草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

2012年さくらそう栽培結果

2012-11-14 | さくらそう栽培記録2012〜2016
先日少しだけ鉢の中の様子を見たさくらそう(日本桜草)の残りの鉢を開けてみました。
芽の様子を見て数を数えてから、複数の鉢やポットで栽培している品種は一つのポットにまとめて芽を埋め戻したので、数が減りました。

今年枯らしてしまったのは3品種。
いずれも昨年(前回)の植え替え時に、芽と根茎が枯れてしまって根だけを植えてみたものの残念ながら春になっても葉が出てこなかったものなので、今年葉が出ていた品種は全て生き残ってくれていました。

今年新しく入手した桜草鉢の栽培結果が気になっていたのですが、鉢底付近が丸い形状のために水はけが良いようで、鉢底石やゴロ土の類を使わなかったにも関わらず以前から使っている他の桜草鉢や駄温鉢と比べて根腐れしているものが少なく、5号鉢では概ね良い結果が得られました。

同型でも4号鉢では土を乾かし過ぎてしまったのか、芽が小さいものも一部に見られたので、来年は水やりに注意するつもりです。

今まで根腐れが少なからず見られたタイプの桜草鉢などには、軽石や桐生砂の中~大粒をゴロ土として入れてみましたが、効果があったのか根腐れが少なく芽も大きく育っていました。

一回り大きな6号桜草鉢に4芽植えたものは、根腐れこそ少なかったものの芽の大きさが植え付けた時よりも若干小さいように見受けられたので、私の栽培環境および栽培方法では何らかの工夫が必要というか、4芽植えるには5号鉢で十分なように思いました。

鉢の種類(材質)による根腐れの多少の違いが今年は例年より顕著に現れた印象があります。

私の栽培方法では、駄温鉢は3.5号、4号、5号の大きさを問わず根腐れが起こりやすいと改めて感じました。
でも実生ポット苗の増加により今度の植え付けでは図らずも駄温鉢は使わないことに・・・

桜草鉢は、先に記したように種類によって違いがあるものの、全般的に駄温鉢よりは根腐れが少なく見えました。
しかし栽培ということだけを考えると、その値段に見合う価値は無さそうな気が・・・やはり鑑賞価値を重視すべき存在なのかもしれません。

根腐れの少なさ、芽の成長ともにばらつきが小さく好結果だったのが9cmと10.5cmのビニールポット(ポリポット)。
栽培することだけを考えれば、少なくとも我が家の環境と私の栽培方法に最も適した栽培容器だと言えます。
似たような性質だと思われたプラ鉢の方がやや根腐れしやすいように感じられたのは意外なことでした。

今シーズンはほぼ全ての栽培品種を、3.5、4、5、6号の鉢または10.5cmポット一つと、9cmポット一つ、という組み合わせで栽培しました。


9cmポットに1芽(小さな芽の場合は2芽)植えた100前後の品種の中で、完全に枯死したものは皆無で上の画像の根茎が枯れて根だけが生き残っている状態のものが1つという結果となり、予備が無く芽が小さくなってしまった場合に数年間花を見られないとは考えられるものの、9cmポット1芽栽培でも案外枯らさず維持することはできるのかもと思いました。

もちろん気に入って大事にしている品種はできる限り多く栽培して絶やさないようにしたいものですが・・・
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