京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

おはぎの花

2010年09月30日 04時44分10秒 | 社寺


ここは、萩の寺常林寺。
出町柳にあります。
日ごろはほとんど目立たないお寺ですが、萩のシーズンは見物客でにぎわいます。
今年は、猛暑の影響か、開花がちょっと遅れ気味です。
梨木神社も萩祭の時にはあまり咲いていなかったらしい。









萩は、秋の七草のひとつで、『万葉集』で最もよく詠まれる花なんです。
昔は、秋に咲く花が少なかったからかな。
※秋の七草/自分で言えなかったからメモしておきます。女郎花(おみなえし)、尾花(おばな)いわゆるススキ、
桔梗(ききょう)、撫子(なでしこ)、藤袴(ふじばかま)、葛(くず)、萩(はぎ)
※覚え方/おすきなふくは(お好きな服は?)、おきなはすくふ(沖縄救う)
※京男風覚え方/おおきなふくは(大きな福は?)









※参考
春の七草/芹(せり)、薺(なずな)、御形(ごぎょう)、繁縷(はこべら)、仏の座(ほとけのざ)、
菘(すずな)、蘿蔔(すずしろ)
七人の侍/島田勘兵衛(しまだかんべえ、志村喬)、菊千代(きくちよ、三船敏郎)、岡本勝四郎(おかもとかつしろう、木村功)、片山五郎兵衛(かたやまごろべい、稲葉義男)、七郎次(しちろうじ、加東大介)、林田平八(はやしだへいはち、千秋実)、久蔵(きゅうぞう、宮口精二)



もう終わってしまったけど、お彼岸の時食べるのに「おはぎ」がある。
これは、萩の花にみたてたから「おはぎ」という名前になったという。
そやけど、こうやってみたらそうも見えんけどな・・・。
同じく「ぼたもち」といういい方も牡丹の花にみたてたというらしいけど、にてないな。
京都人は、春でも「おはぎ」という名前を使う。
「ぼたもち」といういい方がなんとなく田舎臭いからだと思う。
でも「おはぎさん」とはいわない。
やっぱりちょっと低く見ているのかな・・・。





これは、タマスダレ。白く美しい花を「玉」に、葉が集まっているようすを「簾」にたとえて、この名が付けられたそうです。別名「ゼフィランサス」「カンジダ」「レインリリー」。花言葉は、「純白の愛、便りがある、期待」。
可憐な花やけど葉っぱや鱗茎には毒があるんですよ。葉っぱをニラと間違える人がいるらしい。

Twitter→@kyo_otoko
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする