秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(暑中お見舞い申し上げます)

2012年07月23日 | Weblog
しもに住む読者の皆様方、暑中お見舞い申し上げます。
毎年、毎年、紫外線の質が悪くなっております。
…そんな本日休日!
戦ってきました。
大量の雑草!!!

町の雑草を、人間に例えると、
『行儀の良いおばさま』
なら、
祖谷山の雑草は、
『わやくな…チュウハンなおばさん』
みたいな?

竹あり
石あり
岩あり
杉あり
かずらあり
おまけに 止めは
どっかの家に繋がっている、水の
《ホース》

ホースが至る所に、顔を出している。草苅機では、傷を付けてしまうから
ホースのありそうな場所は、《カマ》で刈っていく。

カマと、草苅機を使い分けながら、黙々と刈っていく。
草苅機は、燃料タンクに穴が開いて、一昨年、応急処置をしていたが
さすがに今年は、ポタポタと漏れている。
落ちて蒸発する量に、負けないように、フル稼動させると言う
へんてこりんな発想のワタシ?

いつもより、燃料がもたないから、すぐに草苅機がギブアップしてしまう。
刃の部分も、ガタガタいって、波打っている。苦しそうにしながら、頑張った草苅機。引退だ。お暇をあげよう。

…で、ワタシは毎年、この草苅の季節になると、考える。
近所の家が、一件しかなくて、親戚もいなくて、誰~も我が家に
帰ってこないシチュエーションな人は、
果たして?家の周辺の雑草を刈るのだろうか?

花壇の手入れを、するのだろうか?
落ちて倒れた、竹を必死で切るのだろうか?
落ちて倒れた、枯れ木を片付けるのだろうか?
スンマセンッ
ワタシの本日の、農業日誌?な内容でした。

早い話しが、
祖谷弁で言う、
《めぐらをしやける》※周辺を片付ける
と言う行為は、誰かを迎える為の、心遣いではないだろうか。

ヴヴヴ婆さまは、この季節になると、人を雇ってまで、石垣の草を刈っていた。
なんで、そこまでやるの?と聞くと、決まってこう、答えた

『ふう悪いけんの~』※体裁が悪い
ここが、ワタシと違う。ワタシは、水源地の周りの草しか、刈らない。
お墓の周りしか、刈らない。
体裁は、気にしたことがない。

あと一日は、かかるかな?雑草との闘い。
毎年、刈らなければ、固い固い、枝になってしまう。

ここの草苅も、ワタシの代で 終わるだろうなあ。
そんな事を考えた

夕立
カミナリ
蜩の声
青草の匂い
集め焼き

混ざりものの無い場所で
何もない場所で
時空を駆けた…気がした

やっぱり 祖谷の風
夏色 透明~
贅沢な場所から
愛を 叫ぶっ!
草 々


































コメント
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