萌えるような、若葉の、鮮やかな、緑葉に、山々を包み、山里を包み
山家を包み、甘く切ない匂いに身体は沈んでいく
山家に寛いで、何もしなくていい、ただただ、縁側に腰掛けて小鳥の囀りを
聴くだけだ、目の前に、手が届きそうなところに、いろいろな、小鳥が舞い降りて
餌を啄ばんでいる、どんな小鳥か知らないのが残念であるが、鳴き声を聴いていると
時を忘れてしまう、今年もやってくるだろうか、あの、アカショウビンの鳴き声が。
去年一昨年と続けて、山家の縁側で聴いたアカショウビンの鳴き声は忘れられないものだ
直ぐ近くの森にいるのだが、姿を見せない、滅多に森の外に出ることは無く、鳴き声は
すれど姿を見たひとはなかなかいないのではないかな
「キョロロロロロ~~キョロロロロ~~」と、燃える想いの、甘く切なく歌うような鳴き声は
一度聴けば耳から離れない、今年も聴きたいものだ、どうしようもなく聴きたい
祖谷の友より「今朝がた、アカショウビンの鳴き声を聴いたよ」とたよりあり
友聴くやアカショウビンの初夏の彩
まだ、お眼にかかれないアカショウビン