秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(ファンタジーなお時間ですよ)

2012年06月28日 | Weblog
そこは…
国道からほんの少し離れた、渓流沿いの場所

ひたすら日没を待つ…闇にならない 夜はない…
夕刻の集落に
ポツリポツリと灯がともる。
と…とりあえず書いたが、待てども、待てども灯は 点かない
あの家も
その下の家も
……灯り…つかんし
空き家か…?
もしかして?
あの上も 空き家か…

訳あり世帯の方々に、まとめてお越し頂いて、空き家をお貸しして、元気な方々には?
畑も作って頂いたら、昔のような、活気溢れる場所に、復活出来るかも 知れない

そんな無責任な事を考えながら…ワタシは 夕刻をひたすらに待った……忘れた頃に

ドンっと 日が沈む
遂に 訪れる
ご対面の時間
長かった…
逢いたくて 逢いたくて
でも 逢えなくて
恋しくて 恋しくて
でも 逢えなくて…

じっと 目を懲らして、谷川に沿った茂みを見つめる
水の流れる音
自然の吐息を集めたような、伝えられないような、無音

チカッ チカッ
シュッ シュッ
ポッ ポッ
キラッ キラッ
シューン シューン

流星群のような
闇夜の イリュージョン
キラリ キラリ

なんで~!
なんで~こんなに
ファンタジ~!
ええん? めちゃくちゃファンタジ~!

蛍 蛍 蛍
ホタル ホタル ホタル
真っ暗闇に キラッ
無音の闇に キラッ

感動…感動…
ワタシ シアワセ
感動を 独り占め

※(平日だから)

昔は 我が家の横の谷に 当たり前に ホタルが飛んでいたのに
そんな 当たり前は、いつしか 失くなって ホタルを探すことさえ 難しい… 現在

やっぱり この町の この谷川には 住んでおりました ホタルちゃん!
ありがとう!
川岸に 住む 皆様
ありがとう!
ホタルの 住める 環境を 残して下さって!

脳みそから
爪の先まで
リフレッシュ出来ました。
待つ事 2時間
待った甲斐が ありました

こんなに 柔らかい
優しい 光を
こんなに 静かに 見ていられるなんて
「ホタル見にきてね」
の手書き看板
多分 地元の町興しグループの方々のおもてなしっ ありがとうね

ハマル この感覚
癖に なりそうです

自然は 有り難い
消費税なんか 存在しない

ホタルが 飛んでいた
あたりまえに 飛んでいた
あの 時代は
何もかもが モノクロで
何もかもが モノクロだったから
全てが キラキラしていたんだね

いろんな色が 殖えすぎて
ココロが 迷いだして
ヤヤコシイ時代に
なって しまったんだね

ココロのキラキラを
持ち続けよう
ココロに ホタルを
住まわせて
ユルユルと チカッチカッと
そんな 人間に
わたしは・なりたい

祖谷の東の国から
名曲に乗せ、心を込めて雄叫びを

『ほぉたぁるぅ~!』
草 々














































コメント
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