京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

数珠の糸が切れた・・・

2017年08月17日 04時54分30秒 | モノ
しかもお盆の法要中に。
「縁起でもない」といわれそう。
でも手に入れてから結構年数が経っているからしかたない。
普段は、使わないですよね。
「悪縁が切れた」と思えばいいのです。
しかも、ひょっとしてポプリのところに入れて保存しているから糸がよわったのかな?
いい香りのする数珠を持ちたくないですか?


↑曹洞宗用本連数珠 檳榔樹(びんろうじゅ) 茶水晶入り

私は、サンタ・マリア・ノヴェッラのポプリが好きなんです。
サンタ・マリア・ノヴェッラはイタリアの古都、フィレンツェにある800年の歴史がある薬局。
京都にお店が出来た時、自分に合う香りを探しにいきました。
全ての香りを試させてもらい、自分に合う香りを探した。
すぐに合う香りと自分でちょっとした努力が必要な香りを見つけました。
いまは、ちょっと努力をした結果の香りにしております。


↑サンタ・マリア・ノヴェッラ「ポプリボックス」

時々、お香とか墨の香りとかいわれます。
あまり甘くない香りなんですよ。
香りを聞く作業は結構疲れますよ。
コーヒーの豆を囓り、嗅覚をリセットしながらの作業でした。
お店がオープン直後で比較的閑だったから対応してくださったのでしょうね。


↑数珠 曹洞宗用 星月菩提樹 茶水晶入り 尺2 正絹紐房、これがメインの数珠。年季が入って飴色になってきました。房の長いのが邪魔なのでくくっております。やったらあかんのかも。でもそんなの関係ない。

そこで手に入れたポプリボックスに数珠は収まっています。
それが糸にどのような影響があるのかわかりません。
でも良い香りがするのです。
安物の線香に匂いがする場所では、有効なんですよ。


↑この銀の輪が曹洞宗の特徴。これを外すと臨済宗になる。デザイン的には臨済宗もシンプルでいいと思う。

数珠を手に入れる時、宗派でなくデザインで選びました。
どうせ宗派なんてあってないような私なので自由なんです。
本当は玉を自分で作りたかった。
できれば好きな香木の伽羅で玉を・・・金額的におそらく無理でしょうね。
だからポプリボックスで処理している。
デザインが一番好きなのが曹洞宗でした。玉は108個ついている本連数珠。
写真を見るとわかりますが、銀の輪が特徴なんです。
売っている人に「この銀の輪はなんですか?」と質問しました。
曰く「この銀の輪は空を表現している」とのこと。
空に108の煩悩が通過して浄化するイメージ。いいと思いませんか。
それで曹洞宗のモノにしました。房もシンプルなのも好感がもてます。
出来ればこの銀の輪を18金にしたいと思っております。なら目立つだろう。
いつかやってやる。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
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