草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

鉢の種類とゴロ土・鉢底石、さくらそうの場合

2012-11-27 | さくらそうに関するあれこれ
私はさくらそう(日本桜草)を10年ほど栽培していて、以前、栽培品種数と鉢数が少ない頃にはゴロ土(鉢底石)を使っていたのですが、数が増えてくると再使用する際に粒の大きさの違う土と石とを分けるのが面倒になったこともあって、使わなくなっていました。

しかし今年は、今まで我が家では根腐れさせてしまうことが多いと感じていた、数種類の桜草鉢と山野草など用の鉢(鉢底の傾斜が小さい形状のもの)に使用してみたところ、根腐れした株が昨年までよりも少なく見えました。

該当する鉢の数が、4号鉢が2種類計6鉢、5号鉢が3種類各1鉢、合わせて十鉢足らずという少なさなので、たまたまかもしれないものの、昨年、軽石を多めに混ぜた水はけの良い用土を試してみた時には、それまでと目立った違いが見られなかったので、今年のゴロ土(鉢底石)は効果があったようにも思います。

鉢の高さの四分の一あたりから鉢底にかけての部分がかなり丸みを帯びていてボウルに近いような形状の桜草鉢にはゴロ土を使いませんでしたが、根腐れするものが少なかったので、鉢の形状によっても違いがあるのかと思われます。

同じく私の栽培方法では根腐れしやすい駄温鉢では、ゴロ土を使っても根腐れしている株が多かったので、よく分からないところもあるのですが、これは3.5号、4号、5号とサイズが違っても似たような状況のため、私の栽培方法には駄温鉢は適していないということなのかと考えるようになりました。

9cmや10.5cmのポットのような小さい栽培容器の場合は、もともと深さが浅い上にゴロ土・鉢底石を入れるとさらに用土の量が少なくなってしまいますし、私の栽培では4号以上の鉢の場合と比べると根腐れしていたとしても程度が軽い事がほとんどなので、使わなくても良いかなと今のところは思っています。

ビニールポット(ポリポット)と言えば、水はけが良い環境が適した山野草などの苗に使われていたりする、側面と底面の境目あたりにも穴の空いているポットや、硬い材質のポットでは部分による偏りなく水がはけそうに見える構造のものを見かけますが、もしかしたらゴロ土・鉢底石と同様の効果が期待できるのかもしれません。

ただ、その類のポットは鉢底網をセットしにくく、穴が隠れる程度までゴロ土を入れた方が簡単という感じもあるので、それをするなら日本桜草の場合は通常の鉢底穴一つのポットでも良いのでは、という気もしなくはありません。
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