京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

凄いとしかいいようがない!

2012年11月20日 05時19分48秒 | 社寺


西本願寺に近づいて行くと最初に大きいなぁ~と感心する。
そして細かいところを見ていくとビックリしてしまう。
すごい細工でそこら中埋め尽くされている。



宗教の凄いなんだろうな。
一切手抜きなし!
それも当たり前のような顔をして存在している。





ヨーロッパは石組みだけど、日本は木材。
どちらが凄いといえば木材じゃないだろうか。
木材は、建てる部位によって木の方向があったりする。
これだけ大きな建物になると凄いとしかいいようがない。
現在の技術をつかってもかなりの手間がかかる。
昔の人は、重機なんかもないのに建てていた。
図面はどうなっているのかな・・・。



図面は当然あるだろうけど、現場の大工さんの腕に任されている。
月日が経ち、木材の状態が変わっても壊れない。
壊れないというより、年月が経つのを計算して作っていたと思う。
現代のコンクリートの高層ビルは、立った瞬間から劣化して行く一方なのに。
現代人より昔の大工さんの方が上なのか?





色んなところに施されている装飾もよく見ると凄い。
当然、複数の職人が作業したのだけど、ピタッと各々の場所に収まっている。
工程をガントチャートでしてとか、ネットワークで管理するなんてこともたぶんしていない。
現代人の方が劣っているように見える。
不思議。


↑ゼネコンの下請けのおっちゃんに見えてしまう


↑しっかり仕事してね

それと使命感、情熱のようなものも感じる。
いまのゼネコンが現場を管理して・・・なんて脚物にもおよばない。
いま、このクラスの寺院の修復をしているけど、どうなっているんだろう?



もっと時間をとってゆっくり見ないといけませんね。
次回の課題だ。
でも疲れてしまうな。

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
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