山さとに病みて臥せける老女あり去年に逝きしと訊くは哀しき
とし老ひて黄泉の国へと旅立ちし里びと多かり侘しき祖谷かな
山のべに病みし老女を訪ふけれどみ雪の日にぞ逝きて留守なり
春愁や孤独に病みて庵を出ず
風ありてはらはら音や竹の秋
古草や今年も生きて孤独かな
とし老ひて黄泉の国へと旅立ちし里びと多かり侘しき祖谷かな
山のべに病みし老女を訪ふけれどみ雪の日にぞ逝きて留守なり
春愁や孤独に病みて庵を出ず
風ありてはらはら音や竹の秋
古草や今年も生きて孤独かな