秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(やがて空き家にて③)

2012年04月30日 | Weblog
ゴールデンウイーク三日目。新緑の候小雨なり。
いつものようにクンクンクン「梅雨の匂い」がした。

全国各地から、観光客が押し寄せている。仕事帰りの対抗車線
バンバンしものナンバーの見かけない車が、固まって走っている。
かずら橋の通行料金で、三好市は観光財源はかなり確保されている。
ありがとうございます。お客様。一礼。

景観!景観!景観!
より…
ガタガタの道、舗装してや~
落ちそうな 生活道、なんとかしてや~
雪 降ったら、除雪車すぐに出動してや~

言っていけば、キリがない程の問題は山積みなのだけど…私はヒラメイタ~!
今 この村で儲けたかったら、重伝建の集落の一部の土地を購入し、個人で小屋を建てる。
壁の色は、赤色 黄色 青色 …でお庭に廃車を集めてきて、山積みする。
ついでに ペットボトルの風車 200本位 並べる。
色はもちろん、赤青黄色~!

『景観が~ブチコワシデス~!あのヘンテコな家をなんとかシナサイ~!』
と 指令が出る。
市の職員が、飛んでくる。
「ワタシの家よ!何をしてもワタシの自由よ!」
と 開き直る。
すると、数日して 職員が再び訪れる。
『この土地と家を売って下さい…』


ワタシなら 売る。
三千万なら! 売る!

やがて 宮殿の近くのプールとか 橋も…景観に併せて リニューアルするのかな?
景観に併せて 公衆トイレも増えるのかな?税金の遣い道が、昔と全く変わってないっ!
『ほどほど』と 言う言葉がある。
祖谷の『ホドいも』は おいしい。

…で空き家で 思い出す、親孝行者の話し。
私の知り合いに、親孝行な、真面目な潔癖な男子がおりました。
彼は、母親を看取る為に、数年間家族と離れ、明石市から祖谷に帰りました。
逆出稼ぎパターンです。やがて、母親を看取り、彼は明石市に帰る際に
空き家になった生家の茅葺きの屋根を包んでいた、古いトタンを一式張替えました。

13年位前の話しです。
彼はあの時、ワタシに言いました。
『今更、屋根なおしても、空き家になるさかい、あほらしいに他人からは見えるだろうけど、
なんや…な…両親があずって建てた家をな、みすみすボロボロになるのは、気の毒やでな…
屋根さえキッチリしておいたら、雨が入らん…家が腐るのちょっとは…
ましになるかと…思ってな』

こんなセリフでした。ワタシ…めちゃくちゃ、記憶力ええ?ややこしい?オバサン
あの時の、故郷を去る覚悟をした彼の胸中は、空き家の屋根に 込められておりました。
彼は この宿借りブログの主様と 性格が似ております。お顔もなぜか? 似ております。

…で今夜こそ
ラストにしようと思っていたのに~またダラダラと お話してみました~
なんちゅうふてぶてしさ
おそるべしっ!宿借り!他人のフンドシで相撲を取る!
世の中 ワタシみたいな輩が 蔓延っているみたい…?
明日こそ ラストだ!
続く~♪






































































コメント
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