リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

今日はZOOMの練習とインフルエンザの予防注射

2020年10月15日 | 日々の風の吹くまま
10月14日(水曜日)。☀☀☀。嵐が去って、台風一過とは言い難いけど、秋らしくさっぱりとした朝。でも、南東側の空を刻々と姿かたちと色合いを変えながら進んで行く雲の壮大なことと来たら。ほんとに空の曇というのはいつも見飽きないな。









午前中、ラップトップをミニチュア工房に持ち込んで、カレシを相手にZOOMの練習。だいぶ前にアプリをインストールしてあったんだけど、そのときに自分の顔を見て、あ、カメラがオンになってる、でおしまい。でも、Arts Clubのオンラインオークションで射止めた「芸術監督アシュリーとのおしゃべり」が来週の火曜日にZOOMであるので、英語レッスンで使い慣れているカレシを指南役にしたてて付け焼刃で覚えることになって、あれはどうするの、これはどうするのとうるさいワタシに、カレシがオフィスとレクルームの間を行ったり来たりしての指導。ほんのちょっと手こずったところもあったけど、無事にミーティング開始。普段見ることのない相手側の画面を見に来たカレシが部屋のすぐ外で言ったことがZOOMの画面からも聞こえたからびっくり。へえ、ラップトップのマイク、意外に高感度なんだね。

ひと仕事が無事に片付いて、ランチが済んだら、インフルエンザの予防注射を受けに揃ってスーパーの薬局へ。予約したときにダウンロードした「承諾書」の質問にきのうのうちに回答して、印刷して、サインしてあったので、予約確認メールの指示の通りに肩口を出しやすい半袖シャツの上に厚手のジャケットを羽織って、マスクも用意して、今日のウォーキングの半分。スーパーの入口でカレシにマスクを着けさせて、薬局で承諾書を出して、衝立で囲んであるところですごいイケメンの若い薬剤師くんによる注射。いつも思うんだけど、薬剤師さんがすると看護師さんのよりもていねいで、え、もう終わったの?というくらい痛くない。シニアの私たちは無料なので、店内で10分ほど過ごすついでにちょこっと買い物。

帰り道にカレシにマスクを外してもいいよと言ったら、「大丈夫。冬の寒いときには鼻も喉も乾かずに済みそうでいいね」。まあ、自分の吐く湿った温かい空気を吸い込むから、空気が乾燥する冬には確かに呼吸が楽な感じがするし、鼻や喉が乾燥しなければ普通の風邪の予防にはなりそうかな。カレシは帰り着くまでマスクをしたままで、ふむ、マスクなんか絶対にするもんかと言っていた人が、何の心境の変化なんだろうなあ。ま、いいことではあるけど。



4日ぶりの買い物は大風との戦い

2020年10月14日 | 日々の風の吹くまま
10月13日(火曜日)。☁☀☁☀。何だか朝方まで大雨が降っていたみたいで、今日はまたまた強風注意報発令中。それでも9時過ぎには日が差して来てびっくり。毎時の予報をチェックしながら、タイミングを計ってウォーキング。晴れ間が出ていても風が強いので、フリース裏のパーカを着てちょうどいい気温。東の方の郊外では折れた枝や倒木による電線の切断が相次いで、8万戸以上が停電中とか。

午前中は、南東向きのバルコニーでは風がごうごうと凄い音を立てて吹いていたけど、角を回った北東向きのルーフデッキはいたって穏やかで、まるで別々の世界が2つ。水遣りのときに下の階に水が落ちないようにとバルコニーの手すりに沿って敷いてあるゴムマットが、手すりの下から吹き込む風に煽られてパタパタとやかましいので、鉢やプランターを動かしたり、水遣り用のジュースの空きボトルに水をいっぱい入れて置いたりして飛ばされないように押さえるのに躍起。で、何とか落ち着いたと思ったら今、度は残り少なくなって軽くなったバーミキュライトやパーライトの袋がはたはたと離陸の準備運動をしているので、バルコニーの隅っこにまとめて、その上にまだ重みのある園芸土の袋をどんっ。いやはや、高層マンションの暮らしは大風が吹くといつも大忙し。

天気予報をチェックして、雨が降る前にいつもよりずっと早い時間にスーパーへ。荒れ模様の連休に備えて木曜日に備蓄買いして4日間も巣ごもりしたので、牛乳とバナナとアップルソースがけさの朝ご飯でちょうどなくなって、トーストにするパンも後わずかで、ランチにラーメンを作ったらネギもない。カレシの注文を加えたら、4日のブランクの後の買い物リストはやっぱり長い。スーパーまで徒歩3分なのに、10メートル以上吹いてそうな向かい風で前のめりになったと思うと、角を曲がったとたんに今度は強烈な追い風に押しまくられ、ときどきつむじ風が巻き上げる枯葉に顔をそむけながらの強行軍。さすがに閑散としたスーパーでショッピングトロリーのバッグいっぱいの買い物をして帰って来たけど、そのまま夜になっても雨は降り出さず、風もどんどん弱まって来たから、拍子抜け。予想よりも俊足の嵐だったのかな。

でも、今日の「お買い得」は最近はまっているカメリナ油。古代のケルト人が油の原料にしていたという、日本語ではアマナズナという植物からプレスした油で、栄養成分は特にオメガ3、6、9がたっぷりで健康食品として抜群。高温でも酸化しにくくて、独特の風味があって、料理によし、ドレッシングにもよしという優等生で、我が家ではキャノーラ油に取って代わって、オリーブ油、ごま油と並ぶキッチンの必需品。それが普段は2千円近い値段なのが今日はセールで1600円。まだあるけど買わない手はないよね。

   


フルタイムで遊びモードに戻ったので

2020年10月13日 | ミニチュア工房にて
10月12日(月曜日)。☀☁☀。感謝祭。今年は私たちも家族も友だちも誰ひとり今のところコロナに罹らず、私たちはリタイア生活に困ることもなく、たいていの好きなことができて、おいしいものを食べて暮らせている毎日に感謝しよう。地平線の真っ黒な雲の上で燦々と輝く朝日がうれしいね。朝一番のメールは翻訳プロジェクトが来年まで中断というお知らせ。終わっている分については払ってもらえるそうなので、それじゃあ「後日通知」があるまで、心おきなくフルタイムで「遊びモード」に戻ることにしよっと。

ということで、さっそくミニチュア工房入り。ほぼ1週間前に仕事と並行でスタートした「ドナの憩いの家」は、最初に壁と床、暖炉を組み立てた後は、仕事がない日や仕事のある日の午前中1、2時間の作業。まずは位置を変えにくい大きな家具を作って所定の場所に置いて全体をイメージするわけだけど、パーツを糊付けするだけの家具でも金具を変えたり、厚紙のパーツを木の板に作り変えたり。Rolife製なら板をレーザーでカットするパーツが広州のメーカーのは厚紙を切り抜いて折るようになっていたりするから、見た目も安っぽいのでつい自分流になる。輸出用の安い玩具を作る企業だからさもありなんというところだけど、使い残しの紙切れ、木切れ、布切れ、ビーズやハトメ、簡単に手に入らないパーツの類を「宝の箱」に集めておくのはこのため。これで何ができるかなあと想像を膨らませるのも楽しいから一石二鳥かな。



白い暖炉は一見おしゃれだけど、マントルピースの下に少女趣味的な飾りをぶら下げるようになっていて、それが何とも幼稚なので、紙類が詰まっている宝の箱から見つけた装飾タイルのような紙を貼ってみたら、ほら、ヨーロッパのおうちの雰囲気になったじゃないの。白いレンガの煙突に初めから印刷してあって上に額縁を貼るだけの絵は後で変えよっと。サイドボード(引き手だけ変更)、テーブル、スツールは簡単だったけど、サイドテーブルは正面が紙切れに引き出しを印刷したものだったので、板を寸法に合わせて切って、錐の先で引き出しのラインを付けて、白い絵の具をさっと塗って、細いスティックを切って引き手にしたら、ほら、ちゃんとまともに見えるじゃないの。一番の頭痛の種だったのはソファ。元のキットのは真っ白で見たところおしゃれなんだけど、思い描いたイメージにそぐわない。そこでおとなしいベージュの生地に変えてみたんだけど、肘掛の気取った曲線が生地を被せるのに邪魔だし、接着剤が浸み出すしで、きのうとうとう一応できあがっていたのをばらして一からやり直し。ソファの背もたれと座面には扱いにくい合繊の綿の代わりに2枚重ねの厚いフェルトを入れて、肘掛はシンプルに、生地は糊付けしやすいベージュのフェルト。足を付けるかどうかは後で考えることにして、所要時間は1時間足らず。思いつきで背もたれにレースをかけて、クッションを2個おいたら、ドナにぴったりの気楽にくつろげそうな雰囲気になった。



さて、次は窓のカーテン、その後は想像まかせの自分流を楽しめる小物や飾りの類、そして仕上げは照明(電気スタンドとシーリングファンライト)の順か・・・。



寄り道しながら仕事の終点に到着

2020年10月12日 | 日々の風の吹くまま
10月11日(日曜日)。☁☂☂。寒っ。起きて外の気温を見たら何と9度。昼前から雨が降り出して、風も出て来て、またまた強風注意報。よぉく荒れるねぇ、ほんとに。ま、食べるものはたっぷりあるから、今日はウォーキング以外はどこにも出かけずに、ひたすら巣ごもりして仕事モードだな。あと7ページだから、がんばろっと。

ひと休みのときにスマホでニュースを見ていたら、オーストラリアでコロナウィルスは紙幣やガラス、ステンレス、ビニールなどの表面にかなり長い間生き残るという研究報告が出て、それをトロントの大学の「専門家」が解説。これがああであれがこうでと長々と説明した後で、締めくくりが「つまり、手を洗いなさいということです」。あはは、それ、パンデミックが始まったときから耳にタコができるくらい言われてることじゃないの。研究報告でもそう言ってるらしいけど、手洗いが最善の自衛策のひとつと言うことを改めて確認してくれたこの専門家氏には「いいね」をあげたいね。研究自体は相反する研究報告もあるそうだから、どの専門家にもはっきりわかってないことには変わりがないんだけど。

あと4ページというところまで来てまたひと休みしていたら、カレシが「手動で水を汲み出すポンプがあればいいんだけど」。野菜のくずを貯めておいて土を被せておいた大きな鉢がいくつもあって、雨が降ると下に敷いてあるトレイになみなみと溜まる水は堆肥の層を通って来て栄養たっぷりだから捨てるのが惜しい。プラスチックの容器ですくい出して使っているけど、手動のポンプがあればバケツにまとめておけるから、どこかで売っていないか探してくれというわけ。そんなの自分で探せるんじゃないかと思ったけど、仕事に戻る前にちょこっとググって、すぐにみぃ~っけたっ。カレシにアマゾンのページを見せたら、「それ、いいね。すぐに注文して」。はぁ~い。ちゃっちゃと注文したら、夜にはもう「発送済み」のメールが来て、カナダポストによる配達予定は20日だって。

追い込みで仕事をするつもりが、けっこうひと休みがあって、ついにはミニチュア工房で2日かけて作ったのに気に入らなかった「ソファ」を壊して、捨てたパーツを自分流に作って1時間足らずで新しいのを作り直したりと、何だかんだと寄り道。それでも9時前には最後のページに到達して、翻訳担当へのコメントを見直して、第5章の校正は完了。もう次のファイルが来ているんだけど、とりあえず明日は「遊びモード」ってことにしよっ。

作り直したら・・・


専門と何とかのひとつ覚えはどう違うのか

2020年10月11日 | 日々の風の吹くまま
10月10日(土曜日)。☁☀☁。感謝祭の三連休の始まり。雨はかなり降ったようだけど、風は予報ほどではなかったみたい。午後には雷雨の可能性があるそうだけど、この辺では雷はめったにないからどうかな。激しい雷雨のときに心配なのが、コンピュータが一瞬にしてこんがりとフライにしてしまいかねない電力サージ。突然の停電に備えて使っているUPS(無停電電源装置)にサージ保護がついているので雷さまが来ても平気だけどね。

床掃除を済ませたら、今日もまっすぐに仕事モード。でも、仕事に集中する前にまずは新聞サイトめぐり。今どきはたいていがペイウォールを採用していて、有料会員だけ読める記事とか、無料会員に登録すれば有料記事を月に何本読めるとか言うのが多いけど、日本の新聞を含めていつも巡回する12、3紙のうちでワタシがデジタル版を購読しているのは地元のVancouver Sunとクロスワードパズルが目当てのニューヨークタイムスだけ。だって、テレビ局のサイトならニュースは無料だし、世の中の様子は見出しを読めば想像がつくし、朝日も読売も毎日も記事には中身がないから、別に不便はないもの。

そのVancouver Sunに、BC州のコロナ抑止対策の総指揮官であるボニー先生が「屋内でのマスク着用を義務化する考えはない」と明言したと言う記事があって、ほほおと思って記事を開いて読んでみた。最近地元の大学が「オンタリオ州のマスクを義務化した地域ではそうでない地域に比べて感染者数が25%少なかった」という研究報告を出したそうで、それについて「有用な報告ではあるけど、実際には数多くの要因があって、どれが一番効果があったかを判断するのは難しい」として、「BC州では市中感染はオンタリオに比べて低い水準にある」ので義務化する必要はないということだった。でも、「交通機関のようなフィジカルディスタンスを保てないところや屋内で長時間過ごさなければならない場合には断然みんながマスクを着用することを勧めます。こういう場合には違いが出ると思われますから」。うん、ボニー先生の言うことはmakes sense(筋が通っている)。

この半年と言うもの、メディアには「専門家」がああちゃらこうちゃら「怖いこと」を言っている(と言う)見出しが増えていて、何ちゃらが専門のどこそこ大学の何とか博士たちがここぞとばかりに、これは危険だ、あれは危険だとえらそうなご託宣をのたまうだけでもウザったいのに、知識、知見をひけらかすばかりでじゃあどうすればいいかという提言がないもので、そこが一番知りたい市井の「一般人」にはうんざりでしかなくなっている感がある。専門というのは何とかのひとつ覚えに通じるところがあるから厄介で、専門家は自己陶酔がちで普通の人が住む世の中から浮いてしまっているから、警鐘でも警告でも忠告でも誰も聞いていないという感じがする。学者に対する不信感が高まっているとすれば、そんなところに原因がありそうな気がする。


仕事が病膏肓に入ってしまうと

2020年10月10日 | 日々の風の吹くまま
10月9日(金曜日)。☂☂☂。予報通りの雨で何とも寒々とした朝。でもまあ、しっかりと「仕事モード」になるにはいいかも。天気予報サイトのアプリをスマホにダウンロードしておいたので、ウォーキングに出かけるタイミングを計るのに毎時の予報をチェック。アプリを開くと現時点から5時間の毎時の天気、気温、体感温度、降水確率と降水量が表示されて、タップすると風速、風向、瞬間最大風速が加わる。それ以降は「毎時」のセクションで1時間ごとに3日分、「7日間」の予報は毎日を午前、午後、夜、夜間に分けて7日分、「14日間」は毎日を昼と夜に分けて14日分。この辺の天気予報は外れが多いんだけど、せいぜい1、2時間先の天気くらいは当たるんじゃないかな。

朝ご飯が終わって、家事関連のメールや支払いを済ませたら、よぉ~しっと仕事モードにスイッチ。28年11ヵ月続いた現役時代にはスイッチを入れるも何もなかったなあ。毎日朝は6時半に起きて、カレシのランチを作って、朝ご飯を用意して、カレシを送り出したら即刻仕事で、自分のランチと晩ご飯の時間以外は寝るまで半地下のオフィスにこもって、10時間くらいは仕事、仕事。週末もへったくれもなく仕事、仕事、仕事。洗濯はトイレに行ったついで、カレシのシャツのアイロンかけは夜中の2時過ぎ、食材は週に1度まとめ買いしては夜中過ぎまでかかって冷凍しておく肉や魚を処理したりで、唯一の息抜きはランチの時間に『刑事コロンボ』や『探偵レミントン・スティール』の再放送を見ること。

まあ、ワタシは自分が実行したことについては良くても悪くても後悔しないたちなので、俗に言う「たられば」的な懐古趣味もないんだけど、今になって考えると、ワタシっていったい何やってたんだろうと思ってしまうな。営業もやらないのにどさどさ入ってくる仕事とねじり鉢巻で格闘していたこと以外に思い出せることがほとんどないんだもの。もちろんあの気ちがいじみた時代があったからこそ悠々自適に暮らせる今があるんだけと、こうやって70歳を過ぎてやっと手にしたリタイア生活を中断して仕事に戻ってみると、やっぱりあれは狂気の沙汰だったなあという気がする。いや、今も狂気の沙汰なのかもしれない。カレシとの旅行を存分に楽しもうとしていた矢先のコロナ騒ぎで、どこへも行けなくなってくさっていたときに元のお得意さんからの「仕事してみない?」というあまぁ~い囁きによろめいちゃったんだもの。

でも、底なしの「知りたがり屋」に生まれついたらしいワタシには、仕事はやっぱりおもしろい。エンジンのかかりが少々悪くなっていても、始めるとおもしろくなるし、資料探しでいろんな発見があるとますますおもしろくなって、俄然元気になってしまうから、もうこれは病膏肓に入っちゃってる感じ。そういうキャリアにめぐり合えたのは神さまの思し召しだったのかもしれないな。感謝祭にかこつけて、神さま、ありがとね。


連休に備える買い物で今日も仕事はそっちのけ

2020年10月09日 | 日々の風の吹くまま
10月8日(木曜日)。☁☁。天気は下り坂。この週末は感謝祭の三連休だけど、明日もあさってもしあさっても雨と風の嵐模様という予報。でも、コロナの今年は大人数の集まりは避けるように言われているから、荒れ模様の方がいいのかな。そういえば、いつもなら9月あたりからスーパーのフリーザーに山積みになっていたでっかい七面鳥が今ごろは片隅に売れ残りがまとめられているんだけど、今年は感謝祭が目前になってもまだごろごろと残っている。我が家は昔は5、6キロのを朝からがんばって焼いたもんだけど、2人家族には大き過ぎて持て余すので、食べなくなってから久しいな。来月末のアメリカの感謝祭はカナダよりもずっと盛大な祝日だけど、売れるのかな、大きな七面鳥。

きのうは結局仕事の方をほとんどサボってしまったから、ミニチュア工房での今日の作業はパーツを糊付けするだけの家具を4個作っておしまい。ひとつは正面が紙製でダサいもいいところなので、「木材」の箱から板の切れ端を掘り出して自分流にしたけど、3個は接着剤が乾くのを待つだけが手間隙と言う感じ。家具で残っているのはソファだけで、これは真っ白でぺらぺらの生地が気に入らなくて、「布生地」の箱からクッションとも合いそうな落ち着いた茶色系統の布切れを掘り出して来て代用。ちょっと手が込んでいる感じなので、作業はあした、あした。仕事をしなくちゃね。

明日から天気が荒れるとの予報なので、今日のうちに三連休中に買い物に出なくても済む量を備蓄しておくことにして、ウォーキングから戻ったら財布とショッピングリストとトロリーを掴んでとんぼ返り。今日はなぜか年寄りのカップルがけっこういて、感謝祭に子供や孫たちが集まるからなのか、嵐に備えてのことなのか、みんなかなりの買い物。おばあちゃんが品定めをしている間そばでおじいちゃんが重そうなレジかごを持って待っている図は微笑ましい。今日は買い物が多いから運び役に付いて来てねってことか。肉や魚は連休中の献立をあれこれ考えながら、野菜類は半分がカレシの注文で、後は普段は買わないけど感謝祭のご馳走に使えそうな冷凍品をものを衝動買い。結局は連休明けまで巣ごもりできるくらい大量に買い込んで、トロリーの特大サイズのバッグが初めて満杯になった。それでも車輪が大きくて厚いので、引っ張るのは楽々。

晩ご飯の後で、カレシが藪から棒に「チオンがキャンセルして来たから、酒屋とHマートに行って来よう」。料理に使う日本酒を切らしていて、我が家のご飯の定番である発芽玄米も残り少なくなったので願ったりかなったり。Hマートではカレシが車の中で待っている間に米や中華めん、ラーメンスープ、干ししいたけ、冷凍シシャモやホッケ、カレシが大好きなししとうやピリ辛らっきょうなどを買うのに20分の超スピード。酒屋は我が家からは町の反対側の駅の近くのモールまで行ってブードルズのジンと月桂冠を買って、これで三連休は嵐が来ても何のそのの巣ごもり。ほんとに後4日しかないんだから、気合を入れて仕事をしなくちゃ。


交通違反切符にも早割があるなんて

2020年10月08日 | 日々の風の吹くまま
10月7日(水曜日)。□☀。起床8時半。昼まで道路向かいのマンションすら見えないくらいの濃い霧。朝ご飯のセッティングをしていた(と思っていた)カレシが牛乳を入れた小瓶ごとテーブルから床に落として、そこら中が牛乳だらけ。まだ身支度の最中だったワタシは、テーブルの掃除はカレシに任せて、濡れ雑巾で床にこぼれた牛乳を拭き取って、モップでごしごしと後始末。どうやら半分寝ぼけた頭でワタシを待たずにひとりで朝ご飯を食べ始めようとしていて、何かの弾みで牛乳の瓶をテーブルから押し出してしまったらしい。んっとに、もう何やってんだかっ。ボケるのはまだ早いっての。ワタシを小金持の未亡人にしないでよねって、前に言ったよねえ。

今日は腕まくりをしてがんがん仕事をするつもりだったのに、朝っぱらからのひと騒動で何だか機先を殺がれた気分で、しょうがないからミニチュア工房に行ってひと仕事。暖炉を組み立てて気分がすっきりしたところで、オフィスに戻ってまずは州議会選挙の投票。用紙を開いて投票する候補者の名前の横の丸の中に☓印を付けて、たたんでSecrecy Sleeveに挟んで、封筒Bに入れて封をして、封筒の表の所定欄に署名して生年月日を書き込んで、封筒Cに入れて封をして、3分もかからずにおしまい。カレシにもささっとやらせて、買い物のついでに道路向かいのポストにポトン。帰りに郵便箱をチェックしたら、あらまたお役所の薄茶色の封筒が入っていて、「交差点安全監視カメラ制度」。てことは・・・。

封筒から出てきたのは交通違反切符で、「罪状」は州の自動車法第129条の1違反。つまり赤信号で停止しなかったということで、日付は先月Arts Clubの芝居を見に行った日。監視カメラに映った写真が入っていて、車は信号が赤に変わって0.77秒後に36キロの速度(制限速度50キロ)で停止ラインを越え、1.43秒後には交差点の真ん中。ふむ、動かぬ証拠ってやつだな。あれは前方の車の列がスローダウンしたので信号が赤になる前に渡ってしまおうとしたときで、西方面へ向かっていて、沈みかけの夕日がまぶしかったもので、信号の色が変わったのが見えなかったんだろうな。大昔に運転学校の先生にこういう場面では「後続車の追突防止のためにブレーキをかけずにそのまま前進した方が良い」と教えられたんだけど、あはは、残念ながら後続車が1台もいない。


ということで、免許には違反の点数が付かないそうだから、ここは潔く罰金を払っちゃうのが一番。罰金は被害者救済なんちゃらという課徴金が加算されていて約1万6千円。でも、手紙の中に太字で「早く払って罰金を減らしましょう」みたいなことが書いてあって、「違反切符が発送されてから30日以内に払えば1万4千円に減額されます」。へえ、さっさと払ってくれるなら割引してあげるよってことか。いうなれば「早割」ってところだね。交通違反の罰金に早割ってのはおもしろい。さっそくクレジットカードでオンライン払いしちゃったけど、今日のカレシは牛乳をこぼしたり罰金を取られたりのやれやれの日だったねえ。


今日の郵便は通販の小包と総選挙の投票用紙

2020年10月07日 | 日々の風の吹くまま
10月6日(火曜日)。☀☀。けさの朝霧はすばらしかった。上は青空で、下は北から東、南まで一面の濃い霧。クィーンズ公園の樹木の頂上や高層マンションの上だけが幽霊のように浮き出していて、何だかハロウィーンがひと足早く来たような風景。でも、目の前に霧の向こうにいろんなものを隠して無限に広がっている世界は、小さな二次元の画面の中に閉じ込められたデジタルな世界なんかとは比べようがなく、すばらしいのひと言に尽きる。



遊び半分、仕事半分というつもりで、午前中は遊び。10月のプロジェクトは「ドナの憩いの家」と名づけたミニチュアルーム。(ドナは義弟ジムの20年来のガールフレンドで、「義」を取り払った4姉妹の中では一番年下。)今回も説明書の順序を無視して、まずは床と壁の大枠を組み立て。小さな部屋だけど、古風な暖炉がちょっとすてき。霧が晴れると、ずいぶん低くなった太陽の日差しがバルコニーの奥まで差し込んで来て、ミニチュア工房はぽかぽかを通り過ぎた暖かさ。パティオドアを開けて作業をしていると、1丁先の保育所の裏にある園庭で遊ぶ子供たちの元気溢れる声が聞こえて来て、そのうち「うわぁぁぁん」という盛大な泣き声。あらあら、勢いあまって転んじゃったのかな。超迷惑家族のようにワタシの頭の上で朝から晩までどたどた走り回らなければ、どこの誰の子でも小さな子供はかわいい。

今日のウォーキングは地上階のごみルームに寄った関係で駐車場から外に出たので、目先を変えて7番ストリートをロイヤルアベニューまで行って、左折、左折で6番ストリートに回るルート。平坦になる4番アベニューを渡るまではちょっとした上り坂だけど、カレシと手をつないでおしゃべりをしながらてくてく。帰って来てカレシが「ぜんぜん息切れしなかったぞ」と言うので、そういえば注文してあったパルスオキシメーターの配達はどうなっているかなと追跡サイトをチェックしたら、あらまあ、金曜日の予定がもう「配達済み」。すぐに鍵だけ持ってロビーに下りて、郵便箱を開けたら小包ロッカーの大きな鍵。中サイズの「D」を開けて箱を出したら扉を閉じてロックして、鍵は扉のスロットにゴトン。さっそく開けて電池を入れて、人差し指を挟んでスイッチを押したら、動脈血酸素飽和度98%、脈拍83と出た。これなら血圧を測るのをめんどうくさがるカレシでも簡単に測定できるね。




郵便箱にロッカーの鍵と一緒に入っていたのは州議会総選挙の郵便投票のパッケージ2通。これも早っ。中身はまず説明書、次にニューウェストミンスター選挙区の候補者の名前を印刷した投票用紙、Aは投票用紙を挟んで光に透かしても見えないようにするSecrecy Sleeve、Bは投票用紙を入れて有権者本人であることを証明する封筒、Cは返送用の封筒。郵便料金は払い済みなので切手は不要。投票日の午後8時必着だけど、裏には「待たずにすぐ返送を」と書いてある。それじゃあ、あした「投票」することにしようか。


ねずみも人間もあちこち移動すれば出会いがあるわけで

2020年10月06日 | 日々の風の吹くまま
10月5日(月曜日)。☁(霧)☁☀。しぃ~ずかぁ~なぁしぃ~ずかなぁ~げぇ~つよぉ~び。ずっとずっと昔に学校で歌った童謡だけど、いつも歌いながら「さと」ってなぁに?「おせど」ってなぁに?「いろりばた」ってなぁに?「なきなきよがも」ってなぁに?小学校時代の文部省唱歌とか教科書に出て来た風物は見たことも聞いたこともないものがたっくさんあって、今考えたら疑問符だらけだった。テレビ放送が北海道の東の果てまで届いていなかった時代の話だけど、大人が「内地」と呼んでいた津軽海峡の向こうの日本は、あの頃の子供にとっては異国も同然だったのかもしれない。

それにしても、1週間の活動が始まる月曜日だというのにほんっとに静か。これもコロナによる異変なのかな。土曜日の午後遅くにバンクーバーに向かっていて、週日のラッシュアワーよりも交通量が多いのでちょっとびっくり。週日は在宅勤務している人たちがまだ多いせいで通勤ラッシュは緩和されたけど、その人たちが1週間のおこもりにあきあきして、週末になるとそれっと外へ息抜きに出かけるために道路が混むんだろうな。ねずみや害虫の駆除を専門とする大手会社によると、繁華街やビジネス街でのコロナによる飲食店やオフィスの休業で餌が激減したために、在宅勤務や「おうちごはん」が増えて廃棄される食品が増えた住宅地に進出するねずみが急増しているそうな。まあ、ねずみは船が沈没する前にさっさと逃げると言うから、ねずみが来るってことはある意味でそこは安全ってことなのかもしれない。喜べない現象ではあるけどね。

コロナに感染したトランプ大統領はどうやら重症化を免れて回復中らしい。ドイツの著名な研究機関マックスプランク研究所の研究者たちが、ヨーロッパでは6万年前にネアンデルタール人からもらったある遺伝子多様体を持っている人は重症化して人工呼吸を必要とするリスクが3倍高くなるという分析結果を発表したという話。現生人類で第3染色体にあるこの多様体を持っているのは、ヨーロッパ人16%に対して、南アジア(インド)とバングラデシュは50%、63%という高い率で、アフリカと東アジアにはほとんどないらしい。ちなみに日本人はユーラシアの西部にいたネアンデルタール人と東部にいたデニソワ人の両方の遺伝子を持っているそうな。

ワタシ自身は縄文人の遺伝子がかなり濃いみたいだけど、ネアンデルタール人やデニソワ人のだけじゃなくて、ジャワ原人のもケルト人のもゴール人のもスラブ人のもアフリカ人のもアメリカ先住民のも、とにかくこの地球上の人類みぃ~んなの遺伝子のかけらを持っているという気がするな。だって、アフリカを出てからの人類は西へ東へと広がったわけで、そのときに移動する群れとは逆方向に行ったへそ曲がりもいたはず。で、移動すれば必然的にどこかで男女の出会いがあって、結果として遺伝子が混じり合ったわけで、何万年もそれをやっていて「100%純粋な○○人」なんて残っているわきゃないだろと思うけどね。そろそろみんな「地球人!」ってことでいいんじゃないかな。


遊んだ後は遊びと仕事を同時にぼちぼちと

2020年10月05日 | 日々の風の吹くまま
10月3日(土曜日)。☁☀。朝霧。上はちょっと煙かな。本格的にそういう季節になったんだね。今日は忙しい。午前中は洗濯機を回しながら床掃除。先週は肩が痛くてモップかけをサボったから、今日はちょっと念入り。でも、あまり窓を開けなくなったせいか、それほど埃は溜まっていなくて大助かり。それでもまじめに掃除をすると終わる頃にはランチのしたくを考える時間。

午後は早めに明日の朝ごはんに必要なバナナや牛乳を買いに行って来て、カレシの英語レッスンが終わるのを待って、Arts Clubのファンドレイジングのショーにいそいそと出かけるしたく。行き先のグランヴィルアイランドはほんとに久しぶり。アイランドから遠くないところに無料の路駐スポットが見つかったので、今日の運動をかねて(連邦政府の所有地である)アイランドまでてくてく。観光客は姿を消したままだけど、家族連れや若い人たちでけっこう賑わっていて、入場制限をしているらしい公共市場ではどの入り口も間隔を明けての長い行列。レストランの予約の時間までカメラをいじっていたら、海の方から流れて来た霧がバラード橋からダウンタウンのタワー群をふんわり覆って、ちょっぴり幻想的な風景。


予約したレストランはショーがあるグランヴィルアイランドステージのすぐ近くのSandbar。世の中が平常だった頃にファンドレイジングのディナーでのサイレントオークションで射止めたパッケージに入っていたギフトカードがまだ有効だし、中にある星寿司が再開したと聞いて、じゃあショーの前にSandbarで晩ご飯と言うことになって、5時に予約。規定に従ってテーブルの間隔を開けているけど、アップビートな雰囲気はほとんど変わっていない。お気に入りの彫刻がすぐ横にある仕切り席で、黒マスクのサーバー君の助けを借りて、店のWiFiを使ってスマホでテーブルの隅に貼ってあるQRコードからメニューを開いて、ワタシはいつもの蒸した蝦餃子、カレシはグリーンサラダの前菜、メインは揃って刺身と寿司のコンビ。流通が円滑に行っていないせいかネタの種類が少ないけど、久しぶりの寿司はやっぱりおいしいね。

   


☆☆外もgooも霧の中☆☆

10月4日(日曜日)。☁☁☁。ゆうべはだんだん濃くなる霧の中を車を走らせて、帰り着いて外を見たらもう五里霧中。帰りの車の中では大あくびの連発だったけど、ショーの終わり近くでも、大いに楽しんでいるにもかかわらずあくびが出るようになって、ほぼ無意識にマスクの顎の下に指を入れては深呼吸をしていたっけ。劇場に入ってから出るまで2時間半もマスクをしたままだったので、ちょっと酸欠気味だったのかな。酸欠と言うよりは二酸化炭素過多なのかもしれないけど、考えもんだね。それでも、おいしいものを食べて楽しいショーを見て、きのうはいい日だった。

ひと晩よく眠って気分がさっぱりしたもので、今日は次のミニチュア「ドナの憩いの部屋」と仕事の「第5章の校正」を同時にスタート。キットは広州のメーカー弘達のもので最後に残った1個。(違うものを2つ作った「バー」のキットが1個と「日本風居酒屋」のキットが1個残っているけど、作るかスペアパーツにするかどうかは思案中)、ジュディにプレゼントした「森の隠れ家」と同じシリーズの小さな部屋。オリジナルのデザインではスーツケースを抱えた犬がいて、ええっ、なぁ~にぃ、これぇ~。もちろんワンコはばかばかしいから即刻ゴミ箱行きで、他にもどう見たって(東アジアの十代の)「女の子の夢と憧れ」みたいなものはみぃ~んなアウト。あの一時日本政府が世界に広めようとした「カワイイ」文化」はワタシには根本的にセクシスト思考かペドフィリア的嗜好にしか見えなくて、気持悪いんだもの。まあ、10月はまだ始まったばかりだし、ほんとに小さな部屋だから、ぼちぼち行こうっと。

仕事の方は、きのう出かける間際にワシントンに住む翻訳担当者からファイルをアップロードしたと言うメールがあって、けさになってまだ見ていなかった第4章の最終稿と一緒にダウンロード。全部で10章の真ん中に来たと言うところ。本のテーマの中核に踏み込もうというところで、フィクションじゃなくても十分におもしろくなって来るところ。校正が主なので、ラップトップで原本を開いておいて、デスクトップの翻訳と見比べながらの作業だけど、原本は縦書きだし、翻訳ファイルは英語だからもちろん横書き。視線の動きが90度違うから、日本語文を縦方向に読解しながら、横方向の英語文と比べると言う作業が何ともまだるっこしくて困る。横書きと横書きなら同時に考えてすいすいと進められるのに、どうしてだろう。ワタシの頭の中を探検して地図を作ってくれる人、誰かいないかなあ。校正して質問やコメントを入れて翻訳者に送り返す期限までまだ1週間あるから、こっちもぼちぼち行こうっと。

ということで、遊びと仕事をぼちぼちと同時進行。いつもこんな風に行くんだったら、たまにちょっと現役に戻って仕事をするってのも悪くはないかな。でも、今さら稼ぐ必要はないと言っても、(元)プロとしては激安でやるのはプライドが許さないし、妥当な報酬をもらえばもらったで税金が増えるだけだから、あくまでも「ぼちぼち」じゃないとね。


指を刺してばかりの針仕事だったけど

2020年10月03日 | 日々の風の吹くまま
10月2日(金曜日)。☁☀。川面には朝霧、中空には薄い煙のかすみ。AQIは今日もいつもと変わりない「2」(夜には「3」に上がったけど、まだ「低リスク」)。トランプがとうとうコロナに罹って(念のために)入院だって。この先どうなるかわからないけど、何となくボケの兆候が見えているバイデンとしっちゃかめっちゃかのトランプと、国をリードする大統領の選挙に2大政党のどっちもこんな候補者しかいないなんて、アメリカという国は終わっちゃったのかもしれないな。カナダでもコロナ第2波の到来したようで、1日の新規の感染者が4桁。でも、検査数に対する陽性率で見ると、BC州は第1波で被害の大きかったケベック州やオンタリオ州に比べてまだ大波にはなっていないと言う感じ。油断は禁物だけど。

次のプロジェクトに手を付ける前にミニチュア工房を整理整頓しようとあれこれと片付けたのに、なぜか突然古いジャンパースカートの手直しを思い立ったもので、マスク作りが終わって一旦しまった裁縫道具がまた出て来て「裁縫コーナー」に逆戻り。ずいぶん昔に通販カタログで買ったジャンバースカートのうち特に気に入っていた3枚はポケットがないのが不便で、しかも踝まである長さ。そこでだいぶ前から丈が膝下程度になるように裾を詰めて、切り取った布を使ってパッチポケットを付けたらどうかと考えていたので、衣替えで衣装箱から出したことだし、思い立ったら吉日でえいっと3枚まとめて裾直し。

昔は嫁入り道具のポータブルミシンがあったんだけど、あれ、左利きには何とも使い勝手の悪い道具で、ずっと前に慈善団体のリサイクルショップに寄付してしまったので、マスクと同様ジャンバーの手直しも100%手縫い。裁縫そのものは、小学校の授業で「運針」の練習をしていたときに、家庭科?の先生に「左手はだめ」とうるさく言われてからずっと嫌いだったんだけど、結婚したての頃はカレシの穴あきソックスをかがったり、簡単な型紙を買って来て就職して初めてのクリスマスパーティに着て行くドレスを作ったりしたっけな。うん、あの頃はカレシは会計士見習い、ワタシは商社系の日本企業勤めで、2人そろってほんっとに薄給だったなあ。あのときの裁縫は必要は何とかのお手本みたいなもんだったかな。まあ、手の指を針刺しと間違えたかと思うくらいあちこちを針で刺しまくって痛かったけど、縫い目に注目しなければ、3枚とも上々の出来(と自画自賛)。

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右手も左手も親指の関節が痛いけど、裁縫コーナーは本日午後2時をもってめでたく店じまい。オフィスに戻ったら、行きつけの薬局のあるSave-On-Foodsのサイトでインフルエンザの予防注射の予約。まだ針との縁は切れないみたいだけど、シニアは無料。今年はコロナのせいで予約制になっていて、12日まではすでにいっぱいだったので、14日の午後1時と1時10分に予約を入れて、確認メールが来たら記入して持って行く承諾書の用紙をダウンロード。あぁ~あ、またもう土曜日じゃないの・・・。


マンションの排水管の清掃口が隠されていた件

2020年10月02日 | 日々の風の吹くまま
10月1日(木曜日)。☁(もしかしたら)☀。起きたときは濃い朝霧が川に沿って流れていて、ああ、秋だなあ。空はちょっと霞んでいるけど、けっこう遠くまで見えているし、AQIも普通の「2」なので、カリフォルニアの煙は薄くて軽いから高いところに留まっているのに対して、オレゴンの煙は油成分をたっぷり含んでいて濃くて重かったから地上まで降りて来ていたわけか。あれは煙臭かっただけじゃなくて、見るからに汚れていて、ほんっとに酷かったもの。

今日はキッチンの排水管の調査。部屋の構成が階下とは大きく異なる階の特定の部屋だけが対象で、23階では5戸のうち我が家を含めて3戸、7階は8戸のうち2戸、排水管が詰まったことによ水漏れ事故が一番多かった3階では10戸のうち6戸、住戸階の一番下である2階は6戸のうち3戸。全体の1割にも満たない数だけど、どれもキッチンの排水管が下の階のそれに接続するのに水平になってて流れが遅くなるところで、上の階から集まってくる排水に油などが混じっていると配管の壁に付着して、それが溜まると流れなくなった汚水が逆流してシンクから溢れ、時には階下の部屋にまで漏れてしまう。これが最近のマンションの保険料暴騰の一番大きな要因になっていて、理事会が目詰まり防止のために清掃口の増設を決めて、今日の調査は既存の清掃口を確認するのが目的。

午前9時過ぎにマスクをした2人組が来て、まずシンクの下を覗いて、次にアイランドの端の壁の園芸ルーム側を見て、「ここに清掃口があるはずなんですが・・・」。なるほど、最上階まで4フロア分の排水がこの壁の中の排水管に集まって、床下で方向を変えて22階の排水管に接続していたのか。で、曲がるところだから清掃口を設けなければならないのに、ないってことか。「排水管の清掃口はあるんですが、石膏ボードを貼ったときにその部分にアクセス用の穴を開けるのを忘れたんでしょうね」。はあ?「壁に穴を開けてアクセス用のカバーを付ける必要があるので、理事会に報告します。何でしたら今日すぐにできますが・・・」。おお、今日やれるんだったら、1日中いるからすぐにやってちょうだい。と言うことで、すぐにカレシが積み上げたガラクタやビニール袋をゴミ袋にまとめて片付けて、小さい冷蔵庫を置いてある台ごとちょっとずらして「穴あけ工事」。あるべきところにガリガリと穴を開けて、くねくね曲がる内視カメラが清掃口の位置を確認したら、周囲の壁を四角にくり貫いて、規格品のカバーをパンとはめておしまい。



いつものように興味津々で作業を見ていて、ふと、もしかしたら、下請け業者が清掃口のアクセス穴を開けるのを忘れたんじゃなくて、(この辺では最大手のひとつの)開発業者が意図的に「忘れた」んじゃないかと思った。だって、書斎やレクリエーションルーム、あるいはくだけたダイニングスペースとして使える「デン」(フロアによっては寝室)の壁に下水管の清掃口があったんじゃ、高級マンションのイメージが台無し。マンション建設のブームの最中に建てられたところだから手抜きが横行してただろうし、大いにあり得るという気がするなあ。


何だかんだと言いながら9月も終わり

2020年10月01日 | 日々の風の吹くまま
9月30日(水曜日)。☀☀(煙でちょっぴりもやっ)。朝起きたら、空がかすんでいて、太陽が何だか病み上がりみたいなオレンジ色。アメリカの森林火災の煙が戻って来たんだ。んっとに迷惑っ。でも、遥々カリフォルニア州のナパバレー辺りから流れて来ているんだそうで、2、3週間前のような酷い大気汚染の心配はないらしい。今回のはカリフォルニア州のもので、燃えている樹木の種類が違うということと関係があるのかな。前のはオレゴン州からの煙で、あそこはBC州と同じ温帯雨林だから、針葉樹には油の成分がたっぷり。最悪だったときはちょっと買い物に行って来ただけで髪の毛がべとついて頭が痒くなったし、雨が降り出したときには歩道が足元が滑るくらいぬるっとしていたけど、今度は上空がかすんでいるだけで、AQIはいたって普通の「2」(低リスク)。

ほんっとに久しぶりに出かけたゆうべの芝居は、最大50人までと言うプロトコルのせいで客席がまばらなのがちょっと寂しかったけど、期待以上の出来。ニューヨークの貧困地区ブロンクスの高校を舞台に荒んだ落ちこぼれ学級を受け持った女性教師が演劇を教えることで生徒たちに自信を持たせるという話で、上演時間は休憩なしの65分。ひとり芝居だから役者ひとりで16役を入れ替わり立ち代り演じるわけだけど、観ているうちに登場人物16人のひとりひとりの顔が見分けられたからすごい。カレシは持って行った使い捨てマスクをずっとつけていたので、劇場を出てからどんな感じだったか聞いたら、「芝居に引き込まれてぜんぜん気にならなかった」。それは良かったじゃないの。

10月24日の州議会の総選挙では郵便(か電話)で投票できることになって、今日は選挙管理委員会のサイトで投票用紙1式を請求。すでに40万人以上の有権者が請求したと言うことでサイトが混んでいるかと思ったけど、選挙権があることを確認した後は、名前と生年月日、自宅の住所、電話番号、連絡先のメールアドレス、身分証明として運転免許証の番号を入力してクリックして、はいおしまい。2人分の申請にワタシのメールアドレスを使ったら、すぐに受付の確認と、処理に2、3日かかること、問題がない限り今後のメール送信はないこと、投票日の午後8時までに到着していなければ無効になることを知らせるメールが2通。早いっ。パッケージが来るのは来週の終わり頃かな。

今日のメディアによると、きのうのアメリカ大統領選挙のテレビ討論会の真っ最中から、グーグルでカナダ移住についての検索が殺到したんだそうな。アメリカ人はアメリカ人であるプライドが高いと思っていたけど、事あるたびに国民が難民や不法移民になって逃げ出す国は世界にたくさんあるから、アメリカ人よ、お前もかってことか。ジョージ・ブッシュが再選したときにもそんなことがあったから、アメリカ人も自分の国で起きていることが気に入らないからとあっさり隣のカナダに移住しようと考える人がごまんといるってことだね。カナダとしては、どうせアメリカから逃げ出して来ながら、カナダでアメリカ風を吹かすんだろうから、正直なところは来ないで欲しいと言うところかな。国境に壁でも作るか。そういえばトランプがそんな話をぶち上げたことがあったような・・・。