カツオのダシが効いていて最高でした。!)))

 

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キャデラック ランチ

2012年06月05日 | ロクマル北米旅行 26/27

 テキサス北部の町アマリロから15分ほど40号線を西に走ると、左手に見えて来るのがキャデラックランチ(Cadilac Ranch)、そこには看板も何もなく意識していなければ簡単に見逃してしまう。

 

 1985に廃路となったルート66のメモリアルとも云われているが、マシューという男がこの10台のキャデラックを地中に埋めたのは1970年代である。

田舎のゲイジュツか(家)?

 

 

看板も何もないが、必ず誰かが停まっている。ハーレー乗りが多い。

 

ゲートの光景、

フェンスには落書きはするなよ!と。

個人の土地だが、ここでは立ち入りは黙認。

 

ここには必ず、ラッカースプレーを持って来る事。

僕が入る時に帰る人々から、どうぞ!と頂く。

しかし...皆さん、どえらいドロンコだな。

 

このマッドの先に...、

靴が汚れるのを覚悟する。

 

足元は麦畑である。

なるべく麦を踏まないようにそっと歩く。

 

爽やかな風に乗って牛のうんこの臭いが漂ってくる。

この香りがキャデラックの香りか、

ああー、ルート66の香りというのはこんな感じか。(笑)

ここはテキサスの田舎なんだ、を実感。

 

 

リベラルな雰囲気を感じる。

キャデラックランチというよりも、

キャデラックタンボ(水田)が相応しい。(笑) 

近付いてペイントするには、靴は諦めなければならない(田植え)...。

お前にそれが出来るのか?

たぶん...難しい。(汗)

 

 キャデラックランチで芸術について感じた。10台の車を並べて埋めた事だけではない。この何もない所に無から有を生み出して、宣伝もしないのにそこに人々が何年も自発的に足を運ぶという現象、即ちこの現象こそが芸術だな。

 僕がこの場所で感じたのは、感覚的には日本の神社である。つまり人々は観光に観に来るのではなく廃路となったルート66の象徴にお参りに来るのだなと思った。

誰が決めた訳でもなく、定義した訳でもなく自発的に...。

ここを訪れる人々は無意識にアメリカの大地を車やバイクで走れる事に感謝するのではないかと感じた。

 

コメント
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