秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

湯の町暮らしに 晩春を惜しみ、初夏の装いに輝く瀬戸風峠を歩いて

2017年04月27日 | Weblog


抗いようも無く時間は過ぎ去り行き晩春もわずかな影のように薄まりて、いま、ここに、
初夏の影が迫りくる足音を匂いを嗅ぎながら身体を吹き抜けて、雑木林のあちこちに
濃いみどりをまばゆく輝かして現れ始めた

小さなこんもりとした森の青さに新鮮な質感に気づきを感じて咄嗟に潜り込みたい衝動を
抑えながらも、異質な時間と空間に身体、脳、を任せてみたい誘惑を吹っ切った

陽射しをまともに受けると汗が噴出すくらい暑いのだが、いったん木々の陰になるとひんやりとした風に
身体がうれしくなって心地よい、その道端に普通の見慣れた花でも咲いているとこの上もないものだ

ゆっくり草花を眺めて歩いたり、走ってみたり、早く歩いたり、と歩くことにリズムを取り入れていると
普段に見落としていた「気づき」がひらめくことだってある

歩くことは音楽であることが多い、生身の身体、脳、は精神の奥深いところにリズムを持っているのか
ひとつの行動をするにしても同じ一定のリズムで遣り通すことは難しい、そこに緩急をつけてやれば
やりたくないことも、面白く、楽しくやれるかも知れない

ぼくの身体や脳は歩くことにリズムを求めているらしく、音楽と同じような感覚でいつもリズムを考えて
歩いている、抗いようもなく過ぎてゆく暮らしの時間、空間を自分好みのリズムに取り入れて
自由に生きていけば、人生という芸術も、随分面白く楽しく生きられるかも知れないと思う



























































































コメント
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