ダライ・ラマ特使会見「よい方向に」 強硬派、対話に疑問(産経新聞) - goo ニュース
非暴力主義という言葉の響きは耳に心地よい、そうして、友好という言葉も。しかしながら、これらの言葉の裏側で、刻一刻と虐待と民族抹殺という恐ろしい蛮行が進行していたとしたら・・・。
相手が紳士的で善良であれば、話し合いによる解決ほど望まし方法はありませんし、また、その道も開かれていることでしょう。その一方で、半世紀以上にわたって、相手側に騙され、裏切られ続けてきた経験を持つ人々に対して、この対話路線が最善の手段であることを納得させることは困難なことです。アメリカを始め、植民地独立運動の多くが自由のための戦いであったように、独立を闘いによって勝ち取るということも、一つの正当な手段なのです。日々命の危険に直面しているチベットの強硬派の人々は、対話路線への懐疑から、より強硬な路線を選択しようとしていると思われるのです。
こうしたチベットによる自由のための戦い路線は、独立戦争の正当な主張として認めなくてはならないのですが、陸続きである上に、中国との軍事力の差は歴然としています。このため、チベット軍を編成したとしても厳しい戦いになりそうです(無差別テロを行いますと、国際世論を味方にできなくなりますので、要注意!)。国連が動くことは期待できませんので、もし、軍備を整え、正規の軍事行動に備えるためには、他国との間に政治、あるいは、軍事同盟を結ぶしかないのではないか、と思うのです。
同盟が成立すれば、少なくとも、中国政府は、チベットに対してジェノサイドを行った場合、軍事介入を受ける可能性が生じますので、中国政府に対する強力な抑止力にもなるはずです。つまり、チベット亡命政府は、硬軟両面を使い分け、中国政府との対話を継続する一方で、同盟を模索するべきではないか、と思うのです。極めて過激な意見なようですが、どこかで攻撃力(チベットにとっては防衛力)や抑止力を準備しておきませんと、チベットの人々は、力のみを信じる国によって、地球上から抹殺されそうなのです。
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非暴力主義という言葉の響きは耳に心地よい、そうして、友好という言葉も。しかしながら、これらの言葉の裏側で、刻一刻と虐待と民族抹殺という恐ろしい蛮行が進行していたとしたら・・・。
相手が紳士的で善良であれば、話し合いによる解決ほど望まし方法はありませんし、また、その道も開かれていることでしょう。その一方で、半世紀以上にわたって、相手側に騙され、裏切られ続けてきた経験を持つ人々に対して、この対話路線が最善の手段であることを納得させることは困難なことです。アメリカを始め、植民地独立運動の多くが自由のための戦いであったように、独立を闘いによって勝ち取るということも、一つの正当な手段なのです。日々命の危険に直面しているチベットの強硬派の人々は、対話路線への懐疑から、より強硬な路線を選択しようとしていると思われるのです。
こうしたチベットによる自由のための戦い路線は、独立戦争の正当な主張として認めなくてはならないのですが、陸続きである上に、中国との軍事力の差は歴然としています。このため、チベット軍を編成したとしても厳しい戦いになりそうです(無差別テロを行いますと、国際世論を味方にできなくなりますので、要注意!)。国連が動くことは期待できませんので、もし、軍備を整え、正規の軍事行動に備えるためには、他国との間に政治、あるいは、軍事同盟を結ぶしかないのではないか、と思うのです。
同盟が成立すれば、少なくとも、中国政府は、チベットに対してジェノサイドを行った場合、軍事介入を受ける可能性が生じますので、中国政府に対する強力な抑止力にもなるはずです。つまり、チベット亡命政府は、硬軟両面を使い分け、中国政府との対話を継続する一方で、同盟を模索するべきではないか、と思うのです。極めて過激な意見なようですが、どこかで攻撃力(チベットにとっては防衛力)や抑止力を準備しておきませんと、チベットの人々は、力のみを信じる国によって、地球上から抹殺されそうなのです。
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毎回、正鵠を射たご意見で、腑に落ちるというか、十分に納得して帰っておりました。
私は米国在住ですので、欧米のコラムを読むことの方が多いのですが、このエントリーでのご意見を読んで、今まで漠然とわだかまっていた私自身の考えに、着地点を見いだしました。
ダライ・ラマ法王が50年近く続けてきた平和主義は、それはそれで素晴らしい業績だと思いますが、政治的には何の解決ももたらさなかったのが、残念ながら歴史の事実です。
また今回の会談も、世界世論の糾弾の矛先をかわすだけの、中国側の懐柔策に過ぎないのは見え透いており、その間も僧侶への厳しい弾圧が進んでいる事実が、弾圧体制に何ら変化のないことを如実に語っています。
やはり、倉西さまのおっしゃるように、力には合法的な力で対抗しないと、ミャンマーの哀れな民衆のように、棄民政策の犠牲になってしまいます。
幸い拙ブログには、現在毎日3千名近い読者の方が読みにこられていますので、ぜひこの提案をより多くのみなさんにも紹介したいのですが。こちらへのリンクをつけて、抜粋紹介の体裁で転載させていただけないでしょうか。
不躾なお願いで恐縮ですが、どうぞよろしくご検討いただけますようお願い申し上げます。
追伸:拙ブログ『米流時評』のほかにも、チベット支援に焦点をしぼった『フリーチベットブロガーズ』というチベット関連のブログ記事ポータルサイトも主宰しており、倉西さまの『万国時事周覧』も、開設当初から推奨ブログとしてリストアップさせて頂いております。ご参考までに:
http://web.mac.com/ysbee/iWeb/FTB/Home.html
(コメントを投稿しようとしたらURLがリジェクトされてしまいました。Googleで「米流時評」と検索の上ご訪問いただけますよう、お願い申し上げます)
抜粋の転載の件、私といたしましては、全く異存はございません。有り難く、お申し出を受けたいと思います。今後とも、チベットを救うべく、努力を重ねてまいりたいと思いますので、何とぞ、よろしくお願い申し上げます。
週末にメインランドの来客がきており、お返事を確認するのが遅くなりましたことをお詫び申し上げます。
今日レスポンスを読みまして、ご快諾まことにありがたく、感謝申し上げます。
現在、拙文自体は大したものではありませんが、フリーチベットのデモに参加された皆さんの体験談を、記事協力いただいて連載しております。
また、先週来のミャンマーのサイクロン惨状レポートが2・3回分続きますので、その後に掲載させていただきたいと思います。
予定では水曜近辺になりますが、掲出になりましたらお知らせにあがります。
また、チベット支援本体の『FTB』の方は、ネット妨害にあってサーバがクラッシュし(泣)、データ復旧に努めておりましたが、来週には復活したいと思いますので、その際には『万国時事周覧』を特集して紹介したいと存じます。
つきましては、記事転載という形でのチベット支援へのご協力を、なにとぞご承諾いただけますよう、また今後とも非常に有意義な、ソフトな理論武装となる論拠を綴られていかれますよう、お祈り申し上げます。