草花好きのひとりごと

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日本桜草の簡単な?育て方7.植え替え1(芽分け)

2011-12-17 | 日本桜草の簡単な?育て方
この記事は2013年以降更新していないため、現時点では栽培方法として不適切と考えられる内容が含まれている可能性があります。

桜草は、毎年古い根茎や根が枯れて新しいものへと世代交代します。
鉢植えを育てていると、日数の経過とともに用土の水はけが悪くなるものです。
桜草を水はけが悪い土に植えていると、根腐れが起きやすくなりますし、桜草の芽は株の前の方というか先の方にできるので、何年か経つと鉢の縁の方ばかりに生えて、上から見るとドーナツのような姿になります(^_^;

それは格好良くないですし、根腐れしても困るので、毎年植え替えます。
毎年は大変だから1年おきにできないの?という人もいますが、そうすると桜草の古い根茎とか雑草の根とかが絡み合って植え替えの作業がかなり大変になるのと、2年目になると根腐れが起こりやすいように思うので、面倒でも毎年植え替えた方が失敗が少ないと思います。

複数の品種を育てている場合、桜草の楽しみ方の一つに、鉢を並べてそれぞれの品種の花の違いを見比べて楽しむことがあるので、1品種ずつ別々の鉢に植えるのをおすすめしたいのですが、場所が無いとかの理由でまとめて植えたいというのであれば、それはそれで構いません。

植え替えの時期は、南関東の場合、11月から2月頃です。
葉が出た後の2月下旬から3月でも可能なのですが、葉が折れたり切れたりしやすいので、葉が出る前の方が作業しやすいです(^^♪


まず、鉢から株を取り出します。
桜草の根の他に雑草などもあるので、土は固まりの状態となっている場合が多いです。

土が濡れていると、根についていて分けにくかったり手が泥だらけという感じになって作業しにくいものですが、1週間ほど前から水やりをしないでおくと、ほどよい湿り具合になる感じがします。

雑草を抜いていき、土を指で揉むようにすると固まりが解れてきて、桜草の株が目の前に現れます。
指でつまんだ株を鉢や作業用の容器の縁や地面などに根を軽く叩き付けるようにすると、土が落ちます。

大きな芽の付いている根茎から、小さな芽を外していくような感じに芽を一つ一つに分けて植える方法と、株のまま植える方法がありますが、小さい鉢でも華やかに見せるためには、芽を分けて大きなものを選んで植えると良いです。
株のまま植え付けるのは、どちらかと言えば大きな鉢やプランター向きの方法だと思います。
こうして芽を分けるので、芽分けという言葉が使われることもあります。


鉢や用土の用意ができていないとかで、すぐに植え付けないときには、今まで育てていた土でポットなどに仮植えしておきます。

ポットの深さの半分弱くらいまで土を入れ、苗を並べて置いて上に土を入れます。
葉が伸び始める前に掘り出して植えつけるので、普通に植えるときよりも多少深めに埋めても構わないです。


品種名が分かっているものは忘れずに名札を挿しておきます。
苗をカラカラに乾かさないように土が乾いたら水をやります。

ちょっと長くなりますので、この続き、植え付けは次の記事で
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