京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

白狐が出撃するのかな・・・

2007年12月08日 05時53分04秒 | 社寺


ここは、法伝寺。真如堂の門前にあります。
お寺なのになんで鳥居なの・・・と言いたくなりますね。
春はここは桜が咲いてきれいですよ。いまはあかんけど。



ここは、真如堂の塔頭かも。鳥居は神仏習合的な意味なんだろうな。
ここは、叱枳尼天(だきにてん)をお祀りしています。
叱枳尼天は、サンスクリット語で「ダーキニー」。
「ありがとう」という意ではありません。それは「オオキニ~」です。
そのダーキニーさんは、もともと人間を食べる夜叉神だった。大黒天に姿を変えた大日如来によって改心させられた。大黒天さんは、もともと「マハーカーラ兄貴」または「大暗黒天」とも呼ばれる。青黒い身体に憤怒の表情をした神でちょっとその世界(どの世界やねん)の強面だった。
この兄貴に諭されたダーキニー姐さんは、日本に入ると、狐神信仰と結びつけられ、狐を眷族とする稲荷神として、庶民の信仰の対象となった。商売繁盛に御利益があるらしい。(エライ変わりようやね)
叱枳尼天さんは、一般的に左手に如意宝珠または火焔宝珠を載せ、右手に剣をもち、白狐にまたがって空中を疾駆している女神さんなんだそうです。
ちょっとカッコいいかも。



左にある事務机がなんともいい味だしていますね。
さてここからがちょっと怖いです。
この本堂の裏に回りました。



すると縁の下に祠があるじゃないですか。



こんな感じ。穴が開いています。



覗いてみるとうっすらなにか見えます。



ちょっと失礼してストロボを点灯。
中にも鳥居があります。
なんやろね・・・。
この穴から白狐さんが出撃しやはるんやろか。
コメント (6)
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