奥祖谷春点描 山々の春

最近の登山ブーム、特にGPSを使って登山道でない藪こぎをして山々を
這いずり回り、ネットに貼り付けて宣伝する登山者が増えてきた。

それを見た初心者が真似をして歩き、山々を荒らし、すき放題歩き
遭難が多発している現状をみるに、最早山歩きは趣味だからとの甘えは
許されない時期に来ているように思える。

山歩きをする方々はいまさらと思うかもしれないがこれまでのように
蝶よ、花よ、と浮かれて楽しい山歩きをして、１０年、１５年と楽しみ
老いて歩けなくなるとポイとゴミのように山を捨てて省みない、自分の
山ではないし、まして遠い他所の山などのことは知ったものではないとの
考えは断じて許されるものではない。

ネットで散々自分の山歩きを宣伝しておいて、歩けなくなると、「あとは
どうなろうと知らないよ」との登山者が如何に多いことか。

東祖谷の地元の人たちはこのような登山者が山々を荒らしまわっていることを
どのように考えているのであろうか、許していいものであろうか
自分たちに実り豊かな山々が崩壊していくのを黙って見過ごしていいのだろうか

林業に携わる人たち、それを束ねている森林組合の人たち、この土地に暮らしている
人たち、みんなひとりひとりが美しい祖谷の山々を愛しているではないか
みんなが団結して山々の維持管理に努力すべき時である。


































































今日の東祖谷山里の花　菜菜子さんの携帯写真