10月3日(土曜日)。☁☀。朝霧。上はちょっと煙かな。本格的にそういう季節になったんだね。今日は忙しい。午前中は洗濯機を回しながら床掃除。先週は肩が痛くてモップかけをサボったから、今日はちょっと念入り。でも、あまり窓を開けなくなったせいか、それほど埃は溜まっていなくて大助かり。それでもまじめに掃除をすると終わる頃にはランチのしたくを考える時間。
午後は早めに明日の朝ごはんに必要なバナナや牛乳を買いに行って来て、カレシの英語レッスンが終わるのを待って、Arts Clubのファンドレイジングのショーにいそいそと出かけるしたく。行き先のグランヴィルアイランドはほんとに久しぶり。アイランドから遠くないところに無料の路駐スポットが見つかったので、今日の運動をかねて(連邦政府の所有地である)アイランドまでてくてく。観光客は姿を消したままだけど、家族連れや若い人たちでけっこう賑わっていて、入場制限をしているらしい公共市場ではどの入り口も間隔を明けての長い行列。レストランの予約の時間までカメラをいじっていたら、海の方から流れて来た霧がバラード橋からダウンタウンのタワー群をふんわり覆って、ちょっぴり幻想的な風景。
予約したレストランはショーがあるグランヴィルアイランドステージのすぐ近くのSandbar。世の中が平常だった頃にファンドレイジングのディナーでのサイレントオークションで射止めたパッケージに入っていたギフトカードがまだ有効だし、中にある星寿司が再開したと聞いて、じゃあショーの前にSandbarで晩ご飯と言うことになって、5時に予約。規定に従ってテーブルの間隔を開けているけど、アップビートな雰囲気はほとんど変わっていない。お気に入りの彫刻がすぐ横にある仕切り席で、黒マスクのサーバー君の助けを借りて、店のWiFiを使ってスマホでテーブルの隅に貼ってあるQRコードからメニューを開いて、ワタシはいつもの蒸した蝦餃子、カレシはグリーンサラダの前菜、メインは揃って刺身と寿司のコンビ。流通が円滑に行っていないせいかネタの種類が少ないけど、久しぶりの寿司はやっぱりおいしいね。
☆☆外もgooも霧の中☆☆
10月4日(日曜日)。☁☁☁。ゆうべはだんだん濃くなる霧の中を車を走らせて、帰り着いて外を見たらもう五里霧中。帰りの車の中では大あくびの連発だったけど、ショーの終わり近くでも、大いに楽しんでいるにもかかわらずあくびが出るようになって、ほぼ無意識にマスクの顎の下に指を入れては深呼吸をしていたっけ。劇場に入ってから出るまで2時間半もマスクをしたままだったので、ちょっと酸欠気味だったのかな。酸欠と言うよりは二酸化炭素過多なのかもしれないけど、考えもんだね。それでも、おいしいものを食べて楽しいショーを見て、きのうはいい日だった。
ひと晩よく眠って気分がさっぱりしたもので、今日は次のミニチュア「ドナの憩いの部屋」と仕事の「第5章の校正」を同時にスタート。キットは広州のメーカー弘達のもので最後に残った1個。(違うものを2つ作った「バー」のキットが1個と「日本風居酒屋」のキットが1個残っているけど、作るかスペアパーツにするかどうかは思案中)、ジュディにプレゼントした「森の隠れ家」と同じシリーズの小さな部屋。オリジナルのデザインではスーツケースを抱えた犬がいて、ええっ、なぁ~にぃ、これぇ~。もちろんワンコはばかばかしいから即刻ゴミ箱行きで、他にもどう見たって(東アジアの十代の)「女の子の夢と憧れ」みたいなものはみぃ~んなアウト。あの一時日本政府が世界に広めようとした「カワイイ」文化」はワタシには根本的にセクシスト思考かペドフィリア的嗜好にしか見えなくて、気持悪いんだもの。まあ、10月はまだ始まったばかりだし、ほんとに小さな部屋だから、ぼちぼち行こうっと。
仕事の方は、きのう出かける間際にワシントンに住む翻訳担当者からファイルをアップロードしたと言うメールがあって、けさになってまだ見ていなかった第4章の最終稿と一緒にダウンロード。全部で10章の真ん中に来たと言うところ。本のテーマの中核に踏み込もうというところで、フィクションじゃなくても十分におもしろくなって来るところ。校正が主なので、ラップトップで原本を開いておいて、デスクトップの翻訳と見比べながらの作業だけど、原本は縦書きだし、翻訳ファイルは英語だからもちろん横書き。視線の動きが90度違うから、日本語文を縦方向に読解しながら、横方向の英語文と比べると言う作業が何ともまだるっこしくて困る。横書きと横書きなら同時に考えてすいすいと進められるのに、どうしてだろう。ワタシの頭の中を探検して地図を作ってくれる人、誰かいないかなあ。校正して質問やコメントを入れて翻訳者に送り返す期限までまだ1週間あるから、こっちもぼちぼち行こうっと。
ということで、遊びと仕事をぼちぼちと同時進行。いつもこんな風に行くんだったら、たまにちょっと現役に戻って仕事をするってのも悪くはないかな。でも、今さら稼ぐ必要はないと言っても、(元)プロとしては激安でやるのはプライドが許さないし、妥当な報酬をもらえばもらったで税金が増えるだけだから、あくまでも「ぼちぼち」じゃないとね。