京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

短夜

2013年07月04日 03時32分45秒 | 和菓子
この時期は、夜が短い。
寝たと思うと朝になる。
一度、電気がついていて、京女がキッチインで何かをしていた。
時計を見ると6時。
ちょっと寝過ごしたけど、すっきり爽やかな気分。
・・・でもなにか様子が違う。
もう一度時計を見ると0時35分だった・・・。
朝だと思ったのに・・・。
枕元のMacBook Airを開け、ブログの記事を書こうとしていたんですよ。



こんな時、みなさんはどうしますか?
そのまま起きるには早い。
仕方なく寝ることに。
普通ならすぐに寝付けないと思うでしょ。
横になると寝てしまうのが悲しい。



「短夜(たんや)」は季語です。
夜明けの早い夏の夜をいいます。
昔々は、通い婚時代の恋人だちにとっては辛い季節だっただろうな。


↑鶴屋吉信「蛍恋」

梅雨の夜、蛍にとってはうれしい時期。
お相手を求めて短い夜を乱舞する。


↑焼皮、こしあん入

蛍と火の玉が出会ったら、蛍は道を譲るのかな・・・。
そういえば火の玉(人魂)が出たとあまり聞きませんね。
最近の街中は24時間眠らない街状態だしね。
まあ、土葬の習慣もなくなったから、出ようがないのかも。
しっとりした怪談や幽霊って絶滅危惧種になってしまいましたね。
(化け物や妖怪は異常に増えましたけど)
生身の人間の起こす事件の方がよっぽど怖いしね。
倫理観や良心、罪悪感が低い人も増えたしね。
幽霊の活躍する環境が失われたかも。
蛍の保護じゃないけど、幽霊が出やすい世の中にした方が人間にとっても良い環境かもしれませんね。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (6)
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