京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

続・両足院半夏生の庭

2010年07月04日 05時54分34秒 | 社寺・和菓子


両足院は、建仁寺の塔頭(たっちゅう)。
塔頭とは、禅寺で祖師や大寺・名刹の高僧の死後、その弟子が師の徳を慕って、塔(祖師や高僧の墓塔)の頭(ほとり)、または、その敷地内に建てた小院。



建仁寺の開山・明庵栄西(みんなんようさい)禅師の法脈・黄龍派(おうりょうは)を受け継ぐ龍山徳見(りゅうざんとっけん)禅師を開山とする臨済宗建仁寺派の塔頭寺院です。



現在の両足院は、開山当時「知足院」と号していました。知足院は、龍山徳見禅師の遺骨が知足院に葬られてからは、徳見禅師の法脈を継ぐ当院3世文林寿郁(ぶんりんじゅいく)の両足院・一庵一麟(いちあんいちりん)の霊泉院などの黄龍派寺院の本院でした。



創建された当時の両足院は、知足院の別院、または徒弟院(つちえん)として建仁寺開山堂・護国院の中にありましたが、天文年間の火災の後、「知足院・両足院」両院を併せて「両足院」と称する事となり現在に至ります。





ゆっくりお庭を楽しんだ後、お茶室の水月亭と臨池亭に移動。
お茶をいただけるのは臨池亭でした。





臨池亭からの眺めも格別。



さて抹茶と上用がでてきました。



この上用饅頭の上に押してある焼き印は「月星紋」。
開山の龍山徳見禅師は関東の名族千葉氏出身なので
千葉氏の紋なんだそうです。
月星って運動靴みたいやね。



中身は、薄緑の餡がはいっていました。
これが備中でつくった抹茶餡なら得点が高いだろうな。





後は、庭を散策。
半夏生の庭っていいものですね。
建仁寺両足院地図

Twitter→@kyo_otoko
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4 コメント

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おはようございます (すー)
2010-07-04 08:15:08
箱庭のようなところがいいですね。
こんなところなら、私でも
和菓子が美味しくいただけるかも!
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>すーさん、おはようございます (京男)
2010-07-04 08:21:35
こういうところで和菓子なんていわなくてもいいですよ。
冷や酒でいっぱいがいいに決まっているじゃないですか。
飲める人はそれでいいんです。
こういうところで昼寝がしてみたいですね。
返信する
畳にごろり (まさみ)
2010-07-04 22:08:15
半夏生の庭、良いですね。

ムシムシするときは
お抹茶が美味しそうです。

私もこんなところでごろりとしたいです。
雨の音を聞きながら
うとうとしたいです。



体育館シューズは月星だったかな。
返信する
>まさみさん、こんばんは (京男)
2010-07-04 22:16:20
雨の日はこんな庭もいいものですよ。
ボーッと眺めていると癒されます。
お抹茶がやっぱり似合うかもね。
お茶室だし。
カフェもいいけど、こういうのんびりはできないですよね。
学校関係は月星だったですよね。
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