京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

七夕・・・星空がみえるといいね

2007年07月07日 06時29分46秒 | 風景・和菓子


今日は、七夕。
保育園とか幼稚園や百貨店ではお飾りがしてありますね。
かわいい願い事がたくさん。
七夕は、本来七月七日に行われていた神迎えの儀式に、中国の行事が結びつき、彦星と織り姫の物語とあいまって民間に広がりました。



神迎えの儀式とは、水辺に棚(祭壇)を設え、その棚に神の衣を織って奉上する儀式です。この衣を織る機織を棚機(たなばた)というのです。で衣を織る乙女(おとめ)を乙棚機(おとたなばた)といった。
その乙女が神さんを迎えるのです。
穢(けが)れを祓ってもらいたい人たちが川で禊(みそぎ)を行い、神さんにその人たちの穢れをテイクアウトしてもらうというものなんです。
この儀式が七夕の元なんです。
※禊/神道で自分自身の身に穢れのある時や重大な神事などに従う前に、自分自身の身を川や海で洗い清めること。
そやけど「七夕」を「たなばた」とは読めへんね。
棚機(たなばた)がもともとの語源みたい。それと7月7日の夕べの行事であったため、平安時代から「七夕」と書いて「たなばた」と呼び慣わしているんですって。

さて、七夕に題材にした上生菓子をご紹介。



長久堂「願ひの糸」



黒糖、琥珀で出来ています。黒い箱に5色の糸が巻いてある。
とても上品なデザイン。金箔がきっと彦星と織り姫さんをあらわしているのかな。
結構しっかりした上生菓子でした。



千本玉寿軒「星月夜」



葛製、黒こしあん。
宇宙を望遠鏡でみたような景色がありますね。
不思議なデザイン。
これも金箔で彦星と織り姫さんをあらわしている。
コメント (3)
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