京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

おにさん、ろっかく、たこにしき

2020年02月04日 04時55分26秒 | 社寺・和菓子

↑炎の真ん中に鬼らしい顔が見えませんか?焚き火の鬼で暖をとる。風流やね。

昨日、一昨日と京都市内の色々な社寺で鬼が出ただろう。
一昔前、そんなに鬼が出る催しはなかったと思うけど・・・。
信仰というより、金儲け目的で、檀家が減ったお寺や、氏子が少なくなった神社が起死回生のチャンスとイベントを仕掛けているのでしょう。


↑本山修験宗総本山 聖護院門跡

福豆をもらおうと日頃社寺なんかに行ったこともない人達が、亡者のように撒かれた福豆を奪い合う姿は、見ていてあまり美しくない。
それより、もっと節分の意味合いをわかりやすく、来た人に説明して欲しいと思う。
もっとも来ている人は、日本人の場合、中高年以上のジジババばかりだ。知ってもあまり意味がないように思うけどな。


↑本山修験宗総本山 聖護院門跡


↑本山修験宗総本山 聖護院門跡

そうそう時々、小さい子供を鬼に脅してもらっている親がいる。
あれはあれで、いいことかも。
「世の中には、得体の知らない怖いモノがいる」と教えるのはいいことかも。
でも最近のガキは、着ぐるみだと見破っている・・・。
かわいくないですね。


↑吉田神社

そうそう昨日、高島屋で不思議なババアを見た。
虎柄のコートを着ていた。頭髪が紫色で鬼のようなモジャモジャ、メイクがまたすごいペインティングだった。とっさに追いかけて写真を撮ろうと思ったけど、見失ってしまった。あれは異界の存在だったのか?
時々、不思議な存在を目撃する。


↑吉田神社

よく考えたら、鬼なんて可愛いものですね。
かくりよ(隠世、幽世)より、とこよ(常世)の方が怖いのかも。
いま、問題になっているウイルスというのがある。あれって昔なら鬼や邪気ということになりますね。生物と非生物の間の存在でしかも小さい。
現在社会は、まだ医学や科学が発達しているから、実体がある程度わかる。でも振り回されている。人間をせせら笑っているようにも見える。どんどん変異していく。


↑亀屋良長「鬼ハ外」


↑きんとん、粒さん

人間だって、自分が主役だと思っていますよね。
でもモノ過ぎ数の微生物、細菌、ウイルスの集合体なんですよ。
ちょっとバランスが崩れたら、病気になる。
西洋医学が発達してきたけど、治せない病気がすごく増えている。
外科はかなり進んできたけど、内科はどうだろう?
お薬でもお金の問題ですっきり治らないようになっているかも・・・。
人間がどうして生きているのか?本当はわかっていない。
色んな健康法みたいなことをテレビでやっているけど、結構いい加減。


↑塩芳軒「おかめまんじゅう」


↑上用、黒こしあん

節分で「鬼は外 福は内」なんてやってもそれほど有効でないかも。
でもただ一つ「笑う」のは、有効らしい。
本日の「おかめまんじゅう」があるでしょ。千本釈迦堂 大報恩寺の「おかめ」さんに因んだ上用。
形は、お多福さんと同じ。
この間、テレビに出ていた「紅しょうが」という女芸人さんを見ていて、すごくお多福顔なのに笑ってしまった。
やっぱり笑いが、鬼に対する唯一の方法ですよ。
おおいに笑いましょう!

女性のみなさん、お多福顔をめざしましょう!
本日のタイトルは意味不明でした。すんませんなぁ。

和菓子
クリエーター情報なし
河出書房新社

↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)000(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
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