万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

沖縄分離の工作活動を仕掛ける朝日新聞

2013年04月30日 15時41分19秒 | アジア
沖縄攻撃 ゆがみ増幅(敵がいる:3)(朝日新聞) - goo ニュース
 昨日、東京の銀座で米軍基地へのオスプレイ反対のデモが行われたところ、沿道から”売国奴”というヤジが飛んだそうです。この事件に早速に反応した朝日新聞社は、「銀座デモ沖縄県民に沿道から罵声」というタイトルを付けた記事を掲載し、あたかも、本土の人々が、沖縄県民を罵倒しているかのような錯覚を起こさせようとしています。

 朝日新聞等の左派勢力の魂胆は、見え透いています。まず、「主権回復の日」の式典開催に際して、4月28日は、沖縄が分離された”屈辱の日”であるとする言いがかりを付け、あたかも、日本政府が、当時、”沖縄の分離を容認していた”あるいは”沖縄を犠牲にして講和を実現した”とするイメージを造り出します。こうしたイメージ操作は、歴史に疎い沖縄の若者には効果的であり、本土に対する”反日感情”を掻き立てます。次に、本土側の人々もまた、沖縄に対して対立的な感情を抱くように、情報操作を行います。例えば、本記事では、根拠がないとしながらも、わざわざ中国の工作活動や資金提供などを報じ(おそらくこれは事実では…)、ついでに、「琉球独立論」の活動も紹介しています。銀座デモへのヤジも、朝日新聞側が仕組んだことかもしれませんが、本土の人々も、内心、心穏やかではいられない方向に誘導するのです。かくして、沖縄、並びに、本土の一般の人々の本心とは関係なく、表面上は、沖縄と本土との溝が深まっているかのような幻想がまき散らされるのです。誰もが、この幻想を信じるようになれば、作戦は、半ば成功したに等しく、後は、マスコミでキャンペーンを張ると共に、工作員を大量に動員して、沖縄で分離運動を展開します。あわよくば、日本国から沖縄を切り離すことができますし、独立までゆかなくとも、日本国、並びに、日米同盟に揺さぶりを掛けられると目論んでいるのでしょう。


 こうした情報操作を用いた分断作戦は、意図的に政治的な対立を造り出す際に多用されるm古典的な世論誘導の手法です。既に、陰謀はばれているのですから、いい加減に、朝日新聞社、並びに、その背後の勢力は、日本国に対して分裂工作を仕掛けることは、止めていただきたいと思うのです。

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コメント (4)
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