京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

過ぎたるは、なお及ばざるが如し

2012年03月08日 05時11分46秒 | いらんこといい
何をするにも、いき過ぎになっていると、それがどんなに良いことでも、むしろ不足ぎみや、不満足な状態と変わらない。
過度になってしまうようであれば、むしろ控え目にしている方がええみたいやね。



昨日、ある方と久しぶりにお話ししていた。
その時の話題で「ビタミンEの取りすぎは、骨粗しょう症の原因になる」という話がでた。
これはサプリメントの危険性の検証だと思う。
アメリカでは、サプリメントの摂り過ぎで、さまざまな病気がでているという。
確かに摂り過ぎはよくない。
それも合成のモノを大量にとるのはよくない。
天然由来だといっても、サプリメントにする過程で人工的になる。



いまだにコラーゲンを摂ると肌がきれいになると思っておられる女性も多い。
コラーゲンやエラスチン、コンドロイチンやグルコサミンもそうだけど、食べてから身体に取り込むのは、腸の絨毛細胞で、その時、いったんアミノ酸に分解されてしまう。つまり原材料になるということ。そして身体が必要としている場所に送られる。
だから顔や膝関節に行くとは限らないのです。
コラーゲン鍋を食べた翌日は、お肌がツルツルになったというのは、脂が浮いている状態なんですよ。
夢を壊してすんません。
それからコラーゲンやビタミンC入りの化粧品は、あまり効果ないかも。
(ビタミンCは酸化防止剤としていれるんです)
皮膚には、そんな能力はないのです。
効いたとしても、おそらくプラシーボ(プラセボ)効果でしょうね。
薬学博士といっしょに仕事をしていたので、そんなことは常識なんです。
でもテレビではいまだに言っているのが不思議。
テレビやラジオも収益が悪化しているから、健食業界の広告を断れないんだろうな。



漢方薬でもそうだ。
副作用がないことはない。
「証(しょう)を立てる」という漢方医による処方でないと危険なんですよ。
西洋の医者はそれができない。
だから副作用はないというのも間違い。
これも漢方の専門家といっしょに仕事をしたからわかるのですよ。

ビタミンEの問題は、マウスと人間は違うということを言ってない。
投与の量が違う。
骨粗しょう症になると研究者は言う。
その学者さんたち、自分で人体実験をしてみたらいい。

情報を冷静に判断した方がいいかもしれませんね。
テレビの健康番組もあまり観ない方がいいですよ。
情報が歪んでいますからね。

※ブログで書く内容じゃなかったかも・・・

Twitter→@kyo_otoko
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5 コメント

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こんばんは (cox)
2012-03-08 08:28:28
コラーゲンが顔以外の所へ沈着するのはあまり想像したくないです。(笑)
今まで経口からお肌で「おお!」という効果があったのは、日本酒の生酒だけでした~。
酵素が原因だと思いますが、あれも銘柄と体調といろいろ重ならないと駄目な気がします。

サプリに頼るより、「自分の体の声」をしっかり聞いてバランスを取っていきたいですね。
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おはようございます (すー)
2012-03-08 08:33:18
そうそう、ビタミンや栄養はちゃんとした三度三度の食事から・・これが基本ですよね。
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>coxさん、おはようございます (京男)
2012-03-08 08:50:50
いま日本のテレビは、すごく荒廃してきていると思いますね。毎日なにげなく健康番組とかを観ているとそういう気になります。いま話題の洗脳というやつかも。
「自分の身体の声」を聞けるように精妙に行きたいですね。
まずは情報断食から始めるのが一番。
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>すーさん、おはようございます (京男)
2012-03-08 08:52:27
その三度三度の食事というのも本当だろうかと考えないといめあせん。私の経験からすると二日に一度ぐらいの食事で大丈夫なか感じがします。
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こんにちは (路渡カッパ)
2012-03-08 15:36:53
全く同感です。片手落ちな情報が多い気がします。
でも、プラシーボ効果は大きいかも知れませんね。
病気も心因性の場合が多いから・・・
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