茶の木はがんばった、茶の木は耐えた、茶の木は偉かった、茶の木は粘り腰で
イケイケギャルのA子ちゃんを助けた
祖谷の女性は逞しいかぎりだが、それに、みんな綺麗なひとばかりで祖谷は良い
それに引き換え、男どもはどうだ、どこに雲隠れしていたのだと云いたいが
ひとりは池田で雪合戦の打ち合わせと称して酔いが回っていたようだし、一人は
用事が済むとさっさと山奥の我が家にひっこんで仙人のように読書三昧で水仕掛けの
現場には居ない、またその本のタイトル「謎の蝶アサギマダラはなぜ海を渡るのか」
の呪文を唱えて座禅をしていたらしい
ひとりは下の俗世に塗れて仙人の呪文も羽もよれよれになって、青息吐息の体たらくで
ブツブツブツブツ不平不満を呪文の変わりに唱えているようである
祖谷の山里も本格的な雪シーズンに突入したようだが、まだ、湿った重い雪質のようで
降り始めは雨のようなドタンドタンと大きな音を立ててドサっと降ってきた、が、しかし
続かずに、小降りとなったりして、気温が高めなので融けたりしていた
本格的な積雪になるかどうかは、気温と本降りになるかで決まりそうである